急遽思い立って映画を観てきました
「 ピアノマニア 」
スタインウェイの技術主任:シュテファン・クニュップファー調律師がピアニスト:ピエール=ロラン・エマール氏のバッハのレコーディングの為のピアノ選定・調律・レコーディングを主に追った密着ドキュメント映画です。
ピアノの音に対する要望が多いエマール氏。
エマール氏の要望を汲み取り、ピアノを選定し、整音し、思考錯誤しながら応えるシュテファン調律師。
コンサートホールの規模、ピアノ1台か他の楽器とのアンサンブルかによって、調整の仕方も変わってきます。
調律というと、単に音程の調整だと思われがちですが、整音といって音を整えることも出来るんです。
(Y社のピアノは、Y社専属の調律師さんの方がY社らしい音になると聞いたことがありますが、実際どうなんでしょ!?)
もうタイトル通り、ピアノマニア、オタクの話です。
ピアノの発祥地はイタリアですが、発展させたのはドイツです。
シュテファン調律師の仕事ぶりを見ていると、このゲルマン人気質!?みたいなのが ピアノがドイツで発展を遂げたのも納得です。
日本人の職人気質ともまた違う気がするし、やはりクラシック音楽はアジア人にはなかなか達観できない世界なのかなーと思ってしまった。最近は国際コンクールで優勝するアジア人も出てきましたけどね。根付いてるものにはなかなか踏み込めないかなって。ちなみにこの映画の冒頭では、のだめでお馴染みのランランが出てきます。シュテファン調律師の調整したピアノをコンサートで弾いています。
私も調律師さんにあれこれ注文出してみたいですが 実際調律中はTV観てるかピグやってます