2月23日にドイツでは新しい首相を決める国民選挙が行われました。

 

 

 

 

 

現在まだ集計中で結果は確定していませんが、至る所で結果予想が出始め、CDUが世論調査通り政権を握ることになりそうです。

 

私が応援していたAFDは21%前後で4年前と比べ大躍進しましたが、CDUがAFDとは連立政権を組まないと主張しているので、CDUとSPD(プラス)の連立政権が濃厚。

これが何を意味するかというと、ドイツはこの不況や不法移民・難民問題の中で大きな変化は起こせないことを示唆しています。

 

10年以上のドイツ生活の中でドイツに失望させられることが多々ありましたが、今回も一ドイツ在住者として失望させられる結果となりました。

 

ここまでドイツを壊したSPDに対していまだに投票する者、保守の仮面を被り続けるCDUにまだ譲歩する高齢の投票者。AFDを敵視しそれ以外の党、特にLINKEに投票する者。

これは完全に個人の見解ですが、私からしたらなぜこの人たちは自分の国に大きな良い変化を起こそうとしないのか全くわかりません。

ただ、原因は明らかです。

ドイツ人の多くはヒトラーの虎馬からポピュリズムに流れることを怖がっています。結果、多くのCDU投票者はAFDまで行く勇気がない。

そして多くの主流メディアはAFDをナチスと関連付けさせる報道をし、このドイツ人のトラウマを利用し、AFDを遠ざけています。

情報リテラシーの低い者はAFDを完全に悪魔化し、主流メディアの餌食になっています。

 

私の仕事でも上層部の多くが変化を嫌います。

今回の選挙結果は「ドイツ人は大きな変化を嫌う勇気のない人達」という印象を私に根強く残しました。

 

いつかこのトラウマからドイツ人が解放され、偏見のレンズの外から国を見る事ができるようになり、ゲルマン魂をまた取り戻せる日が来ることを願っています。