ということもを踏まえ、全く個人的な備忘録ではありますが、今年も個人的ベスト作品を列記してみます。
頭に★がついているものは、僕が2013年に特にたくさん聴いたものです。あくまでも内容の良し悪しではなく、僕のバイオリズムとの一致の度合いの問題です。全て文句なしの傑作ですので、あしからず。
◎新譜[ブルーズ/R&B]
★《Blues In My Soul》 Lurrie Bell
王道のディープ・ブルース集。前作に引き続き、絶好調。
★《My True Story》 Aaron Neville
キース・リチャーズ全面参加&プロデュースの古典R&B集。「鳴ってなくても構わないキースのサイド・ギター」が実に渋い。
★《Memphis》 Boz Scaggs
往年のメンフィス・サウンドにノックアウト。こんなのずるい。
《I Need a Holiday》 Dan Penn
チープ・ディープ・ソウル。紛れもない趣味の世界ですが、そこにずっぽり。
★《W.C.カラス》 W.C.カラス
日本語ブルースの金字塔。
《1968 Vol.3》 近藤房之助
この躍動感ったら!
《New Face》 トータス松本
溢れだす創作意欲が2枚組に結実。
《Senior Bacchanals》 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ
ライヴでおなじみの曲がずらり。ついに音源化した〈栃東の取り組み見たか〉に乱舞。
◎新譜[ロック]
★《'Til Your River Runs Dry》 Eric Burdon
イントロからして、躍動感が違う。エリック翁による「How To 最高の歳の重ね方」。
《Time》 Rod Stewart
この方も、良い年の取り方をしましたね。ぴちぴちのR&RとR&Bです。
《Made Up Mind》 Tedeschi Trucks Band
ゴールデン夫婦。
《Zooey》 佐野元春
言葉が立っている、あらゆる音が生きている。
◎発掘・復刻盤
★《A Dord Leading Home ~songs by DAN PENN》V.A.
もう、全部名曲ですよね、そりゃ。
★《Live at Rockpalast 1980》 Ronnie Lane Band
これ、最高。ピアノのステュの手元がこんなに映って、こんなに大きな音で収録されているのは、事件です。ロニーも覇気に満ちています。
《The Show Must Goes On》 Sam Dees
これぞ、必殺のソウル・ミュージック。名盤の復活が嬉しい!
《Sam, Hard and Heavy》 Sam Samudio
ファンキーで土臭い演奏に、ややとぼけた歌。デュエイン・オールマンのスライドが空を飛ぶ! 1971年作。
《Rarities》 Rod Stewart
70年代のレア音源集。さすがのクオリティ。
《I Need Your Love》 Steve Marriott
60年代のスモール・フェイセズ以前の音源から、ハンブル・パイまで。この人のアプローチ、バランス感覚、なぜかツボです。
《Performance ~The Complete Recordings》 Humble Pie
71年5月のフィルモアでの4回のステージをコンプリート。同じ曲が繰り返されますが、その熱気には圧されます。
《悲しいことばっかり》 RCサクセション
1972~73年のカセット録音、突然の、待望のCD化です。すげー黒い!
◎The Rolling Stones
『Sweet Summer Sun』この20年のライヴ作品の中でも、ぴか一です。圧倒的ステージに興奮しっぱなし。