≪あらすじ≫

主人公のアルティゼアは皇帝の側室の皇帝の血を引いていない娘だった。

アルティゼアの兄 ローレンスは皇帝の実子で皇位継承権を持っていた。

アルティゼアの知略、謀略の力を持って皇帝に即位するのだが

それまでの謀略の暴露を恐れ、アルティゼアを罠に陥れ情報が洩れぬよう舌を抜き、両手を切断し投獄してしまう。

アルティゼアの生い立ちは過酷で幸せとは程遠く、

母親はローレンスを皇帝にする事が幸せだとアルティゼアに教え教え込み、自分の機嫌の悪い時は容赦なくその憤りを彼女にぶつけた。

ローレンスもまた残忍な性格の持ち主でアルティゼアの事は都合よく使える道具としか考えていない。

その中で生きる為と自分自身に言い聞かせて謀略の限りを尽くしてローレンスの皇帝即位の為に力を尽くした。

 

物語のはじめはすでにローレンスが皇帝に即位しており、

後継者争いに敗れたセドリックが刑が執行された後のアルティゼアを救出し、この帝国を救って欲しいと跪き知恵を乞う。

 

アルティゼアの回想の中に現れる聖女リシア

セドリックの恋人でアルティゼアがローレンスの為に

皇后にする事に成功したがローレンスのリシアへの嫉妬心で殺害されてしまっていた。

アルティゼアはリシアとのやり取りで皇帝と結婚をしたのは

自分自身の判断でアルティゼアの所為ではないないとし

あまつさえ「許した」と言われ戸惑う。

思いやりのある言葉に心を震わせリシアを守ろうとしたが

守り切れなかったという後悔がアルティゼアに残り

最後に後悔なく生きたことをセドリックに伝えてほしいという遺言を残してこの世を去った。

 

アルティゼアは帝国の為に敵である自分を認め助力を乞うセドリックの為に自分の命を懸けて時間を戻す魔法を実行する。

すべてをかけて尽くしたローレンスに裏切られ、

謀略でその身を陥れたセドリックに信頼を寄せられたことに心が震えたのだ。