この記事は、Speedcubing Advent Calendar 2020の11日目の記事として、Leonが執筆させて頂きました。

なお、昨日(10日目)の記事は、ツチダさんの「csTimerと両手タイマーの接続について」でした。ツチダさんの感覚による怪しげな数値が満載でしたね!Nyanyanくんと組んできっとキュービストの実力が分かる怪しげなスカウターでも作ってくれることは間違いないでしょう!(サイクシート不要論)

そして明日(12日目)の記事は、ほかさんの「L4E - pyraminx 4flip」です。ラスト4エッジのことでしょうから、きっとビッグキューブが速くなる解法の伝授なんでしょうね!私は5〜7までYau棟梁式なので縁はなさそうですが・・・。PyraminxのL4Eでしたね・・・どちらにしろ私はPyraminxできないので縁がないのは一緒でしたが・・・(;´∀`)

 

  • はじめに
  • 自分語り
    • 4x4キューブとの馴れ初め
    • tribox Contestへの初参加
    • 4x4公式大会デビューとYau Methodへの道
    • タイムはお金で買います!
    • 公式初Sub60秒の瞬間!
    • 平均Sub50秒への道(非公式だけど)!そして伝説へ・・・
  • さぁここからが本題です!
    • 目指すゴールを定めよう!
    • 現在の平均タイム帯が1分30秒以上の方の場合
      • キューブの配色を覚える
      • Yau Methodを自分の物にする
    • 現在の平均タイム帯が1分~1分30秒台の場合
      • パート毎の練習
      • 2センターパート~ラスト8エッジ(L8E)パート
      • ゆっくり回しはビスケも教えていた!?
      • OLL・PLLパリティ
      • 3x3パート
  • 最後に

はじめに

皆さんこんにちは(もしくはこんばんは)!始めましての方は始めまして!与野ルービックキューブサークル(YRCC)の代表をやっているLeon(りおん)です!

 

ここで、与野ルービックキューブサークルについて説明しておきます!

 

与野ルービックキューブサークル(略してYRCC)は、スピードキューブやキューブ系パズルに興味を持つ老若男女が集まった地域サークルです。2016年の12月に設立しました。所属メンバー数は30名程となります。

 

埼玉県の与野(旧与野市、現さいたま市中央区)にて、地域の公民館をお借りし、毎月一回キューブの勉強会を開催したり、たまに、サークル主催の公式大会を開催させて頂いたりしています。

 

また、自分達の勉強会以外でも、公民館の要請で子どもやお年寄りなどにキューブの講習会を開催したり、お祭りなどのイベントに参加したりと幅広く活動しています。

 

いつもはビジターさんもいらっしゃり、総勢50名前後で活動しているのですが、現在はコロナ禍ということもあり、所属メンバーのみで細々と活動している状況です。

 

ということで、与野ルービックキューブサークルをよろしくお願いします!!

 

はい!サークルの宣伝になってしまい申し訳ございませんでした!m(_ _)m

本題に入ります!

 

タイトルにある通り、結構いい歳(40歳〜50歳を想定)になってからスピードキューブを始めたおじさんで、4x4キューブを始めてみたけど中々速くなれずに苦しんでいる方々を対象とし、私のこれまでの経験を踏まえて、どうすれば単発Sub60秒を狙えるのか、記録していた私のソルブ動画を交え書かせて頂きました。

 

なお、本気で4x4が速くなりたい方や若い方には、私の記事なんか有害図書以外の何物でもありませんので、まずは、ROCK MEN所属の阪大生じゃない人_(:3 」∠)_さんの『4×4×4 Yau method 甘やかし編』をご覧頂き、Yau Methodを己の物としてください。

 

次は、さじーさん(※1)の2019年のアドカレ記事『Speedcubing Advent Calendar 2019 / 4×4 Yau Method tips』を読めば、個々の場面においてどのように判断すべきか等、テクニカルなことが学べると思います。

※1.言わずと知れた、元日本チャンピオンの佐島優(さじまゆう)さんです。

 

更にぶっ込んで追求したい方は、さむ君(※2)の『4×4 Yau method エッジ上級編(とおまけ)』あたり(他にも、さむぶろぐには有用な4x4の記事が転がっていますので、興味のある方は探してみてください)で勉強すれば、Sub60どころか、十分Sub50を狙えると思いますので、本気の方はこれらの記事を参考にしてください。皆さん、私にとっては4x4の師匠です(と勝手に思っています)。

※2.京大スピードキューブサークルKUbersに所属していた佐村健人(通称Sum)さんのことです。ちなみに、WCA(世界キューブ協会)のサイトで佐村さんの記録を探しても見つかりません。不思議ですねぇ〜。

 

自分語り

4x4キューブをやっている方にとって、Sub60秒というのは超えられそうでなかなか超えられない一つの壁かと思います。

 

かくいう私もその壁を超えられず非常に苦しみました。ここでは、私がどのような紆余曲折を経て、その壁を乗り超えることができたのか、少し昔語りをいたします。長い話になりますが、その中に壁を超えるヒントがあるかもしれませんよ!?

4x4キューブとの馴れ初め

私が最初に4x4キューブに興味を持ったのが、2016年9月くらいの大人のキューブ勉強会(※3)でのことです。お友達のsunfield1128さんが4x4キューブを回しているのを見て「カッコええ!」と思ったのが発端となります。この時点では、大会(Tachikawa Open 2016)にも初参加して3x3の公式記録も残し(単発41.90秒、平均52.90秒)、練習でもぼちぼち単発40秒を切るタイムが出始めていましたが、同時に3x3にも少し飽きが来ている時期で、練習も惰性になっていた頃です。
※3.日本におけるオンラインキューブ販売ショップの老舗であるtriboxさんと、富士通ルービックキューブサークル(FRCC)の方々が開催していた、大人向け(と言ってもお酒を飲みながらと言う意味での大人向けですよ♪)の勉強会です。2020年2月21日の勉強会を最後にコロナ禍になってからは久しく開催されておりません…。
 
迷わずtriboxさんで4x4キューブをポチリました(笑)
 
最初に購入したのは、QiYi QiHang 4x4x4だったと記憶しています(何せお値段が1,050円と大変リーズナブルでしたので)。当時はまだ磁石入りキューブなど無く、今となっては非常に回しにくいのですが、当時触らせてもらったルービックリベンジに比べたら遥かに回しやすく、大変驚いたことを覚えています。
 
一緒にtriboxさんの4x4手順書も入手し、実家(山形)への帰省の途上、新幹線の車中で必死になって解いておりました。最初の記録は何と60分です!2回目以降はコツを覚え、20分程度で解けるようになりましたが、4回くらい解いただけで山形駅のホームまで辿り着いてしまったのも今では良い思い出です(笑)
※当時の愛機と手順書。4x4手順書は現在既に販売終了となっているようです。

tribox Contestへの初参加

その後約1ヵ月半ほど練習を重ね、何とか手順書を見ずとも解けるようになり、2016年11月13日(日)のtribox Contest(※4)で4x4に初参加しました!初記録は単発3:24.217、平均3:49.428で、DNFの方を除くと最下位(参加者70名中、66位!)でした(笑)
※4.「トライボックスコンテスト」もしくは「トリコン」とも呼ばれています。triboxさんが開催しているオンラインコンテストです。毎週開催されており、上位記録を残した方、もしくは抽選にて当選された方にtriboxさんのポイントが付与されます(皆勤賞を取るとびっくりするくらいのポイントを頂けたりもします)。
 
最初は記録を残せたことに満足していましたが、やはり上位者の記録を見ていると自分も速くなりたい欲望が沸々と湧いてきます!そこから3x3は放り出して、毎日4x4の練習です!大人のキューブ勉強会で、「まずは3x3を確り練習して、ある程度速くなってから4x4に手を出した方がいいよ」とアドバイスは貰ったものの完全無視!おじさんは大抵有用なアドバイスを無視しがちです(笑)
 
おかげ様で(何のおかげか分かりませんが)、そこから1ヵ月半後の2016年最後のtribox Contestでは、単発2:16.323、平均2:38.193まで持っていくことが出来ました!tribox Contestで4x4にチャレンジしてから約1ヵ月で、丸々1分近くタイムを更新したことになります!
 
この頃の愛機はMoYu AoSu miniを経て、QiYi WuQueでしたが、このWuQueが大変回しやすい!その後、半年ばかりはWuQueを使い続けていました。タイムはハードウェアにも左右されるので、皆さんもぜひ良い愛機を見つけてください!

4x4公式大会デビューとYau Methodへの道

そこから約4ヶ月。tribox Contestの記録も平均1分45秒前後となり、単発でぼちぼち1分半切りが出始めていた頃、初めて4x4の公式大会に参加しました!2017年4月に宮城県仙台市で開催された東北大会2017(Tohoku Open 2017)です!この大会で、初の公式記録として単発1:35.88、平均1:40.57を残すことが出来ました!
 
この結果に自信を持ってその後毎日練習しましたが、なかなかタイムが上がりません。そこで抜本的な解決策として解法を変更することにしました。実はここまで、コーラ式(※5)と呼ばれる解法で解いていたのですが、これをYau Method(※6)と呼ばれる解法に変更しました。結果、よくある話ですが、タイムが一時的に素晴らしく落ちる(1分台→2分台)こととなります(笑)
※5.4x4の解法の一つです。詳しく知りたい方は、日本最大のキューブナレッジサイトである、Cube Voyage様の記事をご覧ください。
※6.やはり4x4解法の一つで、上位陣はほぼこの解法を使用しています。詳しく学びたい方は、ROCK MEN所属の阪大生じゃない人_(:3 」∠)_さんの『4×4×4 Yau method 甘やかし編』をご覧ください。
 
中々タイムも上がらず、Hoya Method(※7)を試してみたり、コーラ式に戻したりと、一ヶ月近く迷走が続くこととなります。おじさんは大抵迷走するのです(笑)。
※7.こちらも4x4の解法の一つです。詳しく知りたい方は、日本最大のキューブナレッジサイトである、Cube Voyage様の記事をご覧ください。ページ一番下にHoya Method解説動画へのリンクがあります。
 
最終的にYau Methodに落ち着き、そこから地道に練習を重ねることにより、3ヶ月後には元のタイム帯へ戻ることが出来ました。更にその3ヶ月後には、平均1分20秒台までタイムが向上することになります!
 
4x4をやっているおじさんキューバーとしては、平均1分30秒を切るのはかなり速い部類になるかと思います。
 
この頃参加した東京ピラミンクスオープン2017(Tokyo Pyraminx Open 2017)では単発のみでしたが、1:14.78という記録を残すことが出来ました!

※その際のソルブ動画です。まだまだ先読みが出来ていないのであちこち見回したりと無駄な動きが見えます(3x3パートは気にしないでね♪)

タイムはお金で買います!

まぁ、またしばらくはそのタイム帯で停滞が始まるのですが、ここに救世主が現れます!MoYo AoSu GTS M!そう!遂にマグネット入りキューブが一般に手に入るようになったのです!!4,500円!高っ!!(笑)
(この後、QiYi WuQue mini M→MoYu AoSu GTS2 M→MoYu AoSu WR Mを経て、現在の愛機はYJ MGC 4x4x4だったりします)
 
このマグネットコーティングが施されたキューブを使用することで、伸び悩んでいたタイムも10秒近く跳ね上がることになり、平均で1分10秒台が出るようになりました!おじさんはお金でタイムを買う良い事例です(笑)
 
その後も練習を重ね、2018年3月に開催された与野ルービックキューブサークル主催のYRCCオープン2018(YRCC Open 2018)では、単発1:03.26、平均1:10.70を叩き出し、その2ヶ月後に開催されたTriboxオープン春2018(Tribox Open Spring 2018)では、単発1:01.61、平均1:04.61と、念願の平均Sub65秒を達成することが出来ました!!(どちらかというと、平均Sub65秒よりも、現triboxチーフテクニカルアドバイザーである寺田さんに4x4の記録で勝ったということだけが嬉しかったのを覚えています(笑))
 
ここまで来ると、次の目標は単発Sub60秒となりました。後は地道に練習を重ねるしかないのですが、この頃からもう少しテクニカルなことを学ぶために、さむ師匠のさむぶろぐ等を読み漁り始めます。
 
また、京都大会、大阪大会、東海大会などへも遠征し、4x4が得意な人と会って直々に手ほどきを受けたりもしました。他、与野ルービックキューブサークルにて、定例開催している勉強会に毎月参加することで、知見を広めることが出来たのも大きな糧となりました。

公式初Sub60秒の瞬間!

そして、初めて4x4の公式大会に参加した2017年3月の東北大会2017から約1年半後の2018年9月、故郷の山形で開催された東北大会2018(Tohoku 2018)において、単発59.15秒を叩き出し、とうとう念願の単発Sub60秒を達成することが出来ました!(ちょろっとですが、地元のさくらんぼテレビのニュースにも映して頂き故郷に錦(?)を飾ることが出来ました(笑))
 
それから約9ヵ月後、令和元年となって初めての公式大会である令和記念大会2019(Reiwa Anniversary 2019)において、単発54.46秒、平均59.87秒と、単発平均共に公式Sub60erの仲間入りをすることが出来たのです!!ピース✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌ピース
 
4x4に手を出した時に41歳だった私も、この時実に44歳となっておりました。1時間かかっていたソルブを54秒へと短縮させるのに約3年を要したことになります(笑)

平均Sub50秒への道(非公式だけど)!そして伝説へ・・・

あれから1年半、コロナ禍で大会も開催されなくなって久しいですが、コツコツ練習だけは続けておりました。そして、2020年10月3日にオンラインにて開催されたSmash the Corona with Cube(非公式オンライン大会。略してSCC)において、単発47.17秒、平均55.14秒と自己新記録を残すことが出来ました!(それでも参加者18人中9位でした。皆さん速すぎです!!)

※その際の単発ソルブ動画となります。もちろんNon-パリティです(笑)
 
そしてその一週間後である2020年10月11日に参加した池袋キューブオフ(※8)において、とうとう、単発46.45秒、平均49.32秒<(46.45)/46.70/51.69/49.55/(52.79)>と、平均記録でもSub50秒を達成することが出来ました!!(あくまで非公式です)
※8.smartship store(スマートシップストア)さんと言うオンラインキューブショップさんが協賛しているキューブオフ会です。
 
ここにおいて、Sub60秒という壁を登り切り、更にそれを超えて次のSub50秒という壁も登り切ったことになります。後は、公式大会においてもSub50秒を残すだけなのですが、まぁ、こちらは社会情勢も鑑みつつ気長に待ちますか・・・。
 
補足)一応、これまでに出した4x4単発の最速記録は、2020年3月23日に出した41.75秒です。うっかりタイマーを見てしまい、焦ってT-permを失敗しなければSub40でした(笑)
※単発PBを出した際の計測時キャプチャ画像です。

さぁここからが本題です!

余りにも長すぎる自分語りで飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、ここからが本題です!今までの話を踏まえ、4x4を初めて触る方でも2年あればきっとSub60秒に到達出来ると思います(現時点で1分30秒台の方であれば、1年程度できっと到達できることでしょう!)。

目指すゴールを定めよう!

いきなり平均Sub60秒を目指すのは難しいですので、まずは単発でSub60秒を出すことを目標にします!!そのために、ある前提を置きたいと思います。その前提とは以下の通りです!!
  • 3x3パート(F2L・OLL・PLL)は捨てる
  • OLL・PLLパリティは捨てる
・・・え?・・・そこ重要なんじゃないの?って思われた方もいると思いますが、まずは1度でもいいので単発60秒!を目指すために敢えて捨てます!4x4の前半パートに重点を置いて練習し、後は勝手についてこいというスタイルです!

現在の平均タイム帯が1分30秒以上の方の場合

人によると思いますが、このタイム帯にいらっしゃる方の場合、単発60秒を目指す練習の前に、以下の2点を重点的に特訓した方が良いと考えます。
  • キューブの配色を覚える
  • Yau Methodを自分の物にする

キューブの配色を覚える

4x4キューブは3x3キューブと異なり、センターパーツが存在しません。このため、センターパーツを揃える際に、誤った配色で揃えてしまう可能性がります。
 
4x4キューブを解く場合、この点を注意しなければなりませんが、ここで質問です。全ての配色が揃った状態(国際配色)で、白色のセンターパーツが真下、青色のセンターパーツが正面となるようにキューブを持った所を想像してみてください。
 
質問1:左側のセンターパーツの色は何色ですか?
質問2:裏側のセンターパーツの色は何色ですか?
 
答えは、質問1:橙色、質問2:緑色となりますが、どうでしたか?簡単かと思いますが、ちょっと考えました??パッと青色を想像した時に、すぐさま両隣の色が思い浮かぶくらいでないとタイムは伸びませんし安定しません。
 
良く、先読みが重要という話を聞くかと思いますが、配色がうろ覚えだと、そもそも先読みすら出来ないことになります(先読みしていると思っても、次の色は何?と、考える時間が発生してしまうのでその分判断やソルブが遅くなってしまいます)。
 
4x4を練習する過程(特にセンター揃えとクロスエッジ揃えのパート)において、どのような位置であっても、次に揃える配色を自然に指が揃えてしまっているような境地を目指すことが重要です。
 
ただし、いきなりその境地を目指せと言われても困ると思いますので、まずは、最初に揃えるセンター色、クロスエッジ色を固定しましょう!そうすれば次に揃える色は決まっているので、自然に手が動いて揃えられるようになります。慣れてくれば、他の色からでも揃えられるようになります。
(おじさんが速くなるためには何かを犠牲にする必要があるのです。その代わり習得に時間がかかります)

Yau Methodを自分の物にする

4x4で速くなるためには解法が重要です。Yau Method(私はやう・めそっど派です)と呼ばれる解法が最も速さが出ると思いますので、現在、他の解法を使用されている方は、早急にYau Methodに乗り換えてください。
 
また、現在、Yau Methodを使用されている方でも、このタイム帯にいらっしゃる場合は、まだまだ解法に慣れていないと思われます。冒頭でも説明しましたが、ROCK MEN所属の阪大生じゃない人_(:3 」∠)_さんの『4×4×4 Yau method 甘やかし編』を読んだ上で、解法に十分慣れてください!初心者向けにYau Methodを解説している物としては、大変優秀で初心者を甘やかしてくれるサイトとなっています!!
(と、完全に丸投げになっちゃってますが・・・_(:3 」∠)_さん、すみません!お許しください!!m(_ _)m)

現在の平均タイム帯が1分~1分30秒台の場合

パート毎に練習して総合的なタイムを伸ばしましょう!!なお、おじさんは基本的に3x3パートが苦手なので、それ以外のパートを速くすることで総合的なタイム向上を目指したいと思います!!
(他の解説サイトとは真逆なことを言っていますが・・・おじさんは指も判断も遅いので、3x3パートを速くするよりもセンターパートやエッジパートでタイムを稼ぎたいと思います!)

パート毎の練習

まずは、自分が各パートを何秒くらいで回しているのか計測してみましょう!計測頂きたいのは、以下のパートとなります。
  • ① 2センターパート
  • ② クロスエッジパート
  • ③ 4センター&ラストクロスエッジパート
  • ④ ラスト8エッジパート
  • ⑤ 3x3パート&パリティ
なお、知らない方のために補足しますが、csTimerというツールを使用すれば、パート毎のタイムが計測出来ます!歯車マークのオプション(Option)ボタンを押し、タイマー(timer)のマルチフェイズ(multi-phase)を5に変更してください。そして、上記①〜⑤のそれぞれのパートが完了したタイミングで画面をタップ(PCならスペースバーを押下)してください。
 
計測できました?ちなみに私が測ってみたところ、以下の通りで、単発55.37秒、平均58.01秒でした。まぁ、朝一で計測したタイムなので結果は微妙です(言い訳)。

#

①-④の合計

①-⑤の合計

1

5.99

11.22

11.89

12.29

25.39

41.39

(66.78)

2

6.22

6.47

13.79

11.46

18.63

37.94

56.57

3

5.70

7.57

10.04

9.01

23.05

32.32

(55.37)

4

5.08

10.10

11.69

12.37

22.83

39.24

62.07

5

5.85

8.09

12.04

12.90

16.50

38.88

55.38

※単位:秒
 
こうして見ると、④(ラスト8エッジパート)終了まで、40秒程度かかっていますので、3x3パート(F2L以降)に使える時間は約20秒程度となります。私の場合、3x3の常の記録がおおよそ18秒前後ですので、まぁ、何とかSub60する範囲となります。(というか、普通に3x3パート練習しろよって言われそうですが・・・ちなみに、さむ師匠からは「④パート遅いよ!なにやってんの!?」とツッコミを頂きました♪)
 
なお、先程も書きましたが、ここでは3x3パートとOLL・PLLパリティを捨てる前提でしたので、OLLスキップ、PLLスキップもしくは、Non-パリティで6手OLLからのJ-permとか出るとラッキー!くらいに考えておけば良いです。仮に、ラスト8エッジまで55秒くらいかかってしまったとしても、OLL・PLLスキップ&Non-パリティとなれば、Sub60秒の達成です!!
 
なので、皆さん、①〜④までのタイムを上記一覧のタイムに近付けられるよう、パート毎の練習を行ってください!!なお、上記タイムは、佐島さんでも指の速い若い子でもなく、4x4歴4年目、満45歳のただのおっさんのタイムです!!と言うことは、皆さんも練習すれば間違いなく出せるタイムのはずです!!

2センターパート~ラスト8エッジ(L8E)パート

正直、私がどうのこうの言うよりも、冒頭でご紹介した、さじーさんの2019年のアドカレ記事『Speedcubing Advent Calendar 2019 / 4×4 Yau Method tips』を見て頂ければ一発です!!(笑)
 
パート毎に動画付きで丁寧に説明されており、私が言葉で伝えるよりも遥かに分かりやすく説明してくれています!!
(重要な個所は完全に丸投げと言う・・・さじーさん!ごめんなさい!!m(_ _)m)
 
私から言いたいのは、パート毎の練習の次の話です。パート間の繋ぎを極力短く滑らかに回せるように練習してください。重要なのは先読みですので有効な練習法はゆっくり回しでしょう!!

ゆっくり回しはビスケも教えていた!?

ゆっくり回しは、人によっては肯定されたり否定されたりと中々ひどい扱いを受けていますが、おじさんにとっては非常に有効な練習法だと思います!
 
ゆっくり回し練習のコツは、なるべく一定の速度で回しながら先読みを意識しつつ回すことです!意識して回さないなら、単に遅く回しているだけで何の練習にもなりません。特にパート間の繋ぎで先読みを意識してください!今、回している個所から無理やり目を引き剥がして、次に回すべきパーツを探すように常に意識するのです!!
 
そして慣れてきたら徐々にスピードを上げていき、目や指を慣らしていきます!!まさしく、ハンターxハンターのグリードアイランド編で、ビスケがゴンとキルアに教えていた流々舞(るるぶ)ですね!!(分かる人にしか分からん)

OLL・PLLパリティ

パリティは捨てます!!色々詰め込んでもどうしようもないので、まずは、Non-パリティでSub60秒を目指しましょう!!パリティの練習をするくらいなら、ラスト8エッジパートまでの練習を必死こいてやってください!!
 
ただし、各パート練習で着々と成果が出ているようなら、OLL・PLLパリティの練習も追加しましょう!オーストラリアのスピードキューバー、Feliks Zemdegs(フェリックス・ゼムデグス)氏が開設しているCubeSkillsというサイトが大変勉強になります!!4x4のチュートリアルに、Intermediate Tips and Yau Methodというページがありますが、ここのFingertricks for Paritiesという解説ビデオが非常に有効です!!Feliksと同じ指使いでパリティを揃えることが出来るようになります!!(言い過ぎ)

3x3パート

・・・まぁ、4x4の練習やってれば、そのうち速くなりますよ!(完全にヤル気なしですね…)

最後に

なんか殆ど自分語りに終始して、肝心な個所は、ほぼほぼ人の解説サイトへ丸投げで正直こんなアドカレでいいのか!?とも思いましたが、私が伝えるべきはテクニックというよりも、どんな道筋を辿ればSub60秒へ至れるのか?を紹介することだと思いますので、これでいいのだ!!(と、勝手なことばかり言ってすみません・・・)
 
4x4キューブがなかなか速くならず苦しんでいるおじさんキューバーは、これを読んでぜひSub60秒を目指してください!!そして、コロナ禍が収まったら与野ルービックキューブサークルに遊びにきてください!!(結局それを言いたいだけだったりする…)
 
以上、長々とお付き合い頂きありがとうございました!いつかどこかの大会会場でお会い出来る日を楽しみにしております!!
 
文責:Leon