「ヴィーナス・アンド・マーズ」がリマスターされて9月に再発される。
個人的には最高傑作だと思うし、一番好きなアルバム。

近年、最初のソロアルバム「マッカートニー」から順にリリースがされているが、ようやく「スピード・オブ・サウンド」と「ヴィーナス・アンド・マーズ」の2枚に辿り着いた。

この時期の、つまり70年代のポールは無敵だ。83年の「パイプス・オブ・ピース」までが彼のピークだと思う。「プレス・トゥ・プレイ」あたりから何だか冴えなくなっちゃった。

スポーツ選手に顕著な「ピーク」ってのがアーティストにも存在するわけで、晩年までクオリティの高い作品を作り続けるのは難しい。画家や小説家は割と息が長い気がするが、音楽家はそうはいかないよな。ポールでさえも然り。ライブでも若かりし頃の曲がメインになってくる。

しょうがない。感性や創作意欲が変化していくのが人間だから。

逆を言えば、才能ある人間がピークの時期に情熱を注ぎ込んだ作品は凡人が腕だけ磨いたところで到底届かない高みに至る。「デモニッシュ」と呼ばれるようなレベルにまで自己表現を導ける人って本当に少ない。神様(あるいは文字通り、悪魔)に選ばれた人だけなんだよな。





今日は休みで、帰ってもなかなか寝付けなくて、こんな時間に起きちゃった。
免許の更新、行かないと。髪の毛切りに行かないと。今週は土日も休みでラッキー!

また行くよ~ん。