その日、僕は手紙を出した。
ゆきりんに最初で最後の
ファンレターを書いた。
これは僕の覚悟だった。

『柏木由紀さんへ
僕はあなたのファンでした。
あなたに救われ
あなたに元気をもらい
あなたに夢の楽しさまで
教えてもらった。
正直今でもあなたが好きです。
好きで好きで心臓が
爆発しそうです。
でも、僕はファンをやめます。
夢を見てるだけでは
夢は叶えられないと思ったから
もし、僕が本当に
あなたの事が好きで
あなたが夢を
追い続けているなら
僕が辿りつく夢の先で
また会えると信じています。』

僕の名前や住所は
一切書かなかった。
返事が返ってくるのが
怖かったから。
きっと、
後ろを振り向いてしまうと
おもったから。
ごめん美穂。
もう立ち止まらないよ
絶対に夢叶えるから。
ごめんゆきりん。
今まで本当にありがとう。

その帰り道
僕はAKBとしての日々を
思い出した。
仲間って良いもんだな。
そう思った瞬間。
僕の顔へ1枚の紙が
へばりつく。
そこには、こう記されている。
『アイドル男子!!!集合!!
PhoeNix
オーディション
来年GW開催!!』
それは、神様が与えた
道しるべだった。
フェニックス…。



第5章 完



23時14分



今日は
ある作戦を決行しました


まぁ現時点では
いえないんだけど。笑




↑最近ホンマに多いな。笑




別に書いてもいいんだけど




最近は忙しくて
手短かに済ましたいんです
すみません。笑




では



さんけけ。



柏木が目を覚ましたのと
同日同時刻。
参斗も目を覚ます。
その横には
ユウガオ博士が立っていた。
「博士…おはよう」
博士は喜んだ。
「どうじゃった?
上手くいったのか?」
「うん…」
「そうか成功したのか」
博士はまた喜んだ。
「ねぇ博士…
美穂の墓参り行かない?」
博士はその言葉に
少し動揺した。
だけど参斗の意志に負け
行くことにした。

僕たちの地元にある
大松墓地に美穂の墓はある。
「どうして墓参りに?」
美穂の墓石を目の前に
博士は僕に聞いた。
「博士、墓参りに
行ってないんじゃないかな
って思ってさ」
博士は何も答えなかった。
僕は続ける。
「実は僕
アイドルを目指してるんだ」
その言葉に博士は
驚いているようだった。
「アイドルって美穂の…」
「確かにこの前まで
美穂のためだった
美穂のためでしかなかった
でも今は思うんだ
美穂のためだけじゃない
自分のためにもアイドルに
なりたいって
美穂の夢が僕の夢になった。
きっと美穂の夢が伝染したんだ。
博士にはないのか?
夢とか目標とか」
博士は悲しそうな顔を見せる。
「ワシの発明品のせいで
美穂は死んだんじゃ
そんな資格ない」
「けど…
博士の発明品が
ゆきりんを救った」
「え?」
「そうだろ?」
博士はニヤリと笑みを浮かべた
「ワシな学校の先生になるのが
夢じゃったんじゃ
今からでもなれるかの?」
その言葉には驚いた。
でも絶対になれる。
そんな気がした。
「なれるよ博士なら」
「そうか…
なんだか元気が出てきたわっ」
柏木は
1人のダメ少年を
救っただけじゃなく
1人の老人の心をも
救ったのだった。
「ありがとうな、参斗。」
博士の言葉に
参斗は何も答えなかった。
ただニッコリと笑顔を一つ
彼に見せた。