陣ケ下の森の植物便り180 2020年1月下旬
‘20.01.26 角南義治
寒中の森
寒中らしい寒い日がやってきました。森の木立は葉を落とし、曇天に黒い枯れ枝を伸ばし、寒さに耐えて佇んでいます。
近くの市街地では、早くもオオイヌノフグリやハハコグサが咲いていますが、森の林縁部には、未だ、花は見当たりません。しかし、山野草は芽生え始めています。寒中の森を、春の気配を探しながら散策しました。
1. 森の様子
西原口の背後にはすっかり葉を落としたコナラの高木が寒そうにそびえています。森の落葉樹はこのような姿になっているでしょう。
西原口
中段の散策路は落葉樹の枯れ枝にかこまれていました。
中段散策路
下段の散策路から見た水路側の森も枯れ枝の林になっています。
下段散策路から
2. 赤い実
枯れ枝が目立つ高木の裾を囲む灌木の茂みに、点々と生っている赤い実が目に留まりました。花のないこの時期に、黒々とした森の景観に彩りを添えているのはアオキの実です。
アオキは随所にある灌木で、これから実が赤く色付きます。ただ、雌雄異株で実の生る木は半数ほどでしょうか。特に下段散策路に多いようです。
アオキ
林縁部の茂みに小さな赤い実が生っていました。近寄ってみると、マユミです。殻のように見えるのは果実で、中の種子も赤く色付いています。散策路にはやや大きな木もありますが実の生らない木もあります。雄株でしょうか。
マユミ
3. 山野草の芽生え
春到来を告げるスミレの芽生えは前回紹介しました。暖かい年は寒明けに咲くこともあるので、そろそろ花芽が出るかもしれません。
中段散策路の入り口近くの路肩でクサイチゴが芽生えていました。春にはやや大型の白い花が咲くでしょう。
クサイチゴ
下段散策路中ほどの、広めの林床にホソバオオアマナが芽生えていました。晩春から初夏に6弁の白い花が咲きます。仲間のアマナも同じ形の花で、ベツレヘムの星と別名が付いています。
ホソバオオアマナ
4.陣ケ下自然愛好会から
森つくりボランテイアの「陣が下自然愛好会」は林床の整備と花の咲く山野草を増やす活動をしています。
活動日 毎月 第2,4土曜日。 集合 西原口 9時30分 雨天中止
活動 2月3月は冬芽と芽生えの観察の予定です。
参加希望の方はこのブログにコメントするか、西原口等の掲示板を参照願います。






