"母"を乞ううる人は
夕方家路に着く時の
他人の家から流れてくる
料理の匂いに
心寂しくなります
夕飯を作って待っていてくれる筈の母は
想像の中にしか
居なかったからです
兄が成人していたとは言え
子供だけで暮らしていた私達を
『どうしてるのか心配だったよ。』と口では言うものの、
自分はちゃっかり別の男性と義父の元から逃げていた母は
元来そういう人なのか
悪びれもせず親戚や私達にまでお金を無心してくる人でした
見栄っ張りで出掛ける時は姉の持っている宝石を借りてまでして出掛け
皆が別々に暮らし始めた時は
姉の家に真夜中友人を連れてくる始末
どんな家庭の母親も
こんなものなのでしょうか
そんな訳ないですよね
あんな暴力的な男と子供を残して
数日間、自分だけ
家出した事もある
"母親"という名の
"女"が
私の大好きな
母親でした…
続く
【閲覧注意】"母"を乞ううる人…⇦最初から読んで下さる方へ
今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました