良い問いです。
緩斜面になると、選択基準は一段シビアになります。
結論から言います。
緩斜面(〜15°程度)では
・主軸はR12m
・ただし「使い方を間違えると練習にならない」
という条件付きです。

理由を段階的に説明します。

① 緩斜面で何が一番難しくなるか
緩斜面では技術的に一番難しいのは、「何もしなくても止まってしまう」ことです。
速度が出ない
重力の助けがない
圧が自然に生まれない
つまり、通過も、抜きも、自分で作らないと起きない

② R19.5mを緩斜面で使うとどうなるか
起きやすい現象
板がまったく曲がらない
フォールラインに入らない
ただ横に流れる
これは技術不足ではなく、物理的に仕事量が足りないケースが多い。
結果として、
無理に踏む
無理に外向を作る
無理に回そうとする
👉 練習テーマから外れやすい

③ 緩斜面でR12mが有効になる理由
R12mは、
少ない速度
少ない圧
でも、
板が反応する
円弧が出る
つまり、「通過が起きたかどうか」を低速で確認できる

④ ただし、R12mの最大の罠
ここが重要です。
緩斜面 × R12m では、
『通過していなくても板が回ってしまう』という危険があります。
だから、
回った=正解
曲がった=成功
と判断すると、練習の質が一気に落ちます。

⑤ 緩斜面 × R12m の正しい使い方
目的を明確にします
❌ やってはいけない目的
上手く見せる
深く倒す
小気味よく回す
⭕ 正しい目的
骨盤が進んだか
内脚が自然に前へ出たか
抜いたら板が走ったか


具体的なチェック指標

緩斜面では、こう確認してください。
ターン後半で板が静かになるか
切り替えで一瞬「無音」になるか
内脚を意識しなくても前に来るか

これが出ていれば、
R12mでも十分に良い練習です。

⑥ 緩斜面でR19.5mを使うなら
使うなら、条件付きです。
直滑降に近いライン
フォールラインを深く使う
ターン数を減らす
👉 「大回り」ではなく「長い切り替えの練習」これなら成立します。