33歳からフリーランスで食うということ

33歳からフリーランスで食うということ

2014年6月末、会社勤めを辞めてフリーランスのデザイナー兼雑用になりました。
日々の鬱憤・反省、知ってよかったことなどを書いていこうと思います。

33歳で会社勤めを辞めました。
年齢的に普通に就職するには難しい地方で、フリーランスとしてやっていこうと腹を括りました。

どんな風に仕事を取っていくか、生活どうしているか等。
へなちょこなりに手探りしながら生きていくログを残すブログにしようと思っています。

以下スペックです。

■年齢     1980年生まれ 12月初旬誕生日
■生計     既婚、主婦兼フリーランス

■対応分野   DTP/WEBデザイン
■主な発注元  知人会社のデザイン部門外注
■仕事登録先  ランサーズ / クラウドワークス
■一日従事時間 8~10時間

■操作可能ソフト PhotoShop CS6 / Illustrator CS6 / Fireworks CS6
■現在勉強中   Wordpress 3.8 / アメブロカスタマイズ
            フリーランスで食べていくということについて
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現在、私のツールは
・PhotoShop CS6  (単価価格:88,000円)
・Illustrator CS6 (単価価格:75,000円)
・Fireworks CS6  (単価価格:38,000円)
この3本がメインです。

でも、これは知人会社に購入してもらい導入したため、個人的に負担していません。
これだけでも初期投資がかなり浮きました。

購入すれば20万超え、クラウド版だとしても三種以上使おうとしたら月5000円位はしますよね。
月に5000円、稼がなければ常にマイナスになる。

私の場合は、A4カラーチラシ1.5本対応しないと5000円は稼げない。
コンスタントに毎回発注がもらえればいいですが、そうもいかない。
ライティングだったら10本以上書かないといけない。
ゼロのラインにたどり着くのだって簡単じゃない。

ツールがなければ仕事は出来ない、仕事がなければ収入を得られない。
収入がなければツールが買えない。
この負のスパイラルに入ってしまうとどうにも身動きが出来なくなってしまう。

印刷所にも対応Verがあるし、極端に古いVerは対応していないこともある。
そう色々考えていくと「買おうと思ったときの一番新しいVer」を買うのが一番良いのかもしれません。
していない私が言うのもなんですが、こればっかりは初期投資として腹を括ったほうが良いと思います。

前々からフォトショのELで力づくのデータ作成してきて、環境が整って初めて感激したことは沢山あります。
勿論技術力を磨く必要はあるけれど、新しいVerで悪いことはない。

一つのソフトで、使い方によってはいろんなことが出来るけど、でも餅は餅屋。
ちゃんとした相応のものを無駄な力をかけずに作る。
時間単価を上げる。かけた費用を回収する。

そういった点で、可能な限り、ソフトは相応のレベルのものを揃えたほうがいい。
今回はそんなお話でした。
今日、データの納品をしながらお仕事先の担当さんと話していて、今月もう23日も過ぎたんだね早くてイヤになるねなんて話をしてました。

この23日間、手探りしながら在宅のお仕事を始めて、その中で勉強になったこと、自分のダメなところ、改善したほうがいいところ、現状できていることなど冷静に振り返っていました。
チームで、企業人として仕事をすることのメリット・デメリット。
在宅で、一人で仕事をすることの、メリット・デメリット。
一概にどちらが良いとは言えないのですが、結果から言うと私はフリーランスのほうが向いているのかもしれないと思いました。

勿論、今までの会社勤めを否定するつもりはなくて、本当に色々な方との出会いやご指導を頂いて今の私があります。
メールの書き方ひとつにしても、報告の仕方や相手にうまく気持ちを伝える方法、溜飲を下げて貰う話し方、どれも今まで企業に勤めたことで吸収できた大切なものばかりです。

ただ、会社という枠内に収まろうとしたとき、常に自分のポジションについて不安やプレッシャーを感じる癖が出てしまい苦しみました。
前職は、ちょっとしたまとめのポジションにいたのです。

自分は必要だからここにいる、必要とされ続けるにはどうしたらいいか、結果を残すには、今自分はどの程度チームや会社に貢献しているか。
毎月給料日が辛い。振り込まれた金額に対して私はちゃんと働いたか、結果を残せたのか。無駄な投資をさせているのではないか。

自分が思うように仕事が出来ない。
時間をうまく使うことが出来ない。
決められた枠内で、自分の仕事・やりたい内容をこなせない。
目標を立ててもクリアできない。

ないないばかりで、勝手に感じるプレッシャーでそれらを改善する気力が削がれていってしまう。
誰が悪いわけじゃない、私自身の問題であるのにも関わらず、フォローの時間を使わせてしまう。
またそれが申し訳なく感じる。
私のせいで、私がしっかりしないから、ちゃんとやらないから。
一度このサイクルに入ってしまうと、どんなに進言や激励を貰っても立ち直ることが難しくなってしまう。

正直、面倒なタイプの人間の自覚はありました。
私が上司だったら、こんな部下は嫌だ。相手にするのは時間が勿体無い。
社長だったら、不採算人材だと思う。
黙って文句も言わずに働いて、ちゃんと自分で考えて解決して、手もそれほどかからず結果を残してくれるほうがいいに決まってる。
他人の立場になって自分を見る、客観視したときに自分が価値のあるものだとは思えないと感じたとき、同時に私は自分以外に対してもそういった目で見ているのだなと気づきました。

不完全なくせに完璧主義で、出来ないくせに上ばかり見たがる。
こんなチームではダメだ、もっとこうしなければいけない。
けれど○○さんは○○してくれない、○○しても○○にはならない。
足りないと感じる相手に、処置を施すのが面倒に感じる。

辞めようと決意したとき、分かったことがありました。
「私は私の面倒しか見られないし、面倒を見られるのもまた苦痛である」

それが私が未完成で未熟であるからとわかっていても。
それらに耐えて成長していこうと思えなかった。

決して前向きなキッカケではありませんでしたが、企業の中で働くことの難しさを自分の中で改めて認識しました。


そして。
「どうせ働くなら、自分のために働きなよ。
 自分で投げたボールは自分に帰ってきたほうがいいでしょ」

あるフリーランスの先輩のアドバイスが私に強く突き刺さりました。
良くも悪くも、一人で仕事をするということは、その結果の全てが自分に返ってくるということ。
自分の努力次第で、他人のせいにする余地が全くない中で、結果を残す。

頑張ったら頑張った分だけ。
頑張らなかったらその分だけ。
結果を受けるのは自分ひとり。

そういう世界に身をおきたいと思って、仕事を辞めました。
ここのところ、4日間あまり記憶がありません…。

一日、徹夜をしてしまってからリズムを崩してしまい、日中眠って夜中作業することが当たり前になってしまいました。

今までのような決められた時間内での作業ではないため、当然ある程度自由が利きます。
通勤時間も要らないし、ご飯を食べる時間も自分で調整できる。
何時間かかろうとも、納期にさえ間に合えばいい。
極端に言うとそういう仕事の仕方も出来る。

これに甘えてしまって、一日「出来るところまでやって疲れたら作業終了」という曖昧な線引きをしてしまい、休んでいるのか仕事をしているのか分からない状況に陥っていました。

会社勤めのように「○日は休み」という明確なラインがない。
それはメリットのようでデメリットでもある。
毎日仕事の締め切りでもあるし、毎日お休みでもある。
メリハリがない生活をしていると、4日なんてあっという間でした。

しっかり管理すれば、仕事のほかに勉強も出来た。
勉強が出来ればまたベースアップになった。

時間は使ってしまってから後悔しますね。
お金と一緒。

time is money.

本当に身にしみます。
自分の中で『これくらいの力がついたらこれくらいの仕事をしよう』と思ってもその仕事は来ない。必ず実力よりも高めの仕事が来る。それはチャンスだから、絶対怯んじゃだめ。

そうなんだ。
出来るか分からないから断るんじゃなく、やってみるために名乗りでる。
一歩前に出ることからはじめないといけないね。
分かったこと:

1)自分のデザインとリテイクについて想定した作業費用を提示する。


フリーとして、一番最初にさせて頂いたお仕事。
クライアントはアットホームな飲食店さんで、案件は名刺と店舗チラシでした。

お料理が自慢!というコンセプトから、名刺・チラシともに全面に写真を使ったデザインにしました。
当初とても喜んでいただけて、写真がメインとなるためそれほど他にパーツ作り等もしなくていいことから3時間程度である程度完成が見えました。
当初の見積もり、4時間以内でのクリア出来そうだと思っていたのです。
順調だなぁ、いい感じだなぁと浮かれていたのですが。

そこからが長かった。
ラフの段階で提供があった写真素材12点を加工して配置し、その写真がリテイクごとに内容や配置が大きく変わっていく。
一度に指示がいただけなかったため、都度前回と重複した作業が発生する。
これだけでトータル5時間くらいはかかってしまいました。
ただし、これについてはこの部分を見積もりに入れなかった自分の責任。
クライアントが悪いわけではないのです。

そして発注から3週間ほど経過しそうな現時点で、最終リテイクが来ました。
それは、一番のメインで売っているメニュー写真の差し替えです。

しかしそれが一番の大問題。
クライアントは「この写真を使って欲しい」と、他店(クループでも何でもないお店)のチラシを持参され、営業さんに詰め寄ったそうです。

当然、出来ません。
写真素材それ自体には著作権があるし、利用許可も必要です。
それに、全くの他店のチラシを(グループ会社だったとしても別制作会社であれば当然)利用するのも問題があります。

飲食店の店長は言います。
「黙ってれば分からないよ」
「これしかないんだから仕方がない」
「まずははめこんで見て、駄目だったら仕方がないからやってみてよ」
「やってもいないのに駄目ってなんだよ」

クライアントがあまりの勢いで迫るため、営業さんが泣く泣く私に連絡を下さって、何とかなりませんかと相談頂きました。
正直、そんなことをする人がいるのかと、ちょっとビックリを通り越して何も言えませんでした。

とりあえず、写真については類似のもので商用利用可能なものを捜索することをお約束し、クライアントには仮に配置した写真を参考程度で見せるだけは可能であることを伝えてもらいました。
この捜索時間及び仮配置作業分は追加料金無しです。
通常であれば当然請求すべきところだと思います。

ただ、この案件については最初から目算を誤ってしまった自分の勉強代として、最後まで追加無しで対応することにしました。
自分のデザインとその後のリテイクのことまで視野に入れられなかった失敗。
写真素材を多用するのであれば、当然加工時間も掛かるし、差し替えも大変になる。
全体を見て、「完成まで」どのくらいなのかを把握しなくちゃいけない。
次からは同じことをしないようにしなくっちゃ!

ということがあって、現在その対応中です。



今、ツイッター等で「無断複製」「無断利用」が問題になっていますが、こんな意識の人達なんだろうなぁ。
意識の低さ、これからもそんなクライアントがいるだろうと思うと、きちんと言える・説明できるチカラをつけなければならないと思いました。