🥋母の言葉と柔道の教訓

少年時代、山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長)は病弱で痩せていた。父の助言で柔道部に入部し、高校卒業までの6年間、本気で打ち込んだ。柔道は試合が少なく、日々の練習は地味で過酷。しかしその地道な努力の積み重ねが、忍耐力と精神的な強さを育てた。

 

研究者としての生活もまた単調で、成果が出るのは数年に一度という世界。柔道の経験がその厳しさに対応できる力となっていると語る。

🤕実の母の対応に感銘

高校時代、稽古中のミスで腕を骨折した山中少年。実習生の大学生が謝罪の電話をかけると、母は「悪いのは息子です」と毅然と言った。その姿勢に、当時反抗期だった彼は母親を見直した。

 

以降、「悪いことは身から出たサビ」「良いことはおかげさま」と考えるようになり、その哲学を人生の核にしている。

🧪仕事と柔道の共通点

柔道の単調な練習を乗り越える力は、科学の世界にも生かされている。研究は失敗の連続で、成果は稀。それでも折れずに続けられる背景には、若い頃の柔道経験があった。

🌟こぼれ話①:研究者の意外な趣味

山中教授のもう一つの顔は、ロック音楽好き。実はX JAPANのファンでもあり、休憩時間にはギターを奏でてリフレッシュすることもあるという。研究室のBGM選びにもこだわりがあり、音楽の力で集中力を高めることも。

🧠こぼれ話②:iPS細胞と筋肉修復の研究

柔道での怪我がきっかけで、再生医療に関心を持ったともいわれる山中教授。自身の経験と科学的探究心が結びつき、現在ではiPS細胞技術を用いて筋組織の修復研究にも関与している。過去の痛みが未来の医療に繋がっているのだ。

 

🎧 「iPS」の命名にiPodが関係していた⁉

  • 山中教授が「iPS細胞」と命名した際、頭文字の「i」を小文字にしたのは、当時世界的に流行していたAppleの「iPod」のように、広く普及してほしいという願いを込めたものだったそうです

  • 科学的な命名に、ポップカルチャーの影響があるなんて、ちょっと意外ですよね

🐦ちょっと おしゃべり

京都大学の近くには鴨川が流れていて、夕暮れ時には学生たちがギター片手に語り合う風景が広がる。春には桜、夏には蛍、秋は紅葉、冬は雪景色——まるで四季の映画を見ているような街。山中先生もそんな風景に心を癒されているかもしれませんね。

 

 

iPS細胞はあります!

iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、山中伸弥教授によって2006年に開発された画期的な技術で、生物学と医学の世界を一変させました。驚くべきは、この発見にいくつもの偶然が関わっていたことです

 

例えば、最初にiPS細胞が誕生した際、山中教授はその結果を「99.99%間違いだろう」と考えたそうです。研究の過程で細胞が意図せず混ざってしまったと疑ったほど、まさに信じがたい成功だったとか

その後の繰り返しの検証により、彼らの結果が正しいことが証明され、この技術が確立されました。

 

 

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