ふと目について拝見したブログの漫画の部分に、昔の自分を見つけてリブログさせていただきました。

私は幼少時から両耳難聴です。
私の両親は難聴を全く意識させずに育ててくれましたが、何度も聞き返したりとか、学校で適当に相槌うったりとか、席を意識したりとか、成長するにしたがって自分が聞こえていない事を意識するようになりました。

高い手術費入院費を出しても、何とか治してやりたいという両親の気持ちが親になった今、身に染みて分かり有り難く感謝の気持ちでいっぱいです。
でも、何回も手術しても治らなかった私の耳。すまなかったな。自分ではどうする事もできなかったけど。
最後の主治医の医師からは、片耳(左耳)がもう少し聞こえてたら、もう一度手術してみたんだけどゴメン…と言われて、その時に諦めがつきました。
親の気持ちって、切ないですね。自分の子どもには同じ思いをさせたくなくて、少しの異常でも直ぐに病院へ連れていって早めの治療をしてもらいました。特に息子は中耳炎を起こしやすかったので。風邪をひいたら鼻水をすすらないよう、鼻のかみ方とか神経質なくらいに教えました。幸い成人した今、聴力の異常はありません。

両親は辛かっただろうな。私にそんな素振りは見せなかった…
親を責めたりなんかしない。
漫画にもありましたが、これが自分と生きてきましたから。

あらためて親への感謝の気持ちを引き出してくれたこのブログに感謝します。


耳の障害は、見ためで分かりません。
カミングアウトには、必ずごめんなさいと先に前置きを入れています。

一番悲しいのは、何度も聞き返して「聞こえないなら いいよ!」って吐き捨てられた時。

身近に耳が不自由な方がいたら、ゆっくりとはっきりと、正面から話してあげて下さい。

そうしてもらえたら、嬉しいです。