小林正観さんは言う。

人生で起こることはみな必然である、と。


6/21のあの出来事。

どうしたら起こらずに済んだのか?

坂井泉水さんのお墓参りなど行かなければよかったのか?


確かに前日おかしなことが起こった。

仕事帰り、花屋の閉店間際、仏花が6本残っていたのでラッキー、買えると思っていたら、そそくさと入店した男性がその仏花6本を全部買っていき、売り切れになってしまった。

そんなこと普通あるか?

と思った。


結局新宿のお店でその後買えたのだが、あれは「お墓参りなど行くな」という知らせだったのか。


だが、私は精神的に疲弊していた。


教員採用試験がまさかの39歳までという年齢制限があり、受験不可の電話が来たのがその10日前の6/11。急いで仕事を探さなければと焦るが、40過ぎで民間企業こそ就職は厳しい。


藁をもすがる思いで、少しでも勇気づけられればと坂井泉水さんのお墓に詣に行った次第だった。


それなら、39歳になる前に教員採用試験を受けていればよかったのではないか?そうすればそもそも今回のことは起こらなかったのではないか?


ただ、数年前の私に東京都の教員採用試験を受けろと言っても、聞く耳は持たなかっただろう。


そう考えると、途端に真実味を帯びてくる。


小林正観さんの言う、人生で起こることはみな必然であり、すべては生まれて来る前の自分の魂が決めたシナリオ通りなのだということが。


私はZARDファンになってはいけなかったのか?

私は坂井泉水さんを好きになってはいけなかったのか?

それが私の魂が決めてきたシナリオだと言うのか?


考えれば考えるほど分からない。

いっそこのまま消えてしまいたい…