こんばんはの時間ですね。
私は外資系の会社で働いているのですが、インド人の上司が言い得て妙と思うことを言ってました。
どんなことか並べてみますと、
・とにかく文句を言いたい人が多い
・良かれと思うフィードバックでも対立起こる
・改善提案は悪口と捉えられる
・誰からも文句を言われないような対応が必要
・個人的見解は良いこと以外言わない方が良い
まぁ気心知れた人以外とはネガティブなニュアンスが少しでもあることは言ったらアカンということですね。
だから外資系の人は八方美人でいいことしか言わないような人が増殖しちゃうわけですね。
こんな状況を変えていく方法がD&Iであり、Kudoなんですが、これも一朝一夕では身に付かない素養なんですね。
どうポジティブに捉えるかというマインドセットの作り方も考えて実践しなきゃならないですし、自分に余裕があるマインドフルという状態も作り上げていかなきゃならないわけです。
他人のヘマに文句を言いたい気持ちをなくし、恰好の自分の出番だって思えると、何か言いたいと思う気持ちがなくなってきます。
外資系にありがちな自分だけ良ければいいっていう感じに似てますが、その感覚を超越した感覚ですね。
簡単に言うと、その人の改善に付き合うよりも、自分が良い形で携われるようにして、他人のヘマを防止するよりも自分が良い形に持っていけば良いっていう関わり方になります。
例えば案件を引き継いだ時に前の人のヘマについては何も触れず、現状の共通理解に持ち込んで、それをどう良化していくかでお客様と付き合っていく感じになります。お客様側が前の担当者の文句を言い始めたら、その文句を専属の顧客担当者にフィードバックして欲しいってお願いをします。一般に社内のフィードバックよりも社外からのフィードバックの方が圧倒的に重要視されるので、いつか改善されていくことになります。
重大な問題で社内的にフィードバックが必要な場合は、本人の問題ではなくトレーニングや教育がうまくいってないっていう形でフィードバックをすると軋轢を生まなくなります。本人からフィードバックが欲しいって言われた場合はネガティブ1に対してポジティブ5くらいでフィードバックするのが基本です。
単刀直入の方が時間の無駄は避けられますが、人は自分をポジティブに見てない人の意見など聞かないのです。どうせあの人は私のことなんか何も理解してないのに、文句しか言わないってなります。
だからこそD&I が重要なのです。日頃よく話をして、お互い尊重しあえて、お互いに感謝ができる間柄であれば、ネガティブなフィードバックを聞き入れることは難しくありません。立場を理解している人の話は聞き入れやすいものです。
これが今外資で最も重要視されている人間関係のあり方です。自分だけが良ければ良いと言うのではなく、関わる人全てと、飲みや遊びではなく仕事の中で良い人間関係を築き上げましょうということです。
言葉は導入されても日本企業の多くがコアに気付くまで5-10年かかります。
早めに取り入れた方が良い考え方なので、気付きを得られた方から実践してみてください。
賛否両論はあるかも知れませんが、海外では飲みや遊びは仕事ではないです。飲みや遊びでとってくるような仕事は、仕事の功績や業績が認められて得られた仕事ではないのです。
仕事を認められて、新しい仕事が得られるような、そういう仕事の関係に世界は変わっていってます。
先端をいきたい人は繰り返し読んで実践してみてください。
偉そうな言い方だとか生意気な言い方だと感じる人がいるかも知れませんが、偉そうだととか生意気だとか思うのは、ご自身が未成熟で相手を認められない気持ちからくるものだと思ってください。立場が対等なら、同意するかしないかに関わらず、そういう考え方もあるんだっていう捉え方で終わりです。