【報告】3.4「ウクライナを侵略するな!ロシアは即時撤退を!」 総がかりユースアクション緊急行動 | ロシア・CIS・チェチェン

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おいプーチン、チェチェンから撤退しろ!今ならまだ間に合うぜ by アンドレイ・バビーツキ

報告:「ウクライナを侵略するな!ロシアは即時撤退を!」 総がかりユースアクション緊急行動

 

3月4日18:30時から、東京にあるロシア大使館前で、「ウクライナを侵略するな!ロシアは即時撤退を!」総がかりユースアクション緊急行動が、取り組まれました。主催は、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会青年PT」で、結集した市民は約400名。全国一般全国協や新宿地区労など、労働組合の参加もありました。

 

ロシア大使館の規制が強く、門前には5名ずつしか近づくことが出来ません。そこで集会は、大使館手前の路上に結集し、シュプレヒコールをあげ、声明文を読み上げ、数名が反戦・平和の思いをアピールしました。同時に、5名ずつ数組が順に門前まで行って申し入れ行動をしたり、プラカードを掲げて侵略戦争に抗議したりしました。

 

ウクライナ現地では4日、ロシア軍がウクライナ南東部にある欧州最大級の原子力発電所「ザポリージャ原発」を攻撃し、占拠しました。ロシア国内では、政権に批判的なラジオ局「モスクワのこだま」が3日、解散に追い込まれました。すでに、民間ネットメディア「ドーシチ」へのアクセスは遮断され、SNSの規制も強まっています。また、「反戦」を訴える小学生が逮捕されました。

 

集会では、若者が「情勢は目まぐるしく展開し、専門家は様々なことを言うが、重要なことは変わらない」と発言していたのが印象的でした。重要なこととは、「戦争反対」「ウクライナに平和を」「原発を攻撃するな」「ロシア軍は撤退せよ」「日本の核シェアリング反対」といった叫びでしょう。世界や日本の各地で、反戦運動は次々に予定され、今後も続きます。

 

【声明】侵略行為に強く抗議する。ロシアはただちにウクライナから撤退せよ(声明)

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

     

2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻し、複数の都市への攻撃で市民も含む多数の死傷者が生じたと伝えられる。国連憲章と国際法を踏みにじり、国際社会の批判も歯牙にかけないロシアの侵略行為に断固抗議し、ウクライナ市民への連帯を表明する。ロシアには軍事行動をただちに中止して、ウクライナから撤退するよう強く求める。

    

ロシアは、今回の軍事行動が親ロシア派の支配する地域からの「要請にもとづく保護」の目的であり、国連憲章51条にもとづく「集団的自衛」の行為だと主張している。自ら一方的に「独立」を承認した地域・集団との「集団的自衛」など認められるものではなく、法的な根拠のない侵略行為そのものである。

    

ロシアは親ロシア派の支配地域にとどまらず全土で軍事行動を行ってウクライナの独立と主権を脅かしている。事態は極めて深刻でひっ迫している。この蛮行に世界の市民が抗議の声を上げ、自国の政府と国際社会が毅然とした態度で臨むよう求めていく必要がある。日本政府は国際社会とも歩調を合わせつつ、武力によらない紛争解決を宣言する憲法にもそった最大限の対抗措置をロシアにとることを求める。

    

また今回ロシアは、核兵器大国であることを誇示して国際社会の批判や制裁の動きに対抗する姿勢も示した。成立している核兵器禁止条約に反する威嚇も断じて許されることではない。国際社会からの孤立を招くし姿勢にも強く抗議する。(2022年2月25日)