昔々あるところに
おじいさんとおばあさんが住んでいました・・・
おじいさんは明け方早くに山仕事に出掛けてしまいました・・・
一人ぼっちになったおばあさんは、しゃあないから台本通りに川へ洗濯に行
きました・・・
こんな汚い川で洗濯だなんて最悪だ・・・とつぶやきながらヒョウ柄のスパッ
ツを洗ってると・・・
そこへ川上の方から、どんぶらこどんぶらこと・・・大きな桃が流れてきまし
た・・・
目の前までくるとそれは、思ってたよりもずいぶんと大きかったので、腰が
悪いおばあさんは・・・
全然ムリムリっ! って携帯を取り出しました・・・
これはおじいさんに頼むしか無いと短縮ダイヤルをするが・・
呼び出し音が何度も鳴って、しまいにはブツ!と切れてしまいました・・・
さー大変! 桃がどんどん流されていきます・・・
こんなハズじゃなかったと、物語の結末を早送りで思い出すと・・・
居てもたっつてもいられなくなったおばあさんは駆け出しました・・・
長いススキをかき分けながらやっとの思いで土手に上ると・・・
乗り付けたカブにまたがり・・・・・・あっ!・・・カギが・・・・・無い!・・・・
おばあさんは涙目になりながら、懐やモンペの中を手探りで探しました・・・
そのとき・・おじいさんは午後まで出番の無いことをいいことに・・・
早々に山を下ると、なじみのパチンコ屋の駐輪所にそそくさとバイクを泊め
騒音の湧き出る自動ドアーに吸い込まれていきました・・・
おばあさん・・大ピンチ!
続。