裾野球場

第一試合を観戦してきました。


†流れる~衣~今日の一歩†-201007110849000.jpg


写真カメラは、これ一枚だけです。

ですが、今日の観戦で心のフィルムに焼き付いた一枚があります。

撮ろうかと思いましたが、緊迫した場面であったのでやめました。


球場に着いて、父母会のご父兄の方々の中にどこかでお会いしたことがあるお顔の方がいました。
顔に見覚えがあるのにすぐに思い出せず…

すれ違った時に、お互いに会釈。
主人が「I君のお父さんだよ。元Fソフトの…」と、教えてくれてやっと顔とお名前と記憶の中のお姿が一致。

私の中でのIさんの記憶は、Cソフト(元Fソフト)の監督さんでユニフォーム姿の記憶ばかり…父母会父兄としてのお姿を見たのは今日が初めてだったのです。

カメラを持ち、最前列でフェンス越しに息子さんと仲間たちの姿をカメラに収めていらっしゃいました。

試合は三回… 満塁…
ピッチャーマウンドには先発ピッチャーのI君…

Iさんは、カメラを膝元に下ろしマウンド上の息子さんを見つめていました。
バッターに長打を打たれて大量失点…
Iさんの右手の指がフェンスに掛かり、その指がぎゅっと握られた瞬間…
私の心のフィルムにシャッターが切られました。

Iさんだけではない、我が子を見守る父母会の方々の心中はそれぞれに切ないものがあります。
ハラハラドキドキとても落ち着いては観ていられません。
他の子たちのプレーには大きな声援を送ることができるのに、我が子のプレーは固唾を飲んでただただ祈るように見守ることしか出来ないのです。
私も息子が現役時代はそうでした。

Iさんの後ろ姿
父親の背中…

美しいものがそこにありました。


試合はI君は先輩エースピッチャーにマウンドを譲り中盤に…相手ピッチャーの四球やエラーとヒットで同点に追い付きながらも、外野フライやダブルプレイでチャンスに勝ち越し点を取ることができず、終盤に長打を打たれて勝ち越されてそのまま逃げ切られて負けてしまいました。

残念でした。


サポートの父母会の皆様、お疲れ様でした。