みなんさは
【現状維持バイアス】
この言葉を聞いたことはありますか?
人間の脳は
「変化を嫌い、現状を維持したいという本能」
を持っていて、これを
【現状維持バイアス】
と呼びます
分かりやすい例で言うと、
通勤にはいつも同じ道を使う
電車はいつも同じ車両に乗る
バスではいつも同じ席に座る
そのほかにも
購買活動、資産運用、恋愛などでも
慣れ親しんだものを選択するという
「現状を維持したい」
というバイアスが毎日の生活の中で
無意識に働いています
そしてこの現状維持バイアスは
勉強をする際にも
無意識に働いています
長年英語学習のサポートさせて頂き
良く見る光景、それは
【英語学習を習慣化できない】
生徒さんたち
そしてこの場合
お子様の場合のみならず
保護者の方も
同じループに入っている事が多いです
英語を上達させるには
【毎日の積み重ね】
これは避けて通れないポイントです
毎日コツコツと単語を覚え
文法のルールを学び
実際に耳で聞いてみて
英作文を書いてみて
英語で書かれた本を読んで
実際に英語で話をしてetc
皆さんが日本語を覚えたのと同じような過程を
英語でも行う必要があるのです
これを何年も何年も続けた結果
皆さんが憧れる
【英語を自由自在に操れるかっこいい人】
になれるわけです
もしくは
【理想の大学に入学できる】のです
皆さんが英語を始めた時は
とてもモチベーションの高い状態で
入会されます
しかし
その状態をキープして
毎日コツコツと続けられる人
と
入会した時のモチベーションがなくなり
半年後には
家庭学習ができない方に分かれます
定期的なカウンセリングの際
モチベーションが下がっている
生徒さん、親御さんへ
お話をさせて頂き
入会されたときのモチベーションを
思い出していただきます
そして気持ちを新たに
今後どのような形で家庭で英語に触れていくか
一緒に考えていきます
ここで
「子供が学校から帰ってきたら
単語の暗記と英検問題集を毎日2時間やらせます!」
という様な報告をいただくことがありますが、
正直、
「Oh, no...」
と思うのです
そう。
ここで思い出して頂きたい
私たちの脳の構造
【現状維持バイアス】
わたしたちの脳は
変化を嫌うのです
現状維持を好むのです
言い換えると
急激な変化は
脳が拒絶反応を起こすのです
今まで毎日10分も英語に触れなかった子が
急に毎日2時間英語に触れなさい!
と変化を強いられる
間違いなくお子さんの脳は
拒否反応を起こし
一歩間違えると
そのまま英語自体に拒否反応を起こし
一生の英語嫌いにもなりかねません
ではどうしたらよいか
どう英語を習慣化させればよいのか
その答えは、
脳に気づかれないように
少しづつ少しづつ
新しい英語習慣を取り入れていくのです
ダイエットを例にとれば
「明日から3日間断食する!」
と決めても本能が拒絶し
脳は断食しなくても良い理由をどんどん集めてきて
簡単に断食は続かなくなります
そうならないために
毎日少しづつご飯の量を減らしてみたり
毎日少しづつカロリーオフの物に置き換えてみたりして
脳に気づかれない様にすることで
ダイエットを継続することができます
英語学習をしている
みなささんが
もしくは皆さんのお子さんが
英語学習を定着できずお悩みであれば
【現状維持バイアス】
という脳の特徴を考慮して
勉強スケジュールを立ててみてくださいね