皆さま、こんばんは。
吉田歯科クリニック 副院長の桜田です。

まだまだ暑い日が続きますね。
ふと川辺を歩くと、ゆったりと流れる水のように、体の中もお口の中も「見えない流れ」があるのだなと感じます。
実は、むし歯や歯周病は「細菌感染症」です。
どんな細菌が、どのくらいお口の中にいるのか…普段の生活では目にすることができません。

そこで役立つのが 唾液検査 です。
数字や専門用語だけではわかりにくいリスクを、「見える化」してお伝えできるのが大きな特徴です。
唾液検査でわかること
- むし歯や歯周病のなりやすさがわかる
- 細菌の量や種類を目で見て確認できる
- 一人ひとりに合った予防方法を考えるきっかけになる
役立つの?
検査結果は、数値だけでなく「細菌の集まり(コロニー)」として表示されます。
患者さんからは「こんなにいるなんてびっくり!」という声もよくいただきます。
自分のお口の中を客観的に知ることで、歯みがきや食生活を見直すきっかけにつながります。
さらに結果は、わかりやすく分類されるため、直感的に理解しやすいです。
最後に
むし歯や歯周病は、多くの場合、正しいケアで防ぐことができます。
唾液検査は「自分のリスクを知り、未来の歯を守る第一歩」になると思っています。
川の流れが静かに続いていくように、皆さまの毎日も健やかに続いていくことを願っています。
ぜひ定期検診と合わせて、唾液検査を体験してみていただければ幸いです。
お困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
近年、朝日新聞や東京新聞でも報じられているように、歯科技工士不足が深刻化しています。被せ物や入れ歯をつくる専門職でありながら、若い成り手はほとんどいません。長時間の労働と低い報酬、そして将来への希望が見えにくいことが大きな理由です。入れ歯の保険診療崩壊が目前です![]()
しかし、この問題は技工士に限ったことではありません。実は歯科医師自身も同じ壁に直面しています。診療時間が埋まっているため、若い医師がじっくりとトレーニングできる余地は少なくなり、かつてのように「診療後に夜遅くまで模型やマネキンで練習する」文化も、働き方や世代の変化により難しくなっています![]()
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さらに言えば、これは料理の世界にも共通しています。日本料理の板前やフレンチのシェフもまた、営業時間中は目の前の顧客対応に追われ、若手が技を磨くのは「営業時間外」に限られてきました。長時間労働や低い報酬の中で修業を積むスタイルは、もはや現代の若者にとっては現実的ではなくなっています。
つまり「営業時間=生産時間」と「訓練=投資時間」がぶつかる構造は、歯科も料理界、技術職全般に共通して抱える問題なのです。
一方で、ドイツなどヨーロッパでは歯科技工士が同じ国家資格として高い報酬と社会的評価を得ており、研修の仕組みも制度的に整っています。料理の分野でも、フランスの料理学校のように「学ぶこと」に正当な価値を与える文化があります。だからこそ職人の誇りが守られ、技術が次世代に受け継がれていくのです。
対して日本では、歯科医療費が過度に抑えられ、外国人にも容易に保険が使え財源が圧迫される一方、現場は「質ではなく量」を求められています。その結果、歯科も料理も「安さと効率」を優先せざるを得ず、専門職を育てる環境が失われつつあります。当院も日々の診療でこの矛盾に直面しています。質を守るために、当院では「短期的に済ませたい」「説明は要らないからとにかく治療だけを」というご要望にはお応えできないことがあります。むしろその方が来院者にとっての不幸を防ぐことになると信じています。
専門職を守ることは、国民の笑顔と健康を守ることにつながります。今こそ、この課題に社会全体で目を向け、ともに未来を築ければと思います![]()







