お肌の曲がり角を迎えた25歳時の話です。

社会人となり

仕事にも慣れて

お金も、時間も、若さもある。


余裕が出てきた私は自己投資をすることにした。

綺麗な子はもっと早くからやっている。

それは、エステ通い。

入会手続きを行い担当の高橋さんからオリエンテーションが始まった。

高橋さんは私より年上で30代前後の仕事が出来そうな自信たっぷりのキャリアウーマンのオーラを放っていた。

決して美人では無いが、説明の仕方もテンポ良く私が好きなタイプの女性。

一通りお店のシステムの説明が終わり、美を高める為のプログラム説明が始まった。

高橋さん『よんどさん、毎日鏡は見てる?』

私「はい、毎朝仕事でやつれた顔を毎日見てます。笑」

『よんどさん、それではダメ!!!』

え?

『綺麗でいる秘訣は毎日自分で綺麗と思うことなの。人は欲深い生き物なのよ。綺麗な人はもっと綺麗になりたいと思い努力する。毎日鏡を見て綺麗と自分で思う事で美は磨かれていくのよ。』

私は高橋さんの顔をジーと見て思った。

何言ってんのこの人?

痛いわ~。

そんなんで綺麗になれるんだったらみんなとっくに美人になってるわ。

高橋さんは鏡を見て自分で綺麗と思っているの?

私は、自分の顔を見て綺麗とは思わないけど高橋さんの顔見て高橋さんより私の方が綺麗と思いますよ。笑

、、、、、。

ダメだ、ダメだ。心の声が出そうになった。

この話を素直に受け入れる綺麗な心があれば外見も綺麗になれるってこと?

外見を磨く前に内面を磨くことから私は始めなきゃいけないんだ。

結局、内面まで自信を無くし、エステ通いが面倒になってしまい辞めてしまいました。


今でも内面は変わることなく腹黒です。笑