私は非常にヒゲが濃いです。その上に肌が色白ですので、ヒゲを剃った跡が「青々」としていて、いかにも「オヤジ」くさいです。

そして、いくら朝入念にヒゲを剃っても、その「青々」とした剃り跡は、昼ごろにはもう伸びてきたヒゲで「黒々」と色を変えてしまいます。

初めて行く床屋さんでは、ヒゲを剃ってもらうときに必ず、「お客さん、ヒゲ濃いですね」と言われてしまいます。

昔かたぎのベテランの主人のいるお店に入ると、私の濃いヒゲに、床屋さんとしての挑戦心が湧きあがるのか、いかにも切れ味が良さそうなカミソリで、タップリと時間をかけて処理してくれます。

だいたいその夜は、剃り跡がヒリヒリ痛くて、眠れません。

行きつけになった床屋さんに、そのことを話すと、ヒゲ剃り担当の奥さんから「ヒゲ脱毛」の話を聞きました。

なんでも、外回りの営業をしている、髭の濃いお客さんが、接客上のマナーとして「ヒゲ脱毛」を試し、非常に満足しているそうです。

ですが、私の仕事は接客業ではないので、費用をかけてまで処理を行う気にはなりませんでした。

床屋の奥さんに聞いた「ヒゲ脱毛」の話も、忘れるくらいに月日は流れ、私はある地方で一人暮らしをしていました。仕事で家族と離れ、単身赴任をしていたのです。

ある遅く起きた休日の朝、いつものようにヒゲを剃ろうと思い、鏡を見た私は急に「ヒゲ脱毛」の話のことを思い出しました。

ネットでもいろいろ調べて「渋谷でおすすめのヒゲ脱毛サロンはココ!」のような渋谷のヒゲ脱毛サロンのサイトも発見しました。


しかし、その時同時に頭に浮かんだのは、「髭なんて毛抜きで抜けばいいじゃないか」という考えでした。なぜか今まで、一度もそんな考えが浮かばなかったのか?その時はそれが不思議でした。