2014年7月、パリ7日目はオペラ・ガルニエを見学しました | 妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

2016年9月病院で愛妻が亡くなりました
夫は翌年大学生になった娘と愛犬2匹と暮らしていました
2022年11月二女が動物病院で亡くなりました
2024年1月に三女が後を追うように亡くなりました
大学生の娘と二人家族になりました

当時は元気に存命していた妻を家に残し、長女と父親の私2人によるフランス旅行=珍道中はいよいよ7日目を迎え夕刻のANA便で帰国の途に着くことになりました。

最終日はホテルからほぼ徒歩で行けるオペラ・ガルニエを見学することにしました。チェックアウトをしてからフロントに荷物を預けたまま長女と2人で歩きました。義妹とはランチの時刻にオペラ座界隈のホテルで待ち合わせることにしました。

到着したその日の夕刻の散歩で外観を眺めたとき、帰る前に内部を見学すると決めていました。着いてみると見学の人数を制限している訳ではないのでしょうが、それほどの行列ではありませんでした。空いているので割と短い時間で済むのかとも思いました。

しかし受付を済ませて中を歩いてみると、荘厳さばかりでなくその規模の大きさに圧倒されてしまいました。客席に行くための大階段と吹き抜けの高さ、観客席を眺める場所も客席なのですが、そこから下に降りることは出来ません。舞台とは距離がありますが、見晴らしは最高でした。ともかく大き過ぎて、豪華過ぎて、日本の劇場の常識ではとても説明出来ません。私は毎月歌舞伎座に通ってますし、新しい歌舞伎座、特に4階の幕見席は半分以上は外国人で埋まることもあり、日本が誇る観光名所の一つだとは思いますが、その大劇場の歌舞伎座もスケールの感覚ではオペラ座とは比較しようがない、まあ比較のレベルではないと思い知らされました。何しろ建物の中に図書館・博物館が併設され、それを見るだけでも大変な時間がかかります。こんなこと一所懸命書いていますが、中がどうなっているのか全く記憶出来ませんでした。記憶する必要は無くただただ感ずればいいのだと自分に言い聞かせ、相当な時間も経過しましたので、そそくさとオペラ座を後にして義妹との待ち合わせ場所に向かいました。