私家版 俳句歳時記 -3ページ目

私家版 俳句歳時記

藤木洋良の花鳥風月

古傷に風が触れるや木の芽冷え       藤木洋良

寂しさはこんな色かな犬ふぐり       藤木洋良

人生は懺悔懺悔や梅の花      藤木洋良

鳶一羽舞ひて春田となりにけり        藤木洋良

生き死にの死は生なりや落椿       藤木洋良

紅梅や汝は好きか青き空       藤木洋良

梅白し滑舌がいい鳥が鳴く        藤木洋良

春の夜の柱時計は老いにけり       藤木洋良

春の川のらりくらりと流れゆく       藤木洋良

春の日やあっけらかんと惚ける風       藤木洋良