こんにちは。
トップパフォーマーっていうのは日本語で言ったら優秀な人なんですが、
私のブログでは、ビジネスにおけるトップパフォーマーを扱っています。
優秀な人って、個人個人それぞれで定義が違うと思うので、私の定義はあくまで外資系企業におけるトップパフォーマーだと思って頂ければと思います。
日本企業も含め、トップパフォーマーとは何かという研究をしている学者がいます。中原淳っていうセンセですね。もともと東京大学大学院に研究室があったセンセですが、今は立教大学にいます。
まあ研究ありがちなんですが、トップパフォーマーにアンケート調査を行い、その特性を明らかにしたっていうところが、このセンセの研究なんですね。本は何冊も出てるので興味がある人は読んでみてください。そのほかにも金井壽宏や松尾睦なども読んでみると良いです。言うまでもないですが、私はほとんど読んでます。(名前を引用するとき、研究者の名前には通常敬称をつけないことになってます)
1つ言えるのは、この人たちは外側からの観察しかしてないので、内側をわかってる人から見るとまだまだ足りないってことです。
まあ、そんなのほかにもいくらでもあって、フィールド経験のない学者の論文や著作っていうのは、割引しながら読む必要があるんですね。それがすべてじゃないってだけの話です。コンピュータの世界で、手に入るハードウェアやソフトウェアの研究は誰にでもできるのですが、コンピュータ会社のビジネスプロセスの研究は外側からするのが極めて難しいんです。当たり前ですよね。その会社に入社あるいは業界に在籍してなきゃわからない話なんですから。
ということで本題。ドラマを見ているとキラリと光る言動を私たちは見てると思います。
ただその言動は1シーンの1つのセリフや動きでしかないので、簡単に過ぎ去ってしまうものです。
なので、瞬間的認知が起こっても、短期記憶はすぐに失われてしまうものが多いです。
私が最近見ていたドクターXは痛快なドラマではあるのですが、心情の描写が単純で子供でも楽しめる作品だと思ってます。
その一方、最近見始めた沢村一樹さん主演のドクターズは心情が非常によく描かれていて、大人でないと楽しめない作品に思います。大人でも感受性の低い人や人のココロを読み解こうとしない人には内容が過多で難しい作品だろうと思います。良し悪しは別として、ドクターズの方が圧倒的に面白いと思わせられます。
このドクターズですが、キラリと光る言動がありますね。
かなりいろいろなことを見切った上で言動があり、これはビジネスの世界から見ても学べるものがあると思いながら見ています。
言葉そのものを抜き出しても意味がないので、趣旨を列挙しておきます。
・プロなら笑顔でいなければならない
・目的のためなら手段を選ばない
・正しい自信のつけさせ方がある
・ガス抜きから合意への動かし方
受け売りはダメですよ。根底を理解しないでコピー行動をすると、理由が分からず失敗します。
なんでそうなのか、なぜそれがこの状況だとうまくいくのか、そういうことを丹念に細かく考えるんです。
それであらゆる状況を考えて予測と対策を立てて行動するんです。
ドクターXもドクターズもこのことは何度も述べています。
なぜ手術で失敗をしないのか、それは準備万全、用意周到、プランBまでじゃなくプランZまである、そんな状況で手術をして失敗するのは大地震で手術室が崩壊したときだけでしょうね。
ところで、私は以前言いました。具体的な行動については述べないと。
このブログを読んだ人には頭を使って考えて頂きたいのです。そして自分の考えで行動を決めて、その行動結果を自分で評価して次の行動を考えてほしいのです。だから具体的な行動については言いません。
ある特定の具体的な行動が成功に至るのには多彩な要素が絡み合った結果であることが多く、わずかな状況の相違が異なる結果をもたらすことも多々あります。だから考えて行動する必要があるのです。
状況を細かく示して、具体的な行動を提示することもできますが、同じ状況に遭遇することは基本的に難しく、テンプレで解決できるような簡単な問題ならぶっちゃけ誰でもできるんです。言い換えればテンプレなんか学んだところで他人と差なんてつかないのです。他人と差がつくのは、あなたにしかできない何かなのです。それは経験、知識あるいは言動(人当たりを含む)なんでしょうね。
ということで、トップパフォーマーの行動特性は様々な場面で観察することができます。
ですが、その背景を理解し、コアを理解しなければ単なるコピーでしかないです。
パーソナリティではなく、あなたにしかできないことに、あなたの大きな価値があります。
頑張ってセルフプロデュースしてみてください。