こんばんは。
今日は単なるサバチカル休みだったのですが、知り合いとランチして、そのあと夕方前まで色々と話をしてました。
スクーバダイビングのインストラクターの知り合いで、マスターインストラクターというイントラの一番上のランクになっちゃった人なのですが、話が面白くついつい武蔵の森珈琲に長居しちゃいました。
ちなみにダイビングスキルは私の方があります🤣
日本のダイビングスポットって結構限られた資源で、伊豆は透明度が良くないなど、業界は結構苦戦してるみたいですね。
ダイビングの何に楽しさを見出すかがカギなんだろうと思います。私は結構な本数を海水と淡水の両方で徹底した水中スキルの訓練をしてきてるので、多段階減圧停止も含めてほとんどのスポットを安全に楽しむことができます。
一般にレクリエーションでダイビングをするので、そういうある種ドMな訓練はみなさんしないんですよね。私は水の中で自由になるには訓練が極めて重要だと思ったので、水中機材交換を30mのとこでやったり、ギリギリの急浮上停止とか、かなりのスキルを積み上げてきてます。結構雇ったイントラの根を上げさせてます🤣
最近のダイビング事情って華やかさが全然なくて残念な感じらしいですね。とにかく低予算が第一と。
まあダイビングですから、水中での体験が素晴らしいものでなければならないわけですが、近所に住んでない限り、ダイビングは旅行でもあるんですよね。だから家を出てから帰るまでの体験が良い形でなければならないわけです。
色々ケチると、全体の体験に悪影響があるので、お金をかける遊びはやはり使ったお金の金額に依存して体験の良し悪しが変わるんですよね。
でも今は安いが一番の時代なので、安く済ませることが満足度に直結するっていうおかしな時代になっちゃってるんですね。
コスパっていうものは、体験に対するコスト比になりますが、そもそも体験の良し悪しをたくさん知らないとコスパなんてわからないのです。
他人が定めるコスパの良し悪しと自分の経験が決めるコスパは合致しないことがあるわけです。
なのにもかかわらず、20-30本くらいしか潜ってない人が平気でコスパの話をしてて面白いと思います。私は数百本潜ってますが、体験に対して払ったお金で満足したかどうかは考えますが、コスパは考えたことがないです。
ボート3本で100ドルなのか200ドルなのかは意味がなく、ガイドが何を見せてくれたか、どういうコース(カレントダイブやレック)を体験させてくれたか、単純に良い体験をできたかが重要だと思ってます。
100ドルで何ができたから、何が見れたから素晴らしいみたいな考え方はなくて、100ドルだろうと200ドルだろうと、自分が見たいと思ったものが見られれば満足なんです。
100ドルだったから見られなくても仕方がないなんて考え方は全くしないわけです。
レクリエーションを稼業にしている人はコスパっていう意味がない悪魔と戦う必要があって大変だと思わせられました。
おそらくこれは日本人が顕著だと思ってます。
ハワイ、グアム、サイパン、モルジブ、マレーシア等々で潜ってきて、色んな国の人と話してきましたが、金にセコイ中国人ですらコスパの話はしないです。
体験へのコスパ意識の弊害はレストラン評価なんかでもよく見ますね。
レストラン評価っていうのは、本来自分が作るものと比べてどうなのかが基本なんですよ。
自分が作るよりも美味しいものを提供してくれたら素晴らしい店なんです。
1000円でこれだけ食べられるのは素晴らしいみたいな書き込みを見ることがありますが、原価は25%以下ですよ。ある意味250円の材料費で作れるものを、調理技術や家賃、給与分を上乗せした金額で食べてるんです。
あと評価をするためにレストランに行く人っていうのを多数見かけますが、本末転倒ですね。レストランは食事とサービスと空間を楽しむところです。提供物などの評価をしに行く場所ではありません。
自分が将来確認するための記録としてブログ等に残すのは私は良いと思いますが、食べログみたいなところに投稿している人の投稿内容は全く参考にしないですね。
私は一緒に食事をして意見交換した人の話以外は全く信用してないです。
だって最終的に軸には美味いかそう思わないかしか方向がないんですよ。自分が食べてみたいと思った店に行けば良い話で、食べログの評価が高いからその店に行くって考え方自体が滑稽だと思ってるんです。
食べログの評価の高いところへ行けば失敗がないなんて考えてるような人はどこの店に入っても大して失敗しないですよ🤣🤣🤣
だってネットの情報を見て店を決めてるんだから、情報がなかったら地元志向のマイナーな店に行かないでしょ🤣
色々書きましたが、日本でサービス産業が良くなっていかないのは、コスパ意識と謎の評価を鵜呑みする国民性なんだろうと思いますね。
評価なんて金で買える時代ですよ🤣
評価投稿の代行業者は世界中にあって、日本も例に漏れません。そんな時代に他人の評価なんて何の当てになるんでしょうね。
結局は自分に合うか合わないかだけが重要なんです。それは自分で体験しなければ分かりません。他人の評価に乗りすぎて、自分がベストと思えるはずのものに出会えてないのはとても残念なことですね。
これが物事の本質を見る能力だって気づいてくださると今日の投稿を書いた甲斐がありました。