稲盛和夫氏(京セラ・第二電電創業者/公益法人稲盛財団・京都賞創設者)

🧠 「知恵の蔵」をめぐる物語

技術者であり経営者として長年ものづくりに携わった稲盛氏は、ある時から「神秘的な英知」に導かれていると感じるようになった。自身の成功の理由を、才能や偶然に帰すのではなく、「宇宙に蓄えられた真理の宝庫」に触れる瞬間があったからだと語る。

 

こうした「知恵の蔵」は、努力を続けている者のみに静かに扉を開く。実際、彼が創設した国際賞「京都賞」の授賞式では、世界的な研究者たちもその神秘的な体験を共有していた。

 

彼らが語るには、創造の瞬間とは、机上ではなく休憩中や夢の中など、予期せぬ時に訪れることがある。まるで宇宙が静かに囁くような、その「ひらめき」は人智を超えたものかもしれない。

 

そして稲盛氏は、人類の文明を支えてきた偉人たち──エジソンなど──もこの「知恵の蔵」にアクセスしていたと確信している。

彼らの偉業は、ただ努力の賜物ではなく、ひらめきを授かるほどの信念と集中力がもたらしたものだった。

 

ちなみに、稲盛氏自身が素材研究で成功を収めた背景にも、そうした霊感の存在があると語っている。まるで、神がくれたヒントをキャッチするためにアンテナを磨いていたかのようだ。

 

 

🧩 追加エピソード

余談だが、スティーブ・ジョブズも「禅」の瞑想を通じてインスピレーションを得ていたことで知られている。Appleの製品設計は、機能性だけでなく「直感的に感じられる美しさ」を追求しており、まさに知恵の蔵から引き出された感性といえるだろう。

 

🧠 “びびり”を自認していた慎重な性格 稲盛氏は自らを「びびり」と認めており、すべての行動に深く考え抜く姿勢を持っていました。JAL再建の際も、社員の生活や社会的影響を考慮し、慎重に決断したと語られています

 

🩸 創業メンバーが“血判状”で誓いを立てた⁉

  • 1959年、京セラ創業時に集まった若者たちは、誓詞血判状を交わして「この会社を絶対に成功させる」と誓った。

  • これは単なる契約ではなく、命を懸けた覚悟の証だった。

 

<雑談>

そういえば最近、「人工知能にひらめきは宿るのか?」という話題を耳にした。もしAIにも知恵の蔵にアクセスする“感性”があるとしたら、次の文明の担い手は人間だけではないかもしれない。まあ、私はまだ「宇宙と対話する」ほど悟ってはいないけどね(笑)。

 

🍚 吉野家の牛丼を愛した“庶民派”の一面 意外にも、稲盛氏はファーストフード好きで、特に吉野家の牛丼(並盛)を好んでいたそうです。有楽町店を常連として利用し、ラモス瑠偉氏などの重要人物との会食にも使っていたという逸話も残っています

 

 

 

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