極限を越える力は、実は自分の心の持ち方にある──
💪「限界は自分の中にある」山口良治の気づき
🏃♂️逃げたくなる練習の日々
ラグビー部時代の夏合宿。北海道のグラウンドでは「ランパス」という走り込みをひたすら繰り返す。終わりの見えないハードなトレーニング、目の前の苦しさに何度も挫けそうになる。
水を許されない風潮の中、仲間が倒れて水をかけてもらう姿を見て「倒れさえすれば…」と考えたものの、なぜか最後まで走り切ってしまう。それが運命の転機となった。
😫誰もが苦しんでいた瞬間の発見
一番嫌いだった先輩が苦しむ姿を見たことで、「自分だけがしんどいわけじゃない」と気づく。同じく足が遅く太っていた仲間の頑張りに触れたことで、不思議な力が湧いてくる。
その小さな心の変化で、四軍から一軍までのし上がる。気持ち一つで結果が変わることを肌で実感。
🎽努力は報われるという証明
一軍のユニフォームを手にした後も、山口氏はその席を手放すことはなかった。生きる力、努力、集中の大切さを信じ続けた結果だ。
人は苦しい状況になると、自分だけが辛いと思ってしまいがち。しかし他者の頑張りに目を向けると、心は不思議と軽くなる。
🧠限界を決めるのは自分自身
「もう無理」と決めるのは監督でも先生でもなく、自分だ。その判断を変えるだけで人生は変わる。「気の持ちよう」で力は湧いてくる——それこそが生きる力ではないかと語る。
人間の意識がすべての限界を作っている。気づきさえあれば、突破は可能だ。
🏉山口良治(京都市スポーツ政策監)
元ラグビー指導者。全国大会常連校を育てあげ、熱血型の育成法で多くの有名選手を輩出。近年は京都市のスポーツ政策担当として活動。 Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/山口良治
こぼれ話:根性論だけじゃない指導者の素顔
1つ目:実は指導現場で、選手の家族構成や学校での様子まで細かく把握し、心のケアにも力を入れていたという。厳しさの裏に深い愛情があった。
2つ目:引退後に始めたラグビー教室では、小学生相手にひたすらボール遊び。勝ち負けではなく「ラグビーを好きになる」ための導入を重視している。
ちょっと おしゃべり:部活あるあるの「水禁止」
昔の部活では、よく「水を飲むな!」というルールがありましたね。科学的根拠のない根性文化だったようですが、今では熱中症対策が優先され、スポーツドリンクの差し入れが主流に。
ちなみに最近の部活では、練習中にアイスノンを使うところもあるとか!時代は変わるものです。
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