銀座からホテルまでタクシーで帰ろうと

「hey、TAXIーーー!!!」

と一台のタクシーを止め乗り込もうとすると

「待って、あなた何処まで行くの?」

とタクシーの運転手に乗る前に行き先を聞かれました。

「新宿まで。」

と答えると

「乗って。」

と乗せてくれました。

若干、上から目線のタクシーの運転手にイラっとしました。

「お客さん、何処から来たの?」

「福岡からです。」

「私はもっと遠くだよ。」

「えぇ?」

「わたし、韓国からきたよ!!!」

「えぇー!!!!韓国人ですか?」

「そうだよ。日本に来て25年、永住権持ってるよ。」

やっぱり、乗る前からちょっとオカシイと思った。笑

「私、福岡なので韓国何回も行きましたよ。福岡から釜山まで飛行機で40分なんですよ。高速船だと2時間。すごく近いんですよ。」

韓国人に対しては親韓である事をアピール。

「僕は娘がK應大学に行っているからお金が要る、韓国にはなかなか帰れないよ。」

「奥様は日本人ですか?」

「妻も韓国人、娘も国籍は韓国だよ。娘は日本で生まれ日本で育ったから帰化するかもしれない。それは本人が決める事。娘は4ヶ国語話せて優秀なんだよ。留学させてあげたい。」

「4ヶ国語!?凄い、どうやって4ヶ国語も話せる様になるんですか。」

「妻が教育熱心だからね。韓国は教育熱心、学歴社会だよ。日本人と違って勉強に対する姿勢が違う。子供の頃から塾に沢山通わせたよ。」

「私の知っている韓国人も同じ事言っていました。日本人は嫌々塾に行っている子供が沢山いる。韓国は塾に行くなら1番になりたい、と一生懸命勉強する。って。」

「そうなんだよ。日本人はゆとり教育で甘過ぎるよ。私は韓国人だけど会社ではトップクラス、月に最高80万稼いだ。平均しても60万はあるよ。稼ぐために勉強、研究いっぱいしたよ。東京の道は渋滞から近道まで全て把握してるよ。」

「タクシーの運転手ってそんなに稼げるの???凄いですね!!!」

「私はまだ若いからお金になる夜勤しかしないからね。」

「それでも凄いですね。」

確かに、乗せる前に行き先聞かれた、きっと近場は乗せなかったんだろうなぁ。

タクシーに乗った瞬間は上から目線でイラっとしたけど話していると凄く刺激を受けました。


異国の地で仕事、子育てをして、娘を立派に大学まで行かせている。

日本人は甘過ぎる

そう言われても仕方ない。


日本人が忘れかけた闘争心を韓国人のタクシードライバーは思い出させてくれました。



日本人は甘過ぎる、、、



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大丈夫。

私は乗った瞬間からGoogleMAPで遠回りしないかコソッとチェックしてましたよ。笑