諭吉と樋口と野口とわたし。〜キャプテン渡辺に愛を込めて〜 -2ページ目

諭吉と樋口と野口とわたし。〜キャプテン渡辺に愛を込めて〜

主にギャンブルについて。
敬愛するキャプテン渡辺風の文体でお送りします。

ボーナスは淡々と進んでいった。
そもそも何を引けばどうなるのか、という基本的なことがわかっていないのだ。

とりあえず爺だから鳴らせばよいのだろう、くらいの気持ちだった。

そうこうしているとボーナス終了間際、何やら見覚えのある画面に。

「む?これギラギラ爺夏のムームーか?」と訝しんでいると、賑やかな音とともに、ジースプラッシュなるものが始まった。

どうやら上乗せ特化ゾーンらしい。
どうしたらよいのやら、手探りで回していると、150枚ほどの上乗せに成功した。

「なるほど、これでゲーム数を引き伸ばして鳴らしやすくするわけか。」

私は即座にポイントを理解した。

この理解の速さ、東進ハイスクールの講師陣も驚きだろう。

そしてしばらくすると、強チェリーから再びのジースプラッシュ。

これもまあまあの枚数を稼ぐことができた。


そしてすぐさま3度目のジースプラッシュ。

そこで現れたのは…











流石に驚いた。

あるとは聞いていたが、まさか初打ち初ボーナス中に見れるとは思っていなかったのだ。

その後もジースプラッシュが頻出した。

結果的には七度のジースプラッシュ突入。

おそらく初打ち初ボーナスではギネス級であろう(んなこたない)。







最終的にはここまで伸びた。
一発のボーナスとしてはかなり上出来だと思う。


大盤振舞に突入した後もちょこちょこと上乗せやボーナスを重ね、最終的には








なかなかまとまった出玉となった。


この段階で投資は8000円のまま。
今なら3万オーバーのプラスである。

ここでヤメれば何ら問題はないはずだ。
だが左の耳もとで悪魔がささやいた。


「パチンコの元手ができたね…」




その声に従い仮面ライダーや北斗・百烈、仕事人などを放浪し、気づいたら投資は3万5000円まで膨らんでいた。


ハッと我に返ったところで実戦終了と相成った。


投資35000円、回収42200円。

なんとかプラスはプラスで終わることができた。


だが、悪魔に身を委ねたために無用な戦いをしてしまい、何人かの諭吉っつぁんが旅立ってしまった。


この悲しい出来事を我々人類は忘れてはならないだろう。


「ノーモアちょっと浮いたからって、調子こいて打ちたい台を打ち散らかす行為!」と子々孫々伝えていこうと考えている。