国家の頼みではじめた事業だから、
だから俺は投げないのさ。
開発資金も助成も補助もありませんが、
外国人犯罪から首都圏を守り、
災害時に即応し、
同時に工事現場美化になり、
外国人にわかりやすく、
しかも納税者に情報開示する
路上工事現場用デジタルサイネージを、
開発して頂けませんかと、
何処も引き受けてくれませんかと、
俺は国に頼まれたのだ。
日清日露の大陸工作に、
国龍会、玄洋社の壮士は、
国家との関与を断ち切った上で、
国家のために死んで欲しいと頼まれ引き受けた。
会戦前夜に銃殺にされたシーンは203高地の冒頭シーン。
俺は、その気概で、こう言って引き受けた。
『わかりました、松本洋三男でございます、ご奉公いたします』
だから、なりふり構わず製品開発とロビー活動に没頭してきた。
色々な物を失った。
50を過ぎて糟糠の妻に報いようと買った
住宅ローンも風前の灯。
だが、男子としてなんら恥じるところがない。
義は泰山より重く、命は鴻毛より軽く。
命もいらぬ、名声もいらぬ、国家に任務を戴き、
男子の本懐である。
かくなるうえは、
抜刀突撃の気概で国恩と多くの友情に報いる所存。
成らなければ自裁するまで。
不撓不屈、
必ず成してみせる。