名無しのカフェ -4ページ目

名無しのカフェ

他愛もない日常のことだったり
ポケモン(擬人化)の設定や小話だったり
ハンドメイドでレジンアクセサリーとか作ったり

雲居様宅の椿さんお借りしました(*´∀`)

↓↓↓↓


黒紅「…………」


輝尾「…………」


椿「…………」スッ…スッ…


黒紅「…………」ウト、ウト


輝尾「……のぅ、黒紅」


黒紅「……、……あ?」


輝尾「お前が煙管をふかしながらうつらうつらするのも珍しいのだがな…」チラリ


椿「…………」スッ…スッ…


黒紅「だがな、何?」フー…


輝尾「……その状況は一体どういう…」


黒紅「……あー?……あぁ、これな」


椿「…………」スッ…スッ…


黒紅「椿、上手ぇんだよ。ブラッシング」


輝尾「……ふーむ…」


黒紅「……次は何?」


輝尾「いやなに、椿殿がお前の髪をブラッシングするに至った理由とは何か、とな」


椿「…特に…意味はないんですけど。どうも気になって……」スー…スッ…


輝尾「ふむ。気になる、とは?」


黒紅「風呂上がったあとの、洗いざらしの俺の髪がどうも気になるんだと」


輝尾「ほぅ。それは何か?水も滴るいい黒紅の色香云々の、」


椿「ではないです」


黒紅「…なんだ水も滴るいい俺って…」


椿「…ただ、そのままにしてるのが勿体ないな、と……」


輝尾「なるほどそういうことか。確かに、こやつは自分の見た目など気にするタイプではないからなぁ」


黒紅「……否定はしねぇ。つか、俺のこたぁいいからさっさと服着ろ」


輝尾「少しは気にしたほうが良いと思うが…今更か。

……よっこいせ」


椿「…………」


黒紅「あんたのその掛け声こそ気にした方が良いと思うが?」


輝尾「いやな、立ったり座ったりする時につい出てしまうのだよこれが……、おや?」


椿「?」


輝尾「俺の髪も梳いてくれるのか。椿殿は優しいなぁ」


椿「あ、すみません、流れで……」


輝尾「いやいや、謝る事ではないさ。


……ふむ。
黒紅がうつらうつらしてしまうのも頷ける。

しかし……」


椿「?」


輝尾「椿殿が女子でないのが唯一悔やまれるなぁ…」


椿「……それは…なんというか…すみません?」スッ…スッ…


輝尾「どこからどうみても男子だし、立派なモノもついとったしなぁ」


椿「……それは…ありがとうございます…?」スッ…スー…


輝尾「あぁそうだ。礼…とまではゆかぬが、マッサージでもしてやろうか」


椿「え」ピタッ


輝尾「む?」


椿「…いや、礼とか別に…いらな、」


輝尾「まぁまぁ、そう遠慮する事はない。マッサージは得意故、損はさせぬよ」


椿「いや、遠慮ではな、」


輝尾「見たところ、右肩の方が少々凝っているようだし、腰にも疲労が溜まってきておるのではないか?」


椿「……まぁ、…いつもよりは…」


輝尾「放っておいたら痛みが出てくる上、無意識に庇ってしまう故別の箇所にも負担がかかってしまうからなぁ。今の内に解消してしまった方が良いよ?」


椿「…はぁ、そー…ですね…?」


輝尾「うむ。では早速、」


黒紅「おいお前ら、そろそろ閉めるぞ。あんたも、おっぱじめんなら自分とこ連れ込んでからにしろ」


椿「…おっぱじめる…?…連れ込む…?」


黒紅「うちは防音じゃねぇし、そういう所と勘違いされちゃ困るんだよ」


椿「…そういう、所…?」


輝尾「それもそうだなぁ。椿殿は我慢強そう故、心配はないと思うが…万が一汚してしまったら迷惑をかけてしまうしなぁ」


椿「…汚す…?」


黒紅「それに、椿が足腰立たなくなったらどうする。湯抜いちまったからな」


椿「…足、腰………」


輝尾「あぁ、そうだった。
……ふむ、仕方がない。椿殿、」


椿「すみません、弟待ってるんで俺、帰ります。遅くに失礼しました。また来ます。礼は本当にいらないので。では」ガラガラ…ピシャッ


黒紅「……?」


輝尾「おや」


黒紅「なんだ?あんた椿になにしたんだ?」


輝尾「俺、というよりはお前の言い方が誤解を招いたのではなかろうか?」


黒紅「あ?なんで俺だよ?別に嘘は言ってねぇだろ。あんたに施術された奴らは悲鳴を上げるか喘ぐかするだろ。
マッサージすんならオイル使うだろうし
腰なら、しばらく動けなくなる奴も出てくる。
湯張ってりゃ、回復効果ですぐ動けるようになるかもしれねぇけど、抜いちまったしな」


輝尾「確かに、嘘ではないがなぁ…。どうしてくれる。しばらくは椿殿に避けられてしまうではないか」


黒紅「しらねぇよ。つか、俺はまだもう一仕事残ってんだよ。あんたもさっさと帰れ」


輝尾「……ふむ、そうだな。そうするよ。お前もあまり無理するでないぞ。マッサージが必要ならいつでもやってる」


黒紅「ん?いや、結構だ。あんたの腕が確かなのは知ってるが、うちには自慢の湯がある」


輝尾「あぁ…、フフッ そうであった」


黒紅「それに、ブラッシングのおかげで大分リラックスできたし。今日の依頼は捗りそうだ」


輝尾「ふむ、それは何より。俺も今日は良く寝れそうだ。

ではな、また来るよ」



黒紅「いつも言ってるが、閉めてから来るな。今日は椿に免じて開けてやったが、次は営業中に来い」


輝尾「ははッ わかっておるわかっておる」ガラガラ…ピシャ…


黒紅「……わかってねぇな。あれ……」










黒紅,輝尾『あれ?……そういえば……、弟いたのか納得』←今更。