You Tube Walker ゲイ三昧

You Tube Walker ゲイ三昧

ゲイです。最近YouTubeにはまっています。それらを見た感想や日々の中での独り言を書こうと思います。

コメントについて

コメントを「承認制」に変更しました。別にどんなコメントでも公開でいいやと思ってたんですが、人によっては公開したくないコメントもあると思います。

僕自身も、他のブログさんにコメント書く時に、未公開を選択することもありますので。このamebaにはそういう機能がないみたいなので、承認制にしますね。もし「未公開」を希望される方は、コメントのどこかに「未公開希望」の旨を書いていただければ公開しません。

また明らかに宣伝目的、セールス、詐欺まがいのサイトへの誘導の類は削除します。


どうぞ批判でも悪口でもご自由にお書きください(笑) 2014年10月20日
Amebaでブログを始めよう!
六十一章 感想



この小説の感想も半年振りで、ちょっと緊張気味に書き始めております(笑)

前章60章はキャンプ旅行でバンコクの駅に集合した時の様子で終わっていましたから、この61章ではその続きからですね。ブログでも書きましたがこの61章は英訳してくれた人が違います。もしかしたら、これは原作のタイ語から中国語訳されたものを、この人が英訳したのかもしれません。原作タイ語を母国語話者が直接英訳したものではないかもです。だから文調の違いや、例えば簡単な話、名前の表記がびっくりするくらい違ってたりするのかも。僕はそれを勝手に以前の表記にしてありますが。まあ、そんなことも頭に入れつつ読んでみましょう。


一人遅れてきて、寸でのところで列車に飛び乗ったPalmですが、例の主催者による歓迎からは逃れることができなかったようです(笑) そこへもしかしてNohを探してきたのかPhunが何も知らずにやってきて、大学生に捕まってしまいます。Nohや周りの者は皆大騒ぎですね。朝っぱらから皆元気です。そんな大騒ぎの最中にNohはYuriを見かけてしまいます。駅では一旦は帰ろうをしたほどで、ここでもその姿を見かけただけで気分が落ち込んでしまったようです。

ダイエット中だったはずのPongですが、ちょっとしたお菓子じゃ物足らないのでしょう。パンとジャムを取り出し食べ始めますが、周りの者がそれを放っておくわけもなく、一緒になってやっぱり大騒ぎですね(^^; こういうグループは、傍にいるだけでホント疲れそうだな(笑) そこにくじ箱を持った大学生が回ってきます。どうやら列車の中でゲームを始めるようです。全員を村人、ゾンビ、祈祷師のどれかに振り分けてのゲームのようですが、ちょっとルールの理解できないところがあります。村人が一人でいたらゾンビに殺される。ゾンビは祈祷師に殺される。じゃ祈祷師は無敵なのかな?だいたいお互いが話さない限り、誰が何なのか分からないのにどうやって殺したり殺されたりするんでしょうね??まぁ説明されてないところもあるのでしょう。ところでこの「ゾンビ」ですが、英訳では「グール」になっています。小説では人肉を食らう幽霊という説明がついています。タイで広く信じられてる妖怪の類でしょうか。昔結構人気があった中国の映画「キョンシー」みたいなものを想像すればいいのかな?

村人になったNohはもうすでにビビってw、Phunが何になったのか尋ねますが、そんなNohの様子を見た意地悪Phunは教えません(笑) まぁ主催者の指示に従ってるだけですが(^^;

> 「くそったれが!お前絶対ゾンビだろ。お前とは絶対一緒にいないからな!」

と思わず叫び、自分が村人であることを周りに宣言してしてしまいます(笑) 怖がるNohは列車から飛び降りることまで考えています。列車の速度は3ヶ月で180kmって。。。まともに計算すると時速80mですよ(笑) 亀か!!(爆)  タイの列車は帆船のように帆を立てて風力で走ってるそうです。。。そんなくだらないことに思考を巡らせていると、後ろの席にいたOmもまた大騒ぎを始めます。Omの口調からすると、Omはただの村人ではなさそうですね。この後もRedbullで目が血走るくらいに疲れ知らず元気一杯のせいか、トランプも引っ張り出して今度はポーカーをしているようです。負けた人は水を飲むことが罰ゲームのようで、Earnは列車から用を足したようです(笑) 走ってる列車から小便をすれば後ろの車両の窓から飛沫が。。。(^^; ついそんな心配をしてしまいましたが、時速80mだから大丈夫だったのでしょうかね(^^; そしてPongやNantはドラゴンが火を吹くほど立派なものを持っているようで、Nohや他の者が興味津々で覗きにでも行ったのでしょうか。ところがそこでNohだけはPhunに頭を叩かれます。自分以外のものに興味を持つなってことですかね(笑) 相変わらずPhunに叩かれる理由など見当も付かないNohですが、どこにいても目を離せないPhunも気が休まる暇がないですね(^^;

そんなこんなでようやく列車は目的の駅に到着し、そこからまたバスで2時間走り宿泊先の学校まで行きます。そこで本物の村人の歓待を受け、いつもながら食べ過ぎたNohは腹を抱えながら自分たちの部屋に向かう途中でまたしてもYuriの姿を見かけます。その時ここでJeedが出てきます。まだJeedはNohに興味を持っているようです。ここできちんと区別をしておかなければならないのは、ドラマではJeedはAimにそそのかされ、Yuriを悲しませようとNohにちょっかいを出していましたが、小説ではそのような背景は全く描かれていません。小説を読む限りではJeedは純粋にNohに興味を持って、少々強引に近づいているようにしか見えません。ドラマで受けた余計な情報を排除しなければ、小説の印象も偏ってしまいますね。

自分たちの寝床を確保したNohは隣のOmの荷物の少なさに気がついてしまいます。Omは自分の着替えの服と歯ブラシ以外は全てNohのものを当てにしていたようです。さすがのOmです(爆)。Omの後で湿ったタオルを使うのが嫌だとNohは自分が先にシャワーを浴びると言っています。文句を言いつつも、すでにOmに自分の物を仕方なくも使わせてあげるつもりになっているようです。口ではどんなことを言ってもNohはちゃんと貸してくれることをOmもまた最初からそう思っているようで、さすがに長い付き合いの腐れ縁です(^^)

そして今度は名札の色に話が移ります。Omのピンクの名札をブルーのPalmが「下」だと馬鹿にすると、OmはNohのつけてるレッドもまた「下」だとNohに話を振ります。そのOmの言葉に対し、NohはPhunに「負け越し」ている自覚があるのでしょうw、「その通りかもな」と心で思いながら否定しませんね(笑) ですが、さすがに皆の前でそんなことを認めるはずはありません。男の沽券(こけん)に関わります。その話をそのままEarnに振ろうとし、Omに一発殴られます(笑)

休む間もなくそのまま集められた参加者たちは、名札の色別に分けられ、様々なゲームをします。ここでの「レッド」に対するNohの反応は想像するしかありません。恐らくは「赤色」と政治色とを連想しているようです。タイの国内事情を知らないので何とも言えませんが、赤い旗や赤色を身につけた多くの集団は、ある種、危険な匂いのする政治集団だと見られているということでしょうね。レッドの場所に向かうNohは、誰も知り合いがいないからと寂しそうですが、Earnのことをすっかり忘れてしまっていたようです。そこで前章60章の最後の部分に記述されていたEarnの生物学的女子と非生物学的女子の両方からの人気振りがここでも出ています。NohはEarnばかりが人気で少々不満の様子ですが、Earnはその人気のままリーダーに選ばれます。いくつかのゲームをしたようですが、その中でNohは「No-ameba/ノ・アメーバ」というニックネームまで付けられたようです。Nohのアメーバ振りがよっぽど可愛かったのか、主催者大学生の目に留まり、舞台上みんなの前でやらされたようです(笑) どこに行ってもすぐに人気者になりますね。

最後のゲームは各チームから代表二人で行われます。レッドチームはもちろんEarnとNohです。イエローチーム代表のPhunを見たNohは、途端になぜかライバル心を剥き出しにします(^^; ここでのNohの「俺はなんで歯の矯正器をつけて文句言ってるんだ」って言葉、よく分かりませんね。何かこの「bracket」という単語に意味があるのではないかと思うのですが。。。

ピンポン玉運びに使用する身体のパーツをくじ引きで決め、NohとEarnのチームは「口」を使用することになりました。一番簡単だと大喜びのNohに対し、Earnは顔色を変えたようです。Nohにしてみれば、Earnとの関係ははっきりさせたとして全く意識していないようですが、Earnにとってはまだ踏ん切りがついていないようです。ピンポン玉一つ挟んでNohの顔と真正面に向き合うことを想像するだけで、Earnは汗をかいているようです。ゲームが始まり、周りの女子たちもそのキワドイ玉運びに、違う期待をして声援を送っています(笑) Phunのチームに負けそうなことが分かると、Nohたちはそれまで以上に張り切りスピードを上げます。そして最後の玉を籠に入れた途端、二人の唇が触れ合ってしまいます。Nohもそれなりに驚いたようですが、NohにとってはPhunに勝ったかどうかが一番の関心ごとで、そんなことに構っちゃいられないって感じですね。残念ながら一位にはなれませんでしたが、そんなことどうでもよいようでw、Phunに勝ったことで大喜びです。(それにしても一位のピンクチームはどこで玉を運んだのか書かれていませんね) 大はしゃぎをするNohの隣で呆然としていたEarnが謝り始めます。Charlieのことを引っ張り出してNohは冗談で済ませようとしますが、Earnの表情は変わらなかったようです。そこでNohはたまにしか言わない本気の言葉を口にします。

「お前は初めて会った時から、そしてこれからもずっと友達だ。」
「もしまたキスされても俺の気持ち変わらない。」

Earnにしてみれば、これがNohの本心だと知っても複雑な心境でしょうね。EarnがNohを純粋に友達だと思っていればそのまま喜べる言葉ですが、「キスされても何ともない」とは「キスされても何にも感じない、友達以上の感情は沸かない」ということでしょうからね。Nohに対する未練の残り火が消えないEarnにとっては辛い言葉でしょう。

それにしてもEarnはキス事故の後しばらく呆然とし、その後ひたすら謝っていますが、この謝罪の言葉の意味ってどうなんだろうかって思います。Nohに申し訳ないことをしたという100%謝罪の気持ちで一杯だったのでしょうか。上でも書いたようにEarnはまだまだNohへの思いを断ち切れていないようです。口を使ってピンポン玉を運ぶことが決まった時のEarnの様子でもそれははっきりしています。ゲーム中、目の前にNohの顔があってとてもじゃないけどゲームに集中などできなかったでしょうね。そして偶然とは言え、触れ合った唇。Nohに申し訳ないという気持ちだけではなかったでしょうに。以前Phunが触れたくて堪らず、理性を抑え切れなかったNohのあの魅惑の赤い唇に、偶然とは言えEarnはキスしてしまったです。抑え込もうとしていたNohへの気持ちが、再び燃え上がることもあるでしょう。だからEarnはしばし呆然としてたのかもしれません。そしてようやく我に返って出てきた言葉がNohに対する謝罪の言葉だったのでしょうかね。でもどう考えてもどちらが悪いというわけでもなく、Earnが謝り、Nohがその謝罪を受け、何でもないとEarnを慰めるのはおかしな話だという感じがします。まぁEarnからすれば、自分のいつまでも消えずにいるNohに対する気持ちと、Nohには付き合っている相手がいるのに自分がキスをしてしまったという罪悪感があったということでしょう。

さてそんなNohとEarnとのやり取りを、どこの時点からか立ち聞きしてしまったPhunは、無言でその場を立ち去ります。またまた冷戦状態に突入するかもしれません。しかし今回、Nohはいくらかの経験もあり、Phunが無言で立ち去った理由もよく分かっているでしょう。





六十一章 大騒ぎ


午前8時30分近く、もうそろそろ出発する時間だ。列車はもう到着してるけど。。。Palmがまだ来ていない。。。(お前、いったい何様のつもりだ!) でも列車が動き出す寸前、まさかあいつが飛び乗ってきた。あり得ないだろう。(学校でやってるハードル競争じゃないんだぞ。。。) 係員にこっぴどく叱られてる。むちゃ恥ずかしい奴だな。俺の知り合いだなんて誰にも言うなよな
(`×´)

お前、遅刻してきたこと皆に謝って、ちゃんと罰を受けろよな!あいつが乗り込んでくるやいなや、例の歓迎メンバーの大学生が猛ダッシュでやってきた。そう、俺に脇の臭いを無理やり嗅がせたあの大学生だ。(あの不愉快な記憶が蘇る。忘れるのは無理だろなぁ?)

「バナナ オレンジ!!!! バナナ オレンジ!!!! バナナ オレンジ!!!! はははは。」 俺たちもつい一緒に歓声をあげる。Palmの顔を見てみろ。マジで。。。はははは。俺は笑いをこらえることができない。列車の床を転げまわってしまいそうだ。でもこの大学生は歌を続けている。アップル、パパイヤ、バナナにオレンジ。Palmに強制的性転換を施そうとしながら、「バナナ オレンジ!バナナ オレンジ!バナナ オレンジ!」と続けている。全員であいつに強制してる。はははは。もうこうなっては絶対に逃げられそうにない。Palmは仕方なくその踊りを始める。そしてあろうことか、踊っている一団の後ろから人影が近づく。少しずつそれが誰だかはっきりしてくると、どんどん哀れにさえ思えてくる。はははは、さあ来たぞ!!!!

「バナナ オレンジ!!!!」 学生が激しく手を叩いている。あはっ。俺たちも客車の最後尾に座って、大はしゃぎで手を叩いている。Palmはどうにか逃げ出そうとしている(ははは)。あいつは身体の大きな学生の脇をすり抜け、俺たちのいる方に助けを求めてダッシュでやってくる。でも友達って言っても俺たちだからな。俺たちはすぐさま立ち上がり、Palmから逃げる。(友達甲斐なんてほとんどないな。) Palmは怒りで瞬間沸騰し、その客車中に怒りの言葉をまき散らす。(はは。) 辺りを見渡し、割れ目があったら潜り込みたいようだ。でも背の高い男が登場し。。。

。。。何にも知らないPhunが辺りを見渡す。

ははははははは。Phunの顔は呆気に取られてるって感じだ!どうぞお近くの人はこのチャンスを見逃さないよう、急いでここに来て見てください。あの表情は。。。言葉にできない。はははは。俺たち八人(絶体絶命のPalmも含めて)は大笑いで床の上を転げまわる。あいつは、俺たちのPhun Phumipatはあの大柄な大学生にしっかりと抱きしめられている。車内は爆竹の大きな音やら鳴り響く鐘やらシンバルの音やらに混ざり、キャンプの一団の大歓声で溢れる。(お前らみんなひどい奴だな、はは。)

「私はこの子とバナナオレンジダンスを踊りた~い。」 大柄な男がそう言うと、がっしと抱きしめられていたPhunがようやく正気に戻り、力なくその頭を横に振る。俺たちはその様子を見てさらに大笑いをする。ようやく他の主催者の者が傍観できなくなくなって、このおぞましい状況からPhunを救出にやってきた。(危なかったあ!!)

Phunはようやく自由の身となり、一目散に一番端っこに空いてた座席に座る。でもまだショックから立ち直っていないようだ。ははは。いまだに災難に遭ってるって感じだ。Pongと俺は
(何とか危機から逃れた)Palmのスーツケースを空いたところに運ぶのを手伝ってやってる。 ふとその時、俺はYuriもこの客車に乗ってるのに気がついた。何人かの友達と一緒にいる。はっきり言って、それは当たり前のことだ。キャンプの主催者はバンコクからKhon Kaenまでこの客車を、キャンプ参加者用に貸し切りにしたんだ。俺はよく見知ったその顔を何度かチラ見する。友達と一緒に座って何かお菓子を食べながら楽しそうにおしゃべりをしてる。はは、彼女は相変わらずだな。お菓子がなきゃ生きていけない。でも変わったことと言えば。。。あの目はもう二度と俺を見ることはないってことだ(T_T)

。。。


俺は自分の頭を思い切り叩き、それ以上考えるのを止め、再びPalmの荷物を空いた場所に移動するのを手伝う。それから客車の一番端っこまで歩いて戻り、自分の席に座る。その後すぐに腹を空かしたPongがそれ以上我慢できなくなって、パンとパイナップルジャムを取り出す
( ̄∇ ̄。。。クソッタレ。。。この混雑した列車の中でサンドイッチを食べるかぁ~?お前は大した奴だよ!俺は溜め息をつく。パイナップじゃなくてブルーベリーがよかったなぁ(あは。。。) でも今はそんなことはどうでもいい。俺だって今朝から何も食ってないんだ。今なら何でも食べられるぞ。飢餓状態だ!そうやって、この混雑した列車の中で俺たちのサンドイッチパーティが始まる。その時主催者の一人がその手にくじ引きの箱を持ってやってきた。

これ、なんだろ?俺はそう考えながら、手をその箱に突っ込んで中を探る。主催者は引いた後は何も言わないように何度も何度も繰り返す。。。これって何かのいたずらか?そんな疑問が頭の中を巡りながら、俺は引いた紙を広げてみる。そこには「villager 村人」という言葉が書かれている。。。

誰かこの中に「Villager」という名前の奴がいるってことか???。。。なんだ、これは。

結局、それは単なるいたずらゲームじゃなくて、学生たちが俺たちにさせるゾンビゲームだって分かった。名前を聞いただけで背筋がゾクゾクする。でも拒否することもできない(>0<) ゲームのルールは、キャンプ中はゾンビを引いた奴以外は一人で動き回ってはいけないこと、そしてゾンビは(俺みたいな)村人を八つ裂きにできることだ。もし村人が一人ででうろうろしてたら、大学生の処刑命令で名札を引きちぎられる(ムチャ怖いよ)。ゾンビに引きちぎられた奴は、死の宣告を受ける(>0<) ただの村人の俺は、このキャンプで最後まで生き残れるのだろうか?! でもゾンビだからって気楽にはしてられないんだ。というのは、村人とゾンビの他に、祈祷師がいてそいつはゾンビを殺せるんだ。もしゾンビがうろついてるのを祈祷師が見つけたら、へへ。。。でもいったい誰が祈祷師だ?俺は最後までそいつからくっついて離れないぞ。一インチも離れるもんか!そんなことを考えながら、俺は希望をもってPhunを見る。

「Phun。。。お前のは。。。」

「へへ。。。」その笑いで俺は背筋が凍りつく。。。こいつの嫌味な表情を見ると、俺の希望は不安へと変わる。

「なんだぁ?この野郎。なあ、絶対誰にも言わないからさ!」もしこいつが俺と同じだったら、最低でも一緒に行動できるのに。でももしゾンビだったら。。。?俺は走って逃げるぞ。でも。。。でも。。。もしこいつが祈祷師だったら。。。

お前のことをだぁぁぁぁぁぁい好きになるぞぉぉぉ!

「教えない!」なんだとぉ。。。くそっ!!!! ここはキャンプだぞ。お前まだ生徒会のつもりか?なんでそんなに頭が固いんだ?俺はこいつに死の視線を向けるが、それでもこいつは俺に紙を見せてくれない。

「くそったれが!お前絶対ゾンビだろ。お前とは絶対一緒にいないからな!」

「ほぉ。。。お前、他の誰かと一緒にいたら安全だと思ってるのか?」ああ、そうかも。。。結局俺は列車から飛び降りた方が安全なんじゃないだろうか。なんで俺はこんな恐ろしいゲームをしなきゃいけないんだ?やっぱり飛び降りようか。飛び降りたって死にゃしないから。俺はちゃんと確認したんだ。この列車のスピードはせいぜい3ヶ月で180kmくらいのもんだ。へへへ、こんなに遅いのは、きっと風力で走ってるからに違いない。

「くそったれ!!!! お前らはどうなんだ?ちょっと見せてみろ!」俺は他の奴らのことをすっかり忘れてた。ここにも不安があった!俺の後ろに座っているOmがまた問題を引き起こす。俺は即座に紙を丸め、窓から外に放り投げる。

「お前になんか言うもんか!!!! あっちへ行ってろ!」俺はお前に言うほど狂っちゃいない!

Omはにやりと鼻で笑いながら「そうか、お前もしかして。。。俺には言わない方がいいぞ、へへへ。。。」くそったれっ。。。!

Omと友達づきあいをするのは、時々マジで疲れる。

。。。

俺らのキャンプ一行は主催者の学生たちと楽しくゲームをして過ごした(ただ言われたことをしただけだけどな)。時間が過ぎ(いつまで経っても終わりが来そうにない)、配られた水はもしかしてただの水じゃなくて、Redbull Xtraを300缶じゃないかと疑い始める。そしてようやく学生たちは俺らに休憩をくれた!やった!(きっと自分らだってこれ以上は疲れてできないんだ)。でもOmがここにいるってことは、休憩なんかできるわけがない。学生たちが休憩と言った直後に、こいつは。。。

トランプを取り出してゲームを始めやがった!!!!

そんなことを許されるはずがない!!! 列車の中で大人しくしてられなくて、まだポーカーをしようってか!そいつの頭を思いっきりぶん殴って、俺がカードを配り始める(はは。。。) なに?どうした?当たり前だろ、Omはインチキ野郎だぞ!こいつの自由にさせておけるわけがない!

俺たちは全くルールを無視し、大騒ぎで遊ぶ。Palmだって、列車は走ってるんだから警察は追いかけて来れないって言うし。万一追いかけてきても、俺たちはとっくに奴らの管轄区域外だそうだ。さすが俺の友達だ。。。こういうくだらないことにはこいつらは天才だ。

こんな狭いスペースにギュウギュウ詰めで、Pok Paet Pok Kao、Poker、Gop Dam Gop DaengやKaokae Dummyなんか色々なポーカーをやった。罰ゲームは水を飲むことだ。でも最後のゲームはむっちゃ面白かった!だってEarnがずっと負けて水ばかりを飲んでたから膀胱が爆発直前で、トイレを我慢できなかったんだ。だからあいつは。。。客車と客車の間の通路に立ってそこから外に立小便を!はは。

こんなことを言ってると、PongとNantも同じことをしてた。しかも自分たちのはミミズじゃなくてドラゴンが火を吹いてるなんて言いながら。。。アホかっ!!! 大げさ過ぎだろ!でも俺は好奇心に負けた。そしたらPhunが俺の頭を二度も叩いたんだ。(痛いだろうが!) なんで俺だけ叩くんだ?! OhmやPalm、Jokeだって。。。みんな同じじゃないか!!!

俺たちはずっと大騒ぎをして過ごしてると、列車が停まり他の学校からキャンプに参加する生徒を拾ってる。そしてKhon Kaenに着いた頃にはもう夕方5時近くになっていた。

到着するとすぐに学生たちは俺たちを集め、今度はバスに乗せる。そしてそのバスは俺たちの集合場所、二泊三日を過ごす学校まで行く。。。そう、その通り。学校で寝泊まりするんだ。ホテルじゃないんだ( ノД`)シクシク…

でもそんな悪くもない。確かにバンコクの俺たちの学校(特に俺たちのとこみたいな私立学校)とは比べようもないけど、そんなに酷いところじゃない。少なくとも水道はあるし、電気だってある。それに携帯の電波も届く。だから家に電話するのにも困らない(ところでなんでトイレが見当たらないんだ。。。)

バスは駅を出発して街中からムチャクチャ離れた場所まで俺たちを運んだ。2時間もかかった。目的地に到着した時にはもうずいぶんと遅くなってたけど、それでも村の入口には大勢の人たちが俺たちを出迎えてくれた。遠いとずっと文句を言ってたOmでさえ、その光景に口をつぐんだ。村の人たちは、俺たちの到着がこんなに遅くなっても、ずっと蚊に刺されながらでも待っててくれたんだ。

村の人たちは香り米を振る舞ってくれ、その上タップリのミンチ肉を加えてくれた!(バンコクのどこのレストランだってここまでしてくれないぞ)。俺たちは皆ご飯を二膳も食べた後、二階に荷物を持っていくよう学生たちに指示された。この後も行事の予定があるからだ。(もう夜の10時だってのに、なんでまだ行事の予定があるんだ!?)

俺たちは膨れた腹を抱えながら学校の二階へ上がっていった(お粥のせいだ。決して俺たちが大食らいだからじゃないぞ)。二階は男女で区切られてる。女子用の部屋の前を通り過ぎる時、Yuriが自分の荷物を開けてるのが見えた。でも俺がドアの外に立ってることに彼女は気づいていない。もう一人、名前も覚えてない女子(確かConvent高の音楽クラブの誰かだった)は、顔がむちゃくちゃになるほど俺に笑顔を向けてる。だから俺も仕方なく頷いて挨拶を返す。

俺は長い溜息をついて男子用の部屋に入って行く。自分のカバンをOmの学校の校章が入ったカバンの隣に置く。。。でもなんでこいつのカバンはこんなにぺちゃんこなんだ?!

「おい!!!! お前、いったい何を持ってきた!?」

あの野郎は何でもないって風で「二泊三日分の服。シャツ4枚とズボン2着。繰り返しても着るしな。へへへ。。。」 ふんっ、汚い奴だな!でもそこんとこは問題じゃない。

「タオルは!?」

「ああ。。。お前のを使うから。ははははははは。」 この大馬鹿野郎がぁぁぁ!!!!! またお前の恥知らず根性が出て来たな!!!! どこかで木を見つけて、それに背中を擦り付けてこい。俺のを使わせてもらおうなんで思うなよ!お前、俺のタオルを使いっ放しで湿ったままのタオルで俺に拭けって言うのか!? なんちゅう友達だ!!

「くそっ!俺が先にシャワーを浴びるからな!お前、他に持ってきてない物は!?」

「えっと。。。自分の歯ブラシは持ってきたぞ、へへへ。」 それ以外、全部俺のを使うつもりだったのか。お前、どういう考え方をしてるんだ。俺はこいつを殴ってやろうと拳を握ると、こいつは後ずさる。でもその時他の友達が俺を止める。

「おい、お前らここに来てもケンカしてるのか!急いで下に降りろ。大学生が呼んでるぞ。」 くそっ、俺を苦しめる連中が他にもいたか!俺たちは人間だぞ、犬ころじゃないんだぞ!俺は振り返ってPongとNantを睨みつけ、歯をむき出して唸る。この二人が俺の計画を台無しにする。Phunや他の連中はきっと外で待ってるに違いない(ああ、面倒くさいな。。。)

Omはカバンから携帯電話を取り出し、ズボンのポケットに入れる。それから「さあ、行こうぜ。おっと、名札を着けなきゃな。くそお。。。この名札の色を見るたびに踏みつけてやりたくなる!」 ははは。こいつの表情を見て俺は腹が痛くなるほど笑ってしまう。けばけばしいピンクがこいつの首にぶら下がってるのを見ると、この世で最もおぞましいな美しい姿だな!

ブルーの名札を着けたPalmが割って入る。「そりゃ面白いな。誰が上で誰が下なのか、丸分かりだな。ははは。」はははは、全員がOmの顔を見ると、あいつはものすごい形相をしてる。

俺たちは大騒ぎしながら階段を下りていく。あの変態ピンクを見てるとものすごく気分がいい。でもこいつの浅黒い肌には似合わないよな。「おうおう、赤は間違いなく下だな。。。絶対だな。」その通りかもな。おい!お前のピンク名札のことを言い始めたのは俺じゃないぞ!

俺は動揺していない振りをして攻撃を開始する。「おいおい、Earnに話を振るなよ、この馬鹿!」

バシッ!

「おい、俺はお前のことを言ってるんだ。話をすり替えてるのはお前だろうが!」あれ、そうなのか?! ははは。俺はOmに叩かれた頭をさすり、お互い罵り合いながら階段を下りて、学校の中央へ向かう。

集合場所に急ぐと、こりゃまた。。。天井があるだけで壁がないぞ。こんなところじゃ全員蚊に食われ放題じゃないか。俺はもう身体中かゆくなってきた。。。

「はーい!!! それでは名札の色に従って座ってください!! イエローはそこに、ピンクはそこ、パープルはそこに。それからブルーはイエローの隣です。分かりましたか?レッドは一番右手にお願いします!」オッケー。。。俺は目まいがしてきた(><;) 俺は頭を掻きながら、レッドのグループを見つける。わお、向こうにレッドが群がっているぞ(政治決起集会でもしてるのか) もしマジだったら、とっくに俺ら殺されてるぞ。。。

「じゃ、俺は行くから。」Omは大声でそう言って、ピンク軍団の元に向かう(あのConvent高の名前の思い出せない女子もピンクのところに座ってるぞ)。PongとNantも自分たちのパープルグループを見つける。PalmとJokeはもうブルーの中にいる。。。
 
「それじゃ、俺も行くからな。。。またな。」俺の隣にいたPhunが俺の方を向いて気が乗らなさそうに小声で言う。その表情はがっかりした表情で、Earnの方を向いて笑みを浮かべてる。そしてPeteの後ろに続いてイエローチームに向かう。Yuriもそこにいる。。。

俺たちがキャンプに参加してるから、彼女もすごく複雑な気分じゃないかと感じる。

俺は大きく一息ついてEarnの後ろをついてレッドの群れに向かう。誰も知ってる奴がいない。俺はマジで落ち込んでるのかもしれない。だって俺がついていってる奴のことをすっかり忘れてしまうほど(はは。。。)

それは誰あろう、応援団長のEarnだ!ふむ。。。俺たちがレッドグループに行くと、突然女子の歓声が大波のように俺たちを襲う。彼女らの多くが今年のサッカー競技会を観戦しにきてたんだ。前からこの野郎の人気はある程度は知ってたけど、これは。。。Earnが活躍したのはたったの一回だけだぞ。俺なんかは毎年だぞ。そりゃないだろ。誰も俺に気がつかないのか。歓声と悲鳴がこの応援団長だけに。。。ふん。これは貸しだからな!

俺たちは挨拶や自己紹介を交わす。(俺たちのグループは全員で30人。そのうち男子が12人、カトゥーイ8人で女子が12人。多すぎじゃないのか。。。) 俺たちのリーダーになるのは、サッカー競技会で応援団長を務めたEarn以外にいないだろう。(女子はEarnリーダーで全員一致だ。くそっ。この音楽クラブ部長のことをすっかり忘れてるだろ。) 大学生がそれぞれのグループのリーダーに自己紹介をするように伝える。リーダー全員がステージに上がったのを見ると、俺たちの学校は指導者育成にずば抜けてるんだと思う。だって我が応援団長以外にも、俺たちの生徒会書記までイエローグループのリーダーになってる。(おお、世の中上手い具合に回ってるもんだな。)

それぞれのグループリーダーの自己紹介が終わると、次はゲームの時間だ。俺にとってはほとんどのゲームは以前にやったことのあるものばかりだった。敵要塞突破ゲーム(プレイヤーは色で二つのチームに分かれ、それぞれが相手チームの要塞から旗を奪っていく。より多くの旗を奪ったチームの勝ちだ)。それと物まねゲーム(それぞれのチームが一列に並び、最初の人の動作を真似て。。。くそっ、誰だ、カトゥーイを先頭に置いた奴は。あんな動きは真似できないぞ。恥ずかしすぎる)。それとアメーバじゃんけん(じゃんけんをして、負けた人がウサギになる。勝てば下からニワトリ、サル、人間、スーパーマンと上がって行き、負ければ一つずつ順位が下がる。もしウサギの状態で負けたら、アメーバの振りをしないといけない)。誰がアメーバになると思う?。。。うぅ、何だって、俺が、俺が。。。(T_T) クソッ!どうして俺はこんなについてないんだ!ゲームが終わったら、俺はステージに引っ張り出され、皆の前でアメーバの振りをさせられた。俺のアメーバの動きが可愛いって大学生たちにからかわれて。。。(>_<) 勘弁してくれよ!ムッチャ恥ずかしいー!それから俺はキャンプの間、「ノアメーバ」って呼ばれるはめになったんだ。俺のこと可哀想だと思うだろ?その後もまだ他のゲームを続けたんだ。でも俺はすっかりやる気をなくした。俺はもういやだーーー!最初の歓迎会だけで息切れするほど疲れたんだ。(まるで軍隊教練みたいだ。) 大学生たちはようやく全員を解散させ、俺たちはこれで就寝だと思ったんだ。それなのに。。。主催者が最終ゲームの説明を始めたんだ!?

「おーい!!!! みんな、疲れてるかー!? (全員が、疲れたー!!!と答える) これで終わりにして寝られるなんて思うなよ!(はあ。。。) でも心配しなくても今度のゲームは疲れないぞ!各グループから二人ずつの代表だけでやってもらうから。リーダーともう一人、前に出てください!」

あう。。。俺たちのリーダーは。。。あのEarnだ。。。誰を選ぶんだろ。。。おい。。。待てよ。。。やっぱり俺か(ノ_-。) じゃんけんゲームで俺は大恥をかいたんだ。これ以上俺に何をしろって言うんだ!俺は頭を掻き、しぶしぶEarnについて前に出る。Phunも相棒といた(こいつ誰だ。。。見たことない奴だ。なんでPeteを連れてこないんだ?友達じゃないのか。。。あっ。。。Peteは柱の陰でうとうとしてやがる。あの野郎!) はあ。俺はなんで歯の矯正器ををつけて文句を言ってるんだ。。。でもPhunとその相棒を見てたら、何か俄然やる気が出てきた。よし!やってやろうじゃないか!俺は生徒会書記に挑戦状を叩きつける。勉強じゃ全然敵わないけど、こんな頭を使わないゲームなら、お前になんか負けるもんか!!! 俺は眉間にしわを寄せ、あいつを煽るように睨み付ける。でもあいつはそ知らぬ顔をしてそっぽを向く。俺を完全に無視しやがったな。

偉そうにしやがって!!! 後になって泣くなよ!

「今からゲームのやり方を説明します。それぞれのチーム二人で、身体のどこかを使ってピンポン玉を私の前にある籠から向こうのWanさんの籠まで運んでもらいます。よろしいですか?それではくじで、どのチームが身体のどの部分を使うか抽選します。」

俺は大学生の説明を聞きながら、俺の腕の蚊をぴしゃりと叩く。顔を上げると、俺の目の前にくじ引きの箱があった。(あの俺を震え上がらしたゾンビゲームの時とおなじ箱だ)。それぞれのチームがくじを引き始める。ブルーチームはおでこ、イエローチーム(Phunのチーム)は身体(大変そうだ)、パープルは肩(これも大変そうだ)で。。。俺たちの引く番だ。Phunのチームと同じくらい難しそうなのを引くかもしれないとドキドキしながら。。。引くと。。。
 
口だ!

やったー!!!! メッチャ簡単だ!! 俺は歓喜の声を上げる「イエーッ!」こんなにラッキーなのに、Earnはなんだかショックを受けてるみたいだ。

「おい。どうした?」こいつ、疲れてるのかな?

「あああ、なんでもない。。。」Earnは我に返ったように返事をするが、その額には玉の汗をかいている。そんなに暑いのか?もうこんなに夜も遅いから、俺にはちょっと寒いくらいだけどな。「お前、喜んでるのか?」なんだと?! そんなの決まってるじゃないか?!

「ああ、そりゃ嬉しいさ!口を使えばいいなんて簡単だろ?イエローやパープルチームなんかよりずっと楽だ。そうだろ?!」俺の方が何か勘違いしてるのかと心配になる。Earnは複雑な表情をしてる。でも俺がそう言うと、一度頭を振り答える。「いや。。。なんでもない。お前が平気なら俺も平気だ。。。へへ。」ふむ、変な奴だな。。。俺は眉を寄せ、そいつを見るが考えてる暇はなかった。笛が鳴らされた。

ぴっぴーっ!!

笛の音とともに太鼓と応援が始まる。俺たちは慌ててピンポン玉を口に咥える。Earnが向こう側を俺がこちら側を。俺たち二人はゆっくりと20メートル先にある籠に向けて歩き出す。

女子らは何に声援を送ってるんだ!Earnと俺は何とかバランスをとりながらボールを運ぶが、玉を落としそうになるたびに、歓声が沸く(応援ありがとう)
(゚_゚i)。。。なんだってんだ。。。女子は何かヤラシイこと考えてないか?俺は何とか気を逸らそうとするが、つい変な想像をしてしまう。くそっ。。。!! 頭の中でそうぶつぶつ言いながら、Earnと目が合うとつい吹き出しそうになる。それをこらえ、顔を見合わせながらバランスをとって玉を運ぶ。

「残り時間わずか!!!! 10!9!8!7!」

ええええええええ、なんでだ!どうしてPhunの籠には俺らのよりたくさん入ってるんだ?! このままじゃ負けそうだ!!! させるもんか!このままPhunに負けてしまったら、Earnと俺は笑い者だ。ここは気合を入れ直して俺たちのプライドを見せつける時だ!

もっと急げ!!!! Earnと俺は玉を取り、時間と競争しながら玉を籠に運ぶ。その時、俺たちの口から玉が滑り落ちそうになる。これはやばい。ピンポン玉が下に滑るたびに俺たち互いの口が少しずつ近づく。

あと少し。。。もう少しで。。。あとちょっと。。。着いたぁ!!!! よっしゃー!!!! Earnと俺は制限時間ぎりぎりのところで玉を籠に落とし、直後に笛が鳴る。元々ピンポン玉がずれ落ちそうになってたところで、ゴールに着いて慌てて籠に落としたもんだから、Earnと俺の唇が偶然触れてしまった。。。

。。。うぅ。。。

俺たちはゲームが終わるまで呆然として見つめ合ってた。周囲では変わらず歓声が聞こえる。どうやらEarnと俺の間で起こったことには誰も気がついてないみたいだ。皆の注意は自分たちのチームに向けられて、ゲーム終了で興奮してる。。。はっきり言えば、俺はこのことにショックを受けたけど、気にしてるのかと聞かれれば、残念ながら。。。今はそれどころじゃない。

「勝者は。。。ピンクチーム!!!! 二位はレッドチーム!三位はイエローチーム!!!!」こっちの方がよっぽど大事だ!よっしゃーーーー!とにかくPhunを負かせてやった。はははは!!! どんなもんだ!俺はサルみたいに飛び上がって喜んでる。俺たちを応援してくれてた者も興奮してスピーカーを使って叫んでる。それでも他のチームをけなすのを忘れていない!はは。お前ら、誰のおかげでこの勝利があるのか忘れるなよ!

俺は走り回ってチームの皆と抱き合う(まるでワールドカップで優勝したみたいに)。他の生徒も俺たちと喜びを分かち合う。でもその時Earnが異常に静かなのに気がつく。。。表情には笑顔があるのに、その目がおかしい。

「Earn、どうした?嬉しくないのか!?」俺は人混みに揉まれてる。(もう就寝時間なのに、まだみんなは勝利を祝っている!お前ら疲れてないのか!?) 俺はEarnの隣に立ち、その肩に手を置く。何かに怯えてるみたいに見えるけど、魂でも抜かれたのか?

「うーん、Noh。。。さっきのこと。。。本当にごめんよ。。。わざとじゃないんだ。」なんだと???? なんのこと。。。あっ。。。マジか。。。

俺はさっきのことほとんど忘れてた。何にも考えてなかった。ただの偶然じゃないか。偶然そうなっただけだ。それにそんなちょっとしたこと、わざとじゃないんだし。

「おい!! なんでそんなマジに考えてるんだ?俺は女子じゃないぞ?! おいおい。。。俺は全然気にしちゃいない。さあ、踊ろうぜ。Charlie一人に踊らせちゃ可哀想だ。ははは。」俺は、Earnにぞっこんのカトゥーイの一人Charlieの名前を出す。(名札に書いてある名前を見たら、本当の名前はSuchadiというらしい。) そいつも男子校から来てるけど、ズボンが黒色だ。CharlieはヒルみたいにEarnにくっついて、食べさせてもらったり、飲み物を飲ませてもらったり、トイレも手伝ってもらったり、添い寝も必要なようだ。(Charlieはガタイがいい、Earnよりもずっとでかいんだ)。Earnは絶対そいつに近寄らないようにしてるけど、Charlieはマジで愉快な奴で、一緒にいると楽しいんだ。
 
いつもなら俺がそのことでEarnをからかうと、嫌がって俺の頭に一発食らわすんだ。(分かるだろ?はは。) でも今回は一言も何も言わない。。。その両目は俺をじっと見てて、俺も目を逸らすことができない。

「Earn。。。初めてお前に会った時から今までずっと、俺のお前に対する気持ちは変わっちゃいない。。。俺は。。。お前のことを変わらずに友達として付き合ってる。これからもずっとそうだ。」俺のこの言葉がEarnを元気付けることができないにしても、これは俺の本当の気持ちだ。そう言い、俺の顔は明るい笑顔に変わり、そいつの肩を強く叩く。多分俺はこの仕草が好きなんだろうな。

「なんて顔してるんだ?お前、俺と友達でラッキーだったじゃないか。だってもし他の誰かが俺にキスしたら、その口を引き裂いてるところだぞ。お前のことを友達だと思ってるから言ってるんだ。だから考えすぎるな!もしまた俺がお前にキスされても、俺の気持ちは変わりゃしない。怒りもしないし、そんなことでお前を嫌ったりもしないさ。な?」

俺はあいつに半分冗談交じりでそう言うと、やっとあいつは少し笑顔になる。でもなんで俺の背中がゾクゾクするんだろう。。。俺は眉を寄せ振り返ると、そこにいたのは。。。

。。。Phun Phumipatだ。俺のすぐ後ろに立ってピクリとも動かない。その両目からはいつもの親しさが消え失せ、そして向きを変え歩き去る。

おい、どこに行くんだ。。。?中途半端に立ち聞きして、そのまま立ち去るなよ!!!!


Love Sick The Series Season 2がとうとう終わってしまいました。言葉が分からないところはあるものの、それでもおおかたよい終わり方だったのだろうと思います。そっちの方の感想はまたの機会を探すとして、元の小説のことですが、実はつい先ほどKudaさんではない他の人の翻訳を見つけました。どうやらKudaさんのところの翻訳が止まって以来、ストレスを溜めたファンが英訳したもののようです。とりあえず61章の全訳はありますが、その後の章は要約しかないようです。そしてその英語はKudaさんのものとは残念ながら比べようもありません。それでもものすごく想像力を働かせながら(笑)理解し、何が起こっているのかは分かります。この英語を今までのような調子の日本語にしようとすると、むちゃくちゃ大変だろうなあというのが正直な印象ですが、それでも全くないよりはマシだ、小説の内容が分かればドラマの理解の助けにもなるはずだと自分に言い聞かせて(^-^; やってみることにします。英訳者が違うので、その言葉や表現の選択は全く別物と言ってよいほど違います。かつ文法的にも誤りや不可解な部分も多く、苦労したとしても以前と同じ調子の和訳にはならないかもしれませんが、できるだけ違和感を減らすように努力はしてみますね。もし今後、Kudaさんが追加の英訳をしてくれたならば、その時点で修正することにします。それでは和訳完了時に(^^)/



先日、Kudaさんのサイトが久しぶりにアップデートされました。内容はドラマではなく彼女の近況でした。恐らく思いつくままつらつらと書かれているようで、とても推敲されたような文章ではありませんが、内容を読んでみると

少なくともドラマの更新が一ヶ月以上されていないことに関する様々なコメントに対しては、怒ってもいないし嫌な思いもしておらず、むしろ皆のイライラはよく理解できるとしています。むしろこれまで続けていたことを、突然中断してしまったことを申し訳ないと言われています。その理由については、以前は学校を卒業し、その後フルタイムの仕事をしていなかったので時間に余裕があったこと。最初は翻訳や字幕付けなど趣味感覚で始め、それらを見知らぬ人と共有し、互いに色々なコメントを交わす喜びを知ったこと、もうそれが6年も続いていたことなど書かれています。ところが先日よりフルタイムの仕事を始め、最初は仕事をしながらでもできると思っていた自分の考えが甘く、とてもじゃないけどそれまでのようには行かなかったこと、そのことに関しては彼女自身もとても残念に思っているということを言われています。結論を言えば、彼女は今後も続けていくつもりではあるけれども、上記の状況なので以前のペースのようにはなく、例えば一つのエピソードに字幕付けを5分づつくらいしかできないと終わらせています。


まあ、そういうこともあるでしょうね。こんなお金にもならないw、ほとんど奉仕のような行為ですからね。例えば時間が余って仕方ないくらいの時期に、ある楽しみを見つけ、いつの間にかそれが趣味のようになり、そのことを喜んでくれる人が増え、それもまた支えになって続けていたことが、その始めるきっかけとなった「余った時間」がなくなったということですよね。それぞれ人には生活があるのですから、周りがそれについてとやかく言えるものではありません。さてさてKudaさんのところはドラマ21話で一ヶ月以上止まったままですが、彼女曰くそれでもほんの少しずつでもやってくださっているようなので、とりあえず22話はそれを待つのも「あり」でしょうかね。その後の23話はそれから二ヶ月先だと言われればさすがに辛いから、Kudaさんの状況が変わらないならば、他の方の字幕でその先を進めることも考えざるを得ないようです。

彼女自身もせっかくシーズン2の21話までやったのですから、それ以降を投げてしまうのもあまりにも残念で諦めきれないという思いがあるのでしょうが、もしこんなペースだったら30数話の最終話までやり遂げるのは1年後かもですよね(笑) 僕の個人的願望を言うならば、もし今の状況が今後も変わらないようならば、いっそのことドラマは他の方が曲がりなりにも継続されているのですから、Kudaさんにはその貴重な時間を小説の方に向けてくれたらとも思います。どちらにしても勝手な願望ではあります。とにかく僕としては22話まで待ってみてそれから考えますね。

中秋の名月


このブログ更新も久々となってしまいましたが、今夜は中秋の名月ですね。今日は晴れているところが多いから、皆さんのところからもきれいな月が見えているのではないかと思います。少しずつ秋も深まって、だんだんと物寂しい季節になる頃でもあります。秋は好きだけど、それでもうら寂しく感じることもあります。9月23日は秋分の日で、昼と夜が同じ時間になるのですが、それは春分の日も同じはず。それなのに春分では心が浮き立ち、この季節にはしんみりとしたものを感じるっていうのはどうしてでしょうね。


このブログはあたかもLove Sickブログに変わり果ててしまっていましたが、残念ながらKudaさんはお忙しいようで、なかなかドラマの英語字幕がアップされません。21話で止まったままですね。彼女のサイトではずいぶんと催促、督促の書き込みが増えていますが、中には失礼な物言いをする人もいて、彼女がそれを読んで気分を害さなければよいのですが。。。今ではKudaさん以外にも英語字幕を上げている人もいますが、それでもKudaさんの翻訳には遠く及ばないのが残念です。それでも見たい方はgoogleなどで検索するか、dailymotionもしくはThai Series Cineplexというサイトで探すことができると思います。ただしThai Series Cineplexは余計なサイトへ飛んでしまうリンクがたくさん貼ってあるのでお気を付けくださいね。きちんとしたウイルス対策ソフトを入れていないPCでは、ここには近寄らない方が賢明です。

MCOTTの公式サイトにはオリジナルのドラマが随時アップロードされ、今晩放映されるであろうものを入れると、早33話になります。すでに小説60話の内容を越え、ドラマでは薬学キャンプでの内容となっています。見てみるとそろそろ終わりも近いのではないかと予感させます。ただし小説の内容とは少し違ってきていると思いますので、たとえドラマが終了しても、小説は小説でとても楽しみです。Kudaさんの21話のアップから、ちょうど一か月。僕としてはもう少し辛抱強く待ってみようと思います。それでもKudaさんが沈黙したままだったら、他の方の字幕で続きをしようかとも考えています。どちらにしても小説の残りもとても楽しみなので、Kudaさんには早く復帰していただきたいですね。


僕の今の楽しみは、YouTubeもそうですが、このLove Sick The Seriesを基にしたファンフィクションを読みまくっていました。ご存知のようにドラマでは小説にないサイドストーリー(Earn×Pete、Ohm×Mick、Per×Mawinなど)があったり、あるいはNoh×Phunのその後を題材にしたもの、Phun視点の書き物など、みなさん素晴らしい作品を上げています。ドラマや小説の流れを壊してしまうような書き物は、僕自身がオリジナルから受ける印象を変えてしまう恐れがあるので避けていますが、中にはオリジナルの流れに影響を与えることなく上手に描き上げているものもあります。才能をお持ちの人がたくさんいますね(^^) Love Sick以外にも、全く別物のオリジナルのストーリーを書いていらっしゃる人も多くいて、それらもずいぶんたくさん読み漁っています(笑) これらも含めていつか(勝手にw)和訳してみるのもいいかもしれません。でもずっと前にコメントで「Like Love」という台湾?のドラマの元となった小説を和訳してと頼まれていたので、どうしましょうかね。あっちの方はとても長いからなぁ(^-^; 


今夜は部屋の窓から見えるきれいな月を見ながら、ちょっとした現況報告でした(^^)/
Love Sick The Series Season 2 (21話)



21話はAimが母親と車内で会話しているところから始まります。以前にAimのエッチな動画がネットに出回ってしまい、それで学校に呼び出されたAimの母親ですが、一応は何らかの方法で事を収めたようでした。しかしながら結局はAimは国を離れ留学しなければならない状況になったようです。Aimは一応その話を嫌がるふうを見せますが、母親は自分たち親の立場と世間体を心配しているようです。Aimの言葉は途中で遮られ、何を言おうとしたのか分かりませんが、Phunと別れることになったことで、Nohを逆恨みし、Jeedをそそのかし、親友のYuriを裏切るなど、もうすでに自分の行動に歯止めが効かぬほど落ちるところまで落ちてしまっています。彼女はもう小手先の対応では修正が効かぬところまできてしまっているようですから、それが可能ならば留学という選択が一番よいのだと思います。


場面変わってFriday Collegeでは、前日のConvent高でのNohたちのコンサートのことを友人同士で話題にしています。NohにはYuriという奥さんがいるから、今までみたいにもう人気者じゃなくなってただろうなんて言われ、Nohが韓国アイドルみたいに大騒ぎだったと反論しています。そうやって賑やかにおしゃべりしてるところにEarnが沈んだ顔で通りがかります。「どうした?便秘してるみたいな顔をしてるぞ」というNohの言葉にもEarnは全く反応せず、そのまま通り過ぎていきます。EarnはNohとPhunの告白を偶然聞いてしまい、それでもめげずにバンドコンテストでNohのために歌い、そしてその後に初めて面と向かって自分の気持ちをぶつけましたが、やはりNohの気持ちは動くことがありませんでした。Earnはそれからしばらく登場しませんでしたが、まだ立ち直ってはいないようです。

Nohに声をかけられてもそのまま立ち去るEarn


音楽クラブ部室では他の皆がおしゃべりしてる中、Ngoi一人がぼーっとしています。前日のコンサートでダンスをしていたLhewを思っているようです。そこにNohが登場し、Convent高のYuriと付き合ってるからという理由で、NgoiはNohにアドバイスを求めようとします。そこでOmが余計なことを言います(^-^; 「Nohはこの学校でも付き合ってる奴がいるぞ」と(笑) そしてそう言った後、Nohに殴られようと自ら頭を出しますが、Noh曰く「そんなことしなくていい。その代わりMickをクラブから追い出してやるから」と。今度はFilmが、Convent高のことならこいつはプロだからと言いPerを指さしますが、Ngoiは自分は真剣な関係を望んでいるから、Perみたいに引っかけるだけじゃないからと断ります(笑) 案外生真面目なNgoiです。Omはそれならと強くNan(Carp)を推しますが、当然却下(笑) そしてNohのアドバイスは「携帯の呼び出し曲を使え」でした。Nohは何度となくEarnに携帯の曲で気持ちを表現されたことを覚えているようです。ひとしきり呼び出し曲のことで盛り上がった後は、Ngoiの容姿アップ作戦でした。そして突然Nohが立ち上がり、上級生としてNgoiの夢の手助けをしてやろうと言い、皆で決めポーズ!(^-^; 

いつも賑やかな音楽クラブ部室 Omはずっと(僕のw)タマゴ君の頭を…


くだらぬことには即座に一致団結(笑)

外に出た全員で今度は、台詞のアドバイスをしているようです。それぞれが決め台詞を披露しますが、今時決め台詞は古いし、Ngoiの容姿はどうにもならないしで、結局はK-Pop風にダンスを練習することにしたようです。

Perの決め台詞
「へい、彼女。俺の名前を忘れたら、ただハニーと呼んでくれ!」
この台詞、Ngoiは採用しませんでした(^-^;



生徒会室。PhunとFi、もう一人が仕事をしていて、昼食時間になったようです。食べに行こうとしたところに、Phunの携帯にAimから電話がかかってきます。その名前を見たPhunは電話に出ようとしません。その様子に気付いたFiが声をかけます。「Aimから電話がかかってくるとは思わなかった。もしかしたら何か緊急かもしれない。でも俺はもう彼女には何の気持ちもないんだ」と言うPhunに、それなら気にせずに電話に出ろとFiが言います。それから延々とFiの愚痴が続きます(笑) もう何日も彼女から連絡もない。俺たちのことをもう何とも思ってないのかもしれない。寝付けないし食事も喉を通らない…。FiがいなくなったところでようやくPhunは電話に出ます。そして大事な話があるからと、放課後に会うことになったようです。


場面変わって、Ngoiがダンスの指導を受けているようです。教えているのはカトゥーイ(^-^; 全然腰つきが違います(笑) それを見ているNohたちは、こんなダンスしてたらゲイの友達ができるだけだぞなんて言ってます(笑) そしてNohはトイレに行くからと言ってその場を抜け出します。

カトゥーイにダンス指導を受けるNgoi まだまだ修行が必要です
それにしてもNgoiは突然出番が増えましたね


外に出るとEarnが観客席に一人寝そべっているのを見つけます。Earnの耳から無理やりイヤホンを取り上げ、Nohも聞いてみると、「お前が付き合ってるあいつとは、俺なんか比べ物にならない」なんて落ち込んでしまうような曲でした(^-^; そこでNohはEarnからスマホを取り上げ、ノリノリの曲に変えます。Earnは自分の肩に置かれたNohの手を見て言います。「お前は俺のことを友達としか見てないんだろ?それなら俺と少し距離を置いてくれないか?」「俺はもう余計な希望を抱きたくないんだ。希望を持てば、結局俺は傷つくだけだから。」「お前がそんなつもりじゃないのは分かってる。けどお前のそんな態度は、まるでまだ望みがあるみたいに思わせるだけなんだ。」と。Nohが大きく溜息をついて答えます。「そんなふうに思わせてたなら謝るよ。」「でも俺はそんな思わせぶるつもりじゃないんだ。ただ前みたいに普通に付き合いたいだけだ。」「お前が俺のことどう思ってるのかは分かってる。でもお前は俺の大切な親友だ。そんなお前を失いたくはない。」そう言われてEarnは少し気持ちが楽になったようで一瞬笑顔を見せながら、「分かったよ。お前は今までのままなんだな。でも俺のお前を見る目が少し変わったみたいだ。」「それでも俺はまだ踏ん切りがつけられない。今もお前に気持ちが残ってるから。」 Noh「そのうち忘れるさ。」 Earn「忘れるのに時間がかかりすぎて、俺は腐ってしまいそうだけどなw」 そこまで話してFilmがNohを呼びに来ます。「Ngoiが今からConvent高に行くってよ。」 一人残ったEarnは再び先ほどの寂しい曲wを一人聴き続けるようです。。。

この件(くだり)、NohとYuriとの関係と共通点があるように思えますね。Earnは少し時間がかかるかもしれませんが、立ち直ってしまえば、これまで以上にNohの大切な友人になりそうですね。


Convent高。LhewとNanがGraceが学校に来ないことを話しています。誰かに髪の毛を無茶苦茶にされショックで来れないことを話しています。誰の仕業なのか知らないようですが、LhewはGraceの今までの行いから自業自得だと言い、その言葉にNanが自分の腋の臭いよりもひどいこと言うのね、なんて言ってます(^-^; そこにNohたちがNgoiとともに現れます。LhewとNan(Carp)の姿を見かけたNgoiやOmが皆の後ろに隠れます。怖気づいたNgoiが帰ろうと言いますが、Nohにここで逃げたら後悔するぞと背中を押され覚悟を決めてLhewに向かいます。そんな時NohはAimが電話でPhunと話しているところを見かけてしまい、Aimの後をこっそりと付いて行きます。

こんな大勢で女子高に押し掛けて、問題にならないのが不思議w


NgoiはLhewにボーイフレンドはいるのかと、まずは直球です。かたやNanもOmを見つけまっしぐらです(笑)


Om「俺はゲイだって言っただろ」
Nan「ゲイの人に恋することってそれほど罪なことなの?」
Poom「おい、こいつゲイなのか?!」

この時Omが投げ捨てた鞄が、下に転がっているPerを直撃したようですw この後よく見ると、Perがずっと切れた唇を押さえていますよ(笑)


Aimの後をつけていたNohはPhunを思い浮かべ「信じてるから」と、Aimをつけるのをやめて引き返そうとしますが、そこでJeedに会います。あくまでもNohの気を引こうとするJeedは、あらかじめ外しておいた自分の靴の留め金を理由にしてNohを引き止めますが、そのJeedにNohははっきりと、自分には他に「好きな人」がいるからと言います。JeedはNohの言葉を借り、どうして「好きな人」じゃなくてはっきりと「ガールフレンド」だと言わないのか、もしかして「好きな人」は「ガールフレンド」じゃないのかとNohを追い詰めようとします。Yuriはそのことを知ってるのかと言われ、Nohはキミには関係のないことだ、人の心配より自分の心配をしろと、Jeedを相手にせずにその場を離れます。そしていつものJeedの不機嫌な顔がアップになります(^-^;

ここで少しすっきりしないことがあります。確かにAimはNohとPhunが抱き合っているのを目撃したので、この二人が何らかの関係があると疑うのは当然ですが、Jeedはそのような疑いを持つ理由があったでしょうか?Aimとは、YuriとNohを引き離すような話の内容しかしていないと思います。だからJeedはYuriを苦しめようと、Nohに近づいたはずです。だとすればJeedはNohの「自分には他に好きな人がいるから」という言葉だけで、ここまでの結論に至ったということになります。それだけJeedが鋭いならば、どうしてAimの子供じみた嘘にまんまと乗せられるのでしょうね(笑) そしてこのJeedの言葉「好きな人はガールフレンドじゃないのか」という言葉だけでは、Nohの相手が男だとかPhunだとか疑っているかどうかは定かではありません。この言葉だけからは「好きな人とはYuriのことじゃないのか」という意味にも取れます。少々含みを持たせた場面でした。


NgoiがLhewに先輩から教授された決め台詞を連発していますが、当然ながら効果がないばかりかむしろ逆効果のようです(笑) 「ライムジュースは酸っぱいけど、キミにあげる俺のジュースは甘いよ」という台詞にとうとう呆れてLhewは立ち去ろうとします。慌ててNgoiが最後の賭けとばかりに「宝くじに当たったら授かるのはお金だけど、赤ちゃんを授かりたくなったら、いつでも俺に電話して。」と(笑) こういう台詞、そのままの和訳ではとってもくだらないのですが(笑) 恐らく韻を踏んでいるのだと思います。日本語風に言うなら五七調みたいに調子がよいのでしょう。昔はそれで効果があって流行ったのかもしれませんね。これら全てNgoiの言葉じゃないことに気が付いたLhewに、Ngoiは自分ではどう切り出せばいいのか分からなかったからと正直に話し始め、先日Lhewがダンスをしているのを見たこと伝え、自分のダンスも披露しますが、Lhewには全く効果がありません(笑) とうとう諦めたNgoiは眼鏡をかけ、Lhewにもう付きまとわないこと、時間を取らせたことを謝ります。眼鏡をかけたNgoiを見てLhewが、先日のステージで隅っこでトライアングルを叩いていたNgoiのことを思い出し、結局「カカオトーク」の番号を教えます(^-^; どうしてこういうことになるんでしょうね(笑) ステージの端っこで一人地味にトライアングルを叩くNgoiのことが気になっていたのでしょうかね。女心を理解するのは難しい(笑) この後、離れて見ていたNohたちはそれぞれ自分の手柄だと主張します。そしてOmの台詞「Noh、お前もNgoiみたいに勇気を出してみろよ」と言われています。

眼鏡をかけたこの方がいいと言われ、嬉しそうな顔をするNgoi


PhunとAimが二人で話しています。PhunはAimからすでに留学の話を聞かされたようです。もうどうにもならないのかと聞くPhunに、Aimは母親の言うことは絶対だからと答えます。そしてAimは「自分がやってきたことはひどいことだった。許してもらえることじゃないし、言い訳もできない。」「それでもPhunと出会えたことは自分の人生で一番の出来ことだった。でももう自分はここからいなくなる。」「だからそれまで、もう一度自分と付き合ってほしい」と言いますが、Phunはもう自分にはもう他に好きな人がいるからと断ります。もうその人と付き合っているのかと聞かれ、Phunはまだだと答えます。するとAimは、それならなぜ私にもう一度チャンスをくれないのかと。Phunは訳があって、その人とは今はまだ付き合えないのだと答えると、Aimはせめて自分がいなくなるまで待てないのかと。Phunはその言葉にもはっきりと答えます。自分がその人のことを傷つけたくないこと、そしてその人は自分のことを信じているのだと。そう言われたAimは、その人と堂々と付き合えるのかとも聞きます。Phunはその質問に答える前に場面が変わります。ここでも問題となるのは「その人」ですが、Aimの場合はそれがNohのことだと分かっています。だから「その人と堂々と付き合えるのか」という言葉が出てきたようですね。

Phunと話をするAim もうこれが最後の出番となるかもですね


PhunがNohの部屋にいて、どうやら泊まるつもりのようです。NohはPhunに着替えを渡し、ギターを手にします。そして顔を背けたままPhunに今日Aimに会ったのかと聞きます。そう聞かれて驚くPhunに、NohはNgoiのことでConvent高に行った時AimがPhunと電話で話をしてるのを見かけたんだと言います。PhunはAimが留学するからその前に一度会ってほしいと言われて会ったが、でも何もなかったことを念押しします。

お互い背を向けたまま…
Aimのことを聞きにくそうなNohと、こわごわそれに答えるPhun


妬いてるのかとPhunは言いながら、自分とAimとのことはもう終わったんだからと。妬いてるとは認めようとしないNohに、Phunは先日Convent高でのコンサートで焼きもち焼きまくったと告白します。続けて「もしお前と付き合ったら、男より女で嫉妬すると分かったよ」「お前、そんな女子に格好つけるのはやめろよ。女子に勘違いされるだけだぞ」と。そう言われてもNohはよく分かっていないようです。「勘違いってなんだ?お前の言ってることはよく分からん。嫉妬だって?訳わかんねw」 そう聞いたPhunはNohを後ろから抱き締め「どうして人は嫉妬するんだろうな?」と。いつもながら放せと暴れるNohを捕まえたまま、Phun「俺がお前にもう惚れてるのと同じに、お前ももう俺に惚れてるんだから。。。俺と付き合わないか?」と。

ここで先ほどのPhunとAimとの会話が回想されます。Aimの「その人と堂々と付き合えるのか」という質問にPhunが答えます。「俺はもうずっと前から、そうしようとを考えてるんだ。Aimに言われなくても、俺はそのつもりだ。」そう答えるPhunは迷いなく堂々としていて、自信に溢れているような表情をしていました。

場面が戻ります。「俺と付き合わないか」と言われたNohは、慌ててPhunから離れそっぽを向きながら「俺がいつお前に惚れてるって言った?!」と(^-^; 再び後ろからPhunが強く抱きしめ、暴れるNohを放しません。そしてNohはPhunが震えているのに気が付きます。Phun「俺だって恥ずかしんだぞ。だから早く答えろよ!」 Noh「でもこんなこと、ゆっくり考えないと」 Phun「返事をするのにそんなに時間がいるのか。俺はお前を困らせているようだな」とPhunのとても落ち込んだ様子にNohは「えーい、もう分かったよ。それでいいよ!」(^-^; そのNohの言葉に突然Phunの顔がとってもずるそうな表情に変わり、もっとはっきりイエスかノーか言えとNohを追い詰めます(笑) もうやけくそになったNohはイエスだからもういい加減にしろよと大騒ぎをします(笑) これで俺たちちゃんとした恋人同士だからもう何にも遠慮することなんてないよな?なんて言いながら、二人はとても騒がしくイチャイチャ始めます(笑)

どっちが主導権を持って抱き締めるか競争しているようですw
小説の中の“flip-flop”「サンダル」のことを思い出します(笑)
詳しくは小説46章、47章をどうぞ(^-^;


Phun「俺の愛とは。愛とはピーッ!(自主規制w) 愛とは金魚、愛とは三皿のサラダかな?」

↑ドラマの最後に出てきたPhunの言葉ですがよく理解できません。“goldfish”「金魚」は、よく恋愛、特にセックスを示唆する言葉として使用されるようです。その前の「ビーッ!」はそんな感じの言葉だったのかもしれませんね(^-^; 最後のサラダ三皿ってなんでしょうね(・・?


“Being able to follow your heart is bravery.”
「自分の気持ちに正直になることは、勇気のいることだ。」



Aimは自分の行いを詫び、留学するまでの間、元通り付き合いたいと言いますが、Phunはきっぱりと断ります。ほんの少しの間でもいいからもう一度Phunと付き合いたいと、いかにもAimが本当にPhunのことを好きだったのだというふうです。それはそうなのかも知れませんが、自分のやったことが「terrible」だと謝ってはいますが、Phunの見たあのビデオや男の部屋に入り込んでいた現場を押さえられたこと以外に、Phunの親友であるNohをホテルで誘惑し、それをビデオに撮って口止めに脅そうとしたこと、Jeedをそそのかし自分の親友のYuriを傷つけることさえいとわずにNohをJeedに誘惑させようとしたこと、そういった行為を全て告白した上で、Phunに詫びるべきです。Phunに謝り許しを請うなら、まずは全てを洗いざらい告白し、100%誠実であるべきです。許しを請うのはそれからであるべきです。もしAimがそこまでしたなら、もしかしてPhunの心が動く可能性だってあったのではないかとさえ思います。しかしながらそもそもAimがそれほど誠実な人物ならば、このようなこと自体が起こらなかったのでしょうね。今回のことでAimは少しは変われたのかもしれませんが、それでも自分にとって不利なことは口にせずに、少しの間だけだからとPhunの同情を買うような行為は、単なる上っ面の反省にしか見えません。Phunが男のNohのことを好きだと知って、そのことでPhunに堂々と付き合えるのかとプレッシャーをかけようとする言動なども考えれば、Aimの嫌らしい計算高ささえ感じてしまいます。僕だからそんなふうに見えてしまうのでしょうかね(笑) これでAimはドラマから姿を消すのでしょう。

NohがConvent高で見かけたAimの後を追い、途中でPhunの言葉を思い出し追うのを止めたこと。その夜、PhunにAimのことを聞いたことで、Phunに嫉妬だと言われたこと。小説の中では半分は嫉妬なのだろうかと思いましたが、このドラマを見て感じたことは、Nohは嫉妬というより、心配や不安といった感情を持っていたという方が相応しいように思えました。前のエピソードでNohがパソコンに打ち込みすぐに消した言葉がありました。「俺がずっと待ってること、お前おぼえてるんだろな?」Phunがシャワーを浴びに行く前に「待ってろよ」と言った言葉に対する返事ですが、これも含めてNohの不安が表れているように感じます。自分のPhunに対する気持ちも、Phunの自分に対する気持ちも痛いほどよく分かってはいるものの、それでもまだお互いに認めた恋人同士ではないPhunが、いつか自分から離れていくのではないかという不安が根底にあったように思えます。そしてAimの言葉がPhunの背中の最後の一押しになったのか、とうとうPhunはNohに付き合おうと言います。Nohにとっては、まずはその「付き合おう」という言葉以前に、自分がPhunに惚れていると言われた言葉に驚き反応してしまったようです。傍から見ている僕らからは「何をいまさら」という感じです(笑) 小説の中ではこの時Phunの言葉で「お前の目を見れば分かる」なんて言葉が出てきましたね。とにかくNohは、まるで図星、心中を言い当てられ慌てふためいたようでしたが、Phunに再度イエスかノーかと迫られ、まるで苦し紛れのようにようやくイエスと答えました。

ドラマの最後の言葉「自分の気持ちに正直になることは、勇気のいることだ。」 このエピソードではこれに関係する場面がいくつが出てきました。Nohのイエスという返事も自分の気持ちに正直に答えるために勇気を振り絞ったようですね。Phunもまた恥ずかしさで身体が震えるほどだったようです。Ngoiの告白もそうかもしれません。しかしながらAimだけは無理だったようです。もう一度付き合いたいとは言いましたが、それでも自分の行為を隠したままでした。それでは本当の意味で自分に正直になれたとは言えません。

面倒な前書きは抜きにして(笑)、下記はあるテストの抜粋です。最も相応しい言葉を四つの選択肢の中から選べという問題で、実際に解答されたものを書き出してあります。

1. 事故が起こる可能性があったのに、(ないがしろの)対策しか立てていなかった警察に責任がある。
2. 大統領の周辺は(かたぐるしい)警備で固められている。
3. 昔から人は美しい女性を花に(類似する)。
4. 彼との友情を(とがめる)ようなことはしたくない。子供の時からの付き合いなのだから。
5. さすがに数学に強いだけあって、その難問を(いかんなく)解いたので、私は舌を巻いてしまった。
6. (ものものしい)色のポスターが街の景観を悪くしている。
7. 持っているものを(心おきなく)発揮すれば合格できるはずだ。
8. 課長は部下の安田さんに目をかけて、(とめどもなく)世話をしている。
9. 元気にはなったが、無理をすると病気が再発しかねないという(一時の)不安もあった。
10. 社員の勤労意欲が落ちれば、企業が損失を受けるのみならず、(たっては)国全体の損失にもなる。
11. 一度断ったのに、また彼は(心おきなく)金を借りに来た。
12. こんなに問題が難しくては、合格は(ままならない)。


括弧の中の言葉は実際に回答されたもので、全て不正解です。本当に笑ってしまうものもあれば、少々難しいものもあるのではないかと思います。この種類の問題は全部で20問ありましたが、上記に挙げた間違えた問題は複数の回答者で共通していました。


1番、「ないがしろ」とは、軽んじる、軽視するということです。「規則をないがしろにする」などと使います。ここでも「対策をないがしろにする」とは言えると思いますが、「ないがしろの対策」とは奇妙な表現です。「軽んじる対策、軽視する対策」とは普通では言えません。正解は「おざなりの対策」です。いい加減な、その場しのぎの対策という意味です。

2番、「(かたぐるしい)警備」と言えば、形ばかりで中身がなく、また息苦しさを感じさせる警備体制と非難しているようです。大統領の警備なのですから、当然厳重であるはずで、正解は「ものものしい警備」です。

3番、「女性を花に類似する」も日本語になっていません。類似するとは、似ている、似通っているという意味で、「女性と花は類似する」なら言えなくもありませんが、「AをBに類似する」とは言えません。正解は「女性を花になぞらえる」です。

4番、「友情をとがめるようなこと」も文脈にあっていません。「気がとがめる」「過失をとがめる」などと言い、「とがめる」とは心が痛むとか非難するという意味です。正解は「友情をないがしろにする」です。

5番、「難問をいかんなく解く」も思わず笑ってしまう表現です(^ ^; 「いかんなく」とは漢字で書けば「遺憾無く」で、心残りがないように、後悔をしないようにという意味です。「遺憾なく実力を発揮する」などと使います。正解は「こともなげに解く」です。苦労もせずに簡単に、涼しい顔をして、平然と難問を解くという感じです。

6番、「ものものしい色のポスター」も頭をひねってしまうような表現です。上で出てきたように「ものものしい警備」などと使う言葉で、これを色に表現するのは無理があります。もしこのような「ものものしい色」と言われれば、何か重厚な色調で、黒っぽく、灰色っぽい配色を想像しますが、それでもとっぴな表現であることは間違いありません。正解は「けばけばしい色」で、色調が派手で、どぎつい配色、毒々しい場合もあると思います。

7番、「心おきなく発揮する」とは、気兼ねなく、安心して実力を発揮するという意味です。場合によっては使えなくもない表現でしょう。例えば自分が本気で実力を発揮してしまえば、何らかの悪影響があるような場合は、心おきなく実力を発揮することはできないとは言えるかもしれません。普通は心配事などを全て片付けて「心おきなく出発する」などと使います。正解は「いかんなく発揮する」で、100%実力を発揮するということです。

8番、「とめどもなく世話をする」とは、終わりなく、次々と世話をするという意味でしょうか。これも言えなくはないでしょうが、想像すると思わず笑ってしまいそうな表現です。普通は「涙がとめどもなく流れ落ちる」などと使います。正解は「なにくれとなく世話をする」で、何事につけ、あれやこれや世話をするという意味です。

9番、「一時の不安」、いちじの不安、またはいっときの不安と言えば、ほんの少しの短い間の不安という意味です。これも素直には読めない表現です。「病気が再発しかねないという不安が一時あった」なら、状況によっては理解できます。正解は「いちまつの不安」で、ほんの少しの不安という意味です。

10番、「たっては」とは、強(し)いて、無理やりという意味でしょうから、ここでは全く使えません。正解は「ひいては」で、ある影響の範囲が広がる様子、あることが原因となって、それが他に影響を及ぼす時に使います。

11番、「また彼はこころおきなく金を借りに来た」正解は「おくめんもなく金を借りに来た」です。「臆面もなく」とは全く気後れせず、はばかりのない様子を表します。一度断られたのに、そのことを何とも思わずに再び金を借りに来たという意味ですから、「こころおきなく(安心して)」は相応しくありません。

12番、「合格はままならない」この問題がこの中で一番難しいかもしれません。「ままならない」とは、「わがまま」の「まま」ですから、自分の思い通りにならない、自由にならないという意味です。一方、正解の「合格はおぼつかない」とは、はっきりしない、うまくいきそうにないという意味です。もともと試験に合格するか否かは、自分の自由にならない「ままならない」のは当たり前のことです。ましてや問題が難しければ、合格するかどうか全く確実でないのですから、「おぼつかない」の方が相応しいということになります。


「語感」とは広義ではその言葉から受ける印象という意味です。その印象は個人の主観であり、それを完全に統一することは不可能ですが、だからと言って個々人が勝手な使い方をしていては、すぐに言葉は無茶苦茶になり正しく意思疎通をすることが不可能になります。上記のテスト結果のように、これら全てが不正解だった人は恐らくここに出ている言葉の正確な意味を全く知らずに、いつも適当に使ってきたので、いざ相応しいものを選べといわれてもやはり適当な感覚で選ぶしかなかったのでしょう。こういう言葉の習得は、漢字の読み書きなどとは違って、普段の生活の中で磨くしかないのかもしれません。ある文章や相手の言葉をいつも「おざなりに」解釈してばかりいては、決して自分のものにはならないのでしょうね。

少し話が変わりますが、つい先日NHK朝のニュースで、あるプロ野球チームの連敗記録が伝えられていました。「球団記録タイとなる、13連敗まで伸びた」と。その女性アナウンサーは何度となくこの言葉を繰り返していたので、きっと原稿に書かれていた言葉をそのまま読んだのでしょう。でも連敗は「伸びる」、あるいは「伸ばす」ものでしょうか。僕には違和感がありました。確かに連勝ならば「伸ばすべき」ものでしょうが、「連敗が伸びた」とは配慮のない言葉だと思いました。

上記のような問題20問、全て正解、あるいはほとんど正解の人も結構いるのです。その人たちがこれらの言葉を全て辞書で調べて暗記しているとは思えません。彼等にとってはこういう問題はほとんどボーナス問題でしょうね。一方で、わざわざ四つの選択肢の中から笑えてしまうような言葉を選択してしまう人もいます。母国語話者ならば、この差は日常の中でのほんの少しの言葉に対する意識の差であろうと思います。


先日、久しぶりの献血に行ってとうとう献血回数100回になった。。。ちょっと感慨深い。

僕が献血を始めたのは16歳の誕生日。僕は高校の時、ちょっとした奉仕活動をするクラブに入っていて、その時にクラブの皆で献血をしようという話になった。でも僕はまだその時はまだ15歳(若い!!(^^;) でも翌日が誕生日で、献血可能な16歳。やっぱりダメかなぁって思いながらも受付けの人にお願いしてみたら、、、やっぱりダメ(笑) 他の皆は初めての献血を体験してるというのに、僕だけはしょんぼりと皆を待ってるだけだった。そんな時に話をしてくれた献血センターの若いお兄さんが、その時なんと献血回数100回!! 僕は驚いた。翌日めでたく16歳になった僕は独り勇んで初めての献血をした。そしていつか前日のお兄さんのように献血100回するんだって誓った。

それからは高校時代は結構献血した。その頃の献血はまだ200mlのみで、しかもガラス瓶に採血してた(笑) 今じゃ考えられないね(笑) 当時の規則では献血は一ヶ月以上の期間を空けて、年間10回までというものだったかな。高校卒業するまではいつも制限ぎりぎりまで献血してたかも。高校三年生の時、大学入試シーズン前、クラスで二時間自習の時間があった。僕はクラスの皆に献血の話をして、クラスのほとんど全員を引き連れて献血をしに行った(爆) よく覚えてないけどもしかしたらクラスで数人くらいは教室に残ってたかもしれないけど、学校をぞろぞろ40人近くが抜け出して、歩いて10分くらいのところにある献血センターに。突然大勢の高校生が来て、受付けの人は驚いてたな(笑) 結局女子の1/3くらいの人は見学のみとか、テストの数値が足りなくてできなかったけど、残りの皆は初体験をした。翌日僕は担任の先生に呼び出され、説教をくらった(笑) やったことはいいことでも、それでもクラスの大勢が勝手に学校を抜け出したから。。。はい、先生、おっしゃるとおりです(笑) ご迷惑をおかけしました。。。そんなことができるほど若かった(^ ^;; 今そんなことをしたら、絶対に大問題になるだろうな。昔はのんびりしてたんだよな。学校は自由と自主性を重んじる学校だったし、僕らも学校や先生に迷惑がかかるようなことはしなかったから。何より、僕の話に耳を傾けてくれた級友に感謝です(^ ^)

その後、献血のシステムがどんどんと変わっていった。ガラス瓶からプラスチックバッグになったり、針が使い捨てになったり、400ml献血や成分献血が導入されたりと。でも一番ショックだったのは、献血前の問診票で同性愛に関する項目が追加されたことだったかな。AIDSが問題となって、同性愛者の献血を排除するために。初めて見た時、ショックと腹立たしさと両方だったかな。でもその文言も少しずつ柔らかい表現には変わってきたけど、なくならないよね。上に書いたシステムの変更で、成分献血の場合は年に20回以上もできるようになったから、今では献血回数数百回なんて人も珍しくなくなってきたらしい。だから一定献血回数ごとにもらえる記念品もそれなりになってきた。手元には昔もらった50回のすごく立派な盾がある。そして今では100回記念はどうやらグラスになったらしい (後日、自宅に郵送されるらしい)。16歳で100回献血を誓ったことが、ようやく達成できてちょっと色々なことが頭に浮かんできた。採血前検査で落とされずに、ちゃんと献血できる自分の健康に感謝しながら、僕の血液でもどこかで役に立ってることを信じてできるだけ続けて行こう。

8月21日は献血の日だそうですよ。僕はこの前献血したからまだできないけど(^ ^;





Love Sick The Series Season 2 (20話)



スケートに行っていたNohは自宅に帰ってきます。家政婦のImとAnnが出迎えますが、そこにPhunもいました。どうやって家に来たんだと聞くNohに、「魔法のじゅうたんに乗ってきた」と答えるPhunに促され、Nohは中に入ります。

これは「一反もめん」 ちょっと違う(-_-;)

Phunは随分と前に来ていて、Nohの両親と一緒に夕飯を食べた後、両親はすでに二階で休んでいて、Phunは彼らの代わりにNohを待っていたようです。何をしてたのかと聞かれたNohは、Yuriとスケートしてたと答えますが、Phunの顔色を気にしているように見えます。実際にはスケート場でAimから嫌味攻撃を受け、精神的に疲れているはずです。Phunの顔を見て、本当はYuriとは映画を見に行くつもりだったが、スケートに行きたいというYuriの言う通りにしたと言います。それなら今度映画を見に行こうとPhunが提案します。以前どこかのエピソードでこの二人は映画を見に行こうという話をしていましたからね。しかしここでもその映画のタイトルは決して口にしません(笑) まだ封切りになっていない映画のようで、上映されたらまた誘ってくれと言い、約束破るなよとPhunの言葉に二人は指切りをします。PhunはNohのお母さんに何度もハンサムだと言われて恥ずかしかったと言い、Nohは自分の父さんの方がずっとかっこいいと返しています。そしてNohは(一口も食べていない^ -^;)食事を終え、二人でNohの部屋に上がります。

こちらの指切りでは、ハリセンボンは飲まさないんですかねw
日本とは違い無言で小指を切りますが、もしかしてどこかの国から入ってきた行動かもです。

Phunが言いにくそうに、Convent高でのNohたちのコンサートの話を持ち出し、自分も行くと言います。なんでだと言うNohに、バンドのことはどうでもいいけどNohと行きたいんだと言います。この時NohはAimのことを思い出し、Phunがまだ彼女のことを気にかけてるのではないかと思ったようです。どちらにしても荷物持ちが増えるからとNohも了承します。今日はどうして来たんだと聞かれたPhunは、自分の家に親戚が来たからだと答えます。その言葉にNohがからかうと、Phunはお前に会いたかったからだ、ずっと添い寝もしてないだろうと正直に言います(^-^; 咳き込むNohを呼び寄せ、Phunが抱き締めます。突然のことでいつものように暴れるNohに、Phunは嫌なのかとがっかりし、その様子を見たNohは座り直して自分からPhunの肩に腕を回します。肩に顎を乗せ「この方がずっといいだろ?」とNohが言えば、「どっちでも俺は嬉しい」とPhunが答えます。キスしていいかというPhunの言葉に、Nohはうっとりとした目をしてw二人は唇を寄せ合いますが、その瞬間この部分はカットされてしまいます(笑) そのキスだけでPhunは「今日はいい日になった」と言い、Nohは「当然だ」と。。。この会話のつながりよく分かりませんね(笑) そしてPhunはそのままNohを置いて「待ってろよ」とシャワーに行きます。一人残されたNohはパソコンに向かい、「俺がずっと待ってること、お前おぼえてるんだろな?」と打ち込み、すぐにその言葉を消します。


この後、どうなったでしょうね(^-^;

ここのシーンは小説44章の台詞を踏襲はしていますが、受ける感じは随分と違います。Nohの「当然だ。」という台詞も意味が違ってきてると思いますが、Phunが「待ってろよ」とシャワーに行く時のNohの表情は、とても安らかな顔に、キスにうっとりとしたままの顔に見えます。ドラマではキスシーンさえ映さないのですから、小説内のように熱いキスで火照ってしまったNohが、Phunが一人でシャワーに行きほったらかしにされる苛立ちを描き出すことは難しいと判断されたのでしょうか。だからパソコンに打った台詞は、小説とは随分と違った意味に取れてしまいます。「俺がずっと待ってること、お前おぼえてるんだろな?」この言葉は、PhunがAimの元に戻っていってしまい、俺のこと忘れてしまわないんだろうなって意味に取れます。その後すぐにその打ち込みを消すのは、まるで「俺はそんなことを期待しちゃいけないんだ。」とNohが自分に言い聞かせているような感じがしますね。こんなふうにドラマではセクシャルな部分を描写せずに、それでも小説の台詞を取り入れてはいますが、それはそれで何とかなってるように思います。上手くやってますね(^^)


見たこともない水色のホイールを履いた(^-^;バンに乗って、バンドメンバーがConvent高にやってきます。横断幕も張られ、女子たちも大騒ぎです。

そんな中、MickがOmが来ていないことを心配しています。どうやら遅刻したのかも。そしてそこにJeedも出迎えに来ます。Nohの手を握り、自己紹介をして中に案内していきます。Phunの目が光ります(-"-)

とっても馴れ馴れしいJeedの態度にPhunの目が光りますw

その後Yuriもやって来ていくらか言葉を交わしたあと、後で応援に行くからと去ってきます。そして再びJeedが現れます。Nohのために飲み物を持ってきます。Nohは他のメンバーに渡してくれと言いますが、Jeedは他の人は自分の友人が世話をしてるからと言ってるところに、後ろからPhunが来てNohの口に熱い食べ物を放り込みます。NohとPhunが馬鹿を言い合ってる間にほっておかれたJeedは寂しそうな顔をしていなくなります。手で食べ物をつまんでNohの口に放り込んだPhunですが、その後まるで汚い物に触ったかのように指を器に擦り付けてます(笑) 指に付いたものが気になったのでしょうが余計な演技ですよね。

Nohを見つけて走り寄るYuri 結構いい演技してます(^^)


熱がるNohと自分の指を掃除するPhun(笑)


フェアが始まったようでステージではJeedたちのグループがダンスをしています。Ngoiがそのうちの一人Lhewをじっと見ています。そしてようやくOmとFilmがやってきました。Mickが遅れた訳をOmに聞くと、道路が渋滞だったからと答えますが、Filmがなんで自分には理由を聞いてくれないのかとMickに文句を言っています(笑) Omが妬くな、ただ遅れた理由を聞いてるだけじゃないかと言うと、Filmはお前ら二人ゲイじゃないかと言い返されます。Omはいつものように「ゲイってなんだ?」としらばっくれると、Filmにお前はガールフレンドがいないじゃないかと突っ込まれます。それを聞いたPerの顔がアップになります。どうやらPerはMawinのことが気になって仕方がない自分自身のことを心配しているようです。今はガールフレンドなんて欲しくないからだとOmは言っていますが、ステージで踊るNan(Carp)が、指をくわえ、投げキッスをしてOmを見つめています(笑) MickがNanはOmのことを好きなのではないかと心配しています。Yuriがもう一度Nohの元にやって話をした後、プディングを焼きに戻りますが、その場にいたKnottがYuriのプディングが大きいのか小さいのかと聞くもんだから、Nohに頭を何度も叩かれています(爆) さてダンスが終わり、Nohたちの順番です。女子たちとのすれ違いで、PerはNokに興味が持ったようですが、外見ばかりじゃなくて中身を見ないとひどい目にあいますよ(笑) PerとNokの二人の視線にJeedが気づきほくそ笑んでいます。

バンド控室にJeedがやってきてまたまたNohの手を握ります。後ろでPhunもKhomが見ています。Khomは水泳部なのできっとPhun同様に荷物運びの名目で来たのでしょうか。Jeedが去ると、Khomもその後を追いかけます。今度はNohを追いかけてるのかとKhomが聞くと、Jeedはそんなのはあなたに関係ないと冷たくあしらいます。Khomは何かを言いかけますが、Jeedはそれを遮ります。Khomは多分NohはYuriと付き合ってると言いたかったのかもしれません。Khomは自分たち二人のことはどうなんだと話を持ち出しますが、Jeedは自分たちはもう終わったのだから、自分に構うなと相手にせず、立ち去っていきます。廊下の陰でJeedは辛そうな表情を見せます。


ステージではようやくNohたちの歌が始まりました。Nohが裏声を駆使して歌います。二曲目はOmが選んだ「Can I hug you? /抱き締めていい?」です。この歌もNohが実際に歌っているようです。歌の途中でOmがMickに自分のギターを渡しています。Mickは実際ギターが上手です(^^) NohがOmを蹴ってます(笑) ステージの端ではNgoiもトライアングルを叩いて参加しています(爆) 三曲目は「Trust Me/俺を信じて」です。後ろでドラムを叩いていたFilmがいなくなり、別の人に変わっています。。。ステージ端で見ていたPhunが、Knottによって中央に押し出されてマイクを渡され、Nohと二人並んで歌います。歌が終わった後、PhunはこっそりとNohに「お前を信じてる」と。観客席ではYuriが感動したようで涙を流しています。

ステージ右端で、どさくさに紛れてMickにキスしようとするOm(^-^;

一緒に歌うNohとPhun いつの間にか後ろのドラムが交代

演奏は全て終了したようです。OmとNgoiが歩いていると、目の前でNanが誰か他の男子から花束を受け取っています。Omはそれを横目で見ながら気にもせず通り過ぎていきます。その後Nanは花束のお金400バーツを払わなければならないようです(^-^; PerもNokと会い、何か耳元でささやいているシーンもあります。Perは自分がMawinのことがとても気になって仕方ないこと、そして先ほどのOmのようにガールフレンドがいないと周りからゲイだと疑われることを恐れたようで、無理やりにでもガールフレンドを作ろうと思ったようです。

頼んでおいた花束を受け取るNan(笑)
彼女はコメディ役ですが、演技上手ですよね


バンドの控室。Phunが突然ステージに上げたことをKnottが責められています。Noh先輩がPhun先輩のことをずっと見てたから一緒に歌いたいのかと思ってという言い訳に、Nohはもう少しで演奏が台無しになるところだったと言います。Phunがそんなにひどかったかと謝っていますw そこにJeedが記念品を持ってやってきます。他の人には目をつぶって選べと言いますが、Nohだけは特別扱いしようとします。それを見ていたKhomはもううんざりだといったふうに部屋を出て行きます。しかしJeedの思惑通りにはいかずPhunが自分で選んで取り、それをNohに渡します。Jeedはまたしても残念そうな顔をしています。そこにNanが飛び込んできます。勘違いをして(僕のw)タマゴ君に抱き付いています(笑) Nanは先ほど別の男から花束を受け取っていたことを謝っています。OmははっきりとNanの好意を断りますが、Nanは今まで自分は男子に断られたことがないのにと泣いています(笑) Omは好きな人がいるんだとはっきりと言った上で、Nanより可愛いと「Poodle、Pomeranian、Chow」の名前を挙げます(笑) それでも諦めないNanに、Omは「俺はゲイだから、近寄るな。」と。他の人は、特にPhunは彼らのやりとりがツボにはまったようで本気で笑ってます(笑) 
  
Poodle                       Pomeranian             Chow Chow
いや、確かに可愛い(^-^;


部屋の外では凶暴な大勢の女子に取り囲まれ、Perが服を脱がされかけます(笑) 数名が実際にシャツのボタンを外そうとしてます。ようやく控室に入ってきたPerは遅いと叱られながらも、ひどい顔をして(彼はこういう顔は得意ですねw)、 外の凶暴な女子たちの状況を伝えます。それでも外出許可の時間に制限のあるNohたちを、Jeedが自分に任せろと引き受けます。

凶暴な女子に囲まれるPer(^-^; 特に集団になると怖いですよね。


身動きできなくなったNohをJeedがその腕を握り、「道を開けなさい」と一喝すると周りの女子が一斉に下がります。するとYuriがNohのもう一方の腕を握り、演奏は終わったんだから、これからは恋人同士の時間だと主張し、Jeedと張り合います。それを見たPhunはNohの肩に腕を回し、「君たち、喧嘩するなよ。Nohは俺が学校に連れて帰るから」。言い争う女子を尻目に自分がNohを連れて帰ります。

美味しいところをさらっていくPhun(^ ^;


“Good things will happen as long as you believe.”
「信じてさえいれば、良いことはある。」

この言葉通りに受け取るならば、何の根拠もないのに楽観的に明るい未来を信じるのは、単にお気楽、能天気というものです。大事なことは辛い時ほど自分を冷静に客観的に見ることができる能力があるかどうかだと思います。しかしながらこのJeedやAimのように、辛い時ほどどんどん周りが見えなくなり、自分の行動を制御できなくなっていくのは残念なことです。感情的になり、自分の運命を呪い、そんな時に差し出された暖かい手にも余計なお世話だといわんばかりに思えてしまうようです。自分がどんな状況であろうと、悪い時でも良い時でもその中だけに溺れてはいけません。いつもどこかで自分を斜め上から見ていられるだけの心の余裕を持つことが大切だと思います。

久しぶりにKudaさんのところのサイトがアップデートされました。僕のところもですが(笑) 今日は帰宅してアップデートに励みましょうかね。

僕はと言えば実は先週新しく車を購入して楽しんでいるところです。今まで乗っていたのは、マツダのRX-8というロータリーエンジンを積んだ車でした。ロータリーなんて言っても全然分からない人もいますよね(笑) ピストン運動をする普通のエンジンとは全く別物なんです。

RX-8

 

もう製造中止になってしまったRX-8。エコ時代にはそぐわない存在になってしまいました。


 
ロータリーエンジン。内部で三角おにぎりを製造中です(笑)


このRX-8はスポーツタイプの車で、色は深緑で結構好きで大事に乗ってたんです。ハイオクガソリンで燃費はリッター6km(T.T) 高速巡航で9-10km、それでもアクセルを踏まないように丁寧に乗っててこの燃費だったんですよ(笑) 羽振りのよかった頃はそれでも全然平気にぶんぶんと乗り回してたんですが、さすがにここ数年は控えるようになってしまって。燃費を計算してしまうと、バイクばかりに乗るようになってしまって、車の出番がどんどんと減ってきてたんです。好きだけど乗れない、そんなストレスを抱えたまま悶々としてたところに、マツダから新しい車が出たんです。CX-3っていうコンパクトなSUV(Suports & Utility Vehicle)でディーゼル仕様のみ。僕は無駄に大きな車は嫌いで、小さいほどいい、でもどんなに狭くてもいいから後部座席は欲しくて、けれどもファミリーカーっぽいコンパクト大衆車は嫌で。。。こんなふうにとってもわがままな好みがあるので、なかなか食指が動くような車は最近なかったんです。最近はどこもかしこもエコカーばかりで、車内が広くて、荷室が大きくてなんて誰にでも受けそうな車ばかりになってましたからね。そんなところにこの車、まさにスペシャリティーカー。デザインを最重要視したようで、後部座席は広くなく、荷室もそれなり、そしてガソリン仕様がなくてディーゼルのみ、その上価格も高め(笑) これだと誰でも手を出せるわけではなく、万人受けする仕様ではない。まさに僕のために作られた車だ(笑)

CX-3 
 CX-3 大きく見えるけど割とコンパクト RX-8同様に、車長は短いけど車幅があるので3ナンバー

7/18に納車。走りや快適さは本当に十分で嬉しいのだけども、一番嬉しかったのは燃料代。RX-8の時はガソリン入れる時には万札が必要だったけど、僕が行くガソリンスタンドの軽油はリッター98円。40リッター入れても4000円足らず。しかも燃費は市街地走行で16-18km、高速で23-24kmも。燃費で3倍以上も伸びて、しかも燃料代は2/3。必要な燃料代は1/4になった!! 恐るべし、クリーンディーゼル。ハイブリッドカーに代表されるエコカーは走りが楽しくないけど、この車は走ってて楽しい。嬉しい限りです。


話は変わるけど、不思議なのは軽油価格。ガソリンが地域によって差があるのはよく知ってます。でも同一地域だと違っていてもせめて数円の差でしょう。しかし軽油は地域内で20円以上もの差があるんですよ。この差はいったいなんなんでしょう?? 上で書いた僕の行くガソリンスタンドの軽油価格は税込み98円で、数分走ったところのスタンドでは123円。。。ガソリンと違って軽油価格が横並びにならない理由があるのでしょうか?不思議ですよね。

もっと話は逸れるけど(笑)、日本では軽油を外国に輸出しているのをご存知でしょうか?日本では原油を輸入し、それを精製しています。原油を精製してガソリンを製造すると、一定割合で必ず重油や軽油、灯油などができます。ガソリンばかりを精製することはできません。そして日本で消費する必要なガソリン量を精製すると、国内では軽油が余ってしまい、これを輸出せざるを得ないのです。もし国内でのガソリン消費を抑え、軽油をより多く消費すれば、原油輸入量全体を減らすことができるのです。なんとすばらしいことではありませんか。従来のディーゼルエンジンが持つ印象は、黒煙を吐き、窒素酸化物を出しまくる厄介ものでしたが、このマツダのディーゼルエンジンは革新的とも言える技術でそのようなことが全くなくなりました。むしろガソリンエンジンよりも二酸化炭素排出量が格段に少ないのです。僕は地球温暖化のことを憂慮し、この車に決めました(嘘)


とまあ、こんな具合で日々を楽しんでいます(笑) Kudaさんも旅行から帰ってきたみたいだし、徐々にアップデートしてくださるでしょう。遅れずに付いていきますね(^ ^)