私が住むところは
昔は
田んぼと畑ばかりの
農村地帯。

私がお嫁に来たときは
田畑が宅地化して
アパートや住宅が
あちこちに建っていましたが、
それでもまだ
田んぼもハウスも畑も
ありました。

最近は次々に
田んぼに土が入って
家やアパートマンションが
建っていきます。


固定資産税が
とにかく高いですし
若い後継者もなくて
農業を続けていけない
相続税も払えない
そんな理由からだと察します。


そんな住宅環境ですが
私の町内のなかでも
我家の周辺は
昔からの元農家のお宅が
集合しているので
隣組のお付き合いが
他よりも密だと
感じています。

うちの隣組には
月掛けというものがあります。
昔は納税貯金組合という
組合会費だったのか?
古めかしい当番札があります。

毎月持ち回りで
各家千円ずつ集金します。
それを積み立てにして
お正月の隣組新年会の
資金にするのです。

残額は更に積み立てられて
まとまったお金になると
新年会で分配します。

その集金当番が
今月はうちが当番。

積み立ての期日が
決まっているので
本当はその日までに集めて
入金しなくてはならないのですが
先に建て替えで入金しておき
自分の体調見計らって
14軒を数軒ずつ
集金に行っています。

一軒一軒回りながら
それぞれのお宅で雑談。
庭木や花の話
家族の話
健康の話

普段近所に住んでいても
私はあまり出歩けないので
こうして近所の方と話をするのは
貴重な時間です。

集金を通して
隣組の絆を深めて
交流の機会に
なっているのですよね。

町内会にしても
隣組にしても
時に面倒だったりしますけど
災害時における
隣近所、地域の繋がりは
やはり大事だなとおもうのです。

あのお宅は
どんな方が住んでいて
健康状態なども確認できる…

月掛けの集金は
そんな役目も
果たしている気がします。

今日は5軒
集金してきました。

久しぶりだね、
お宅の皆さん元気?


そのことばが
嬉しかったです。