古傷に風が触れるや木の芽冷え 藤木洋良
寂しさはこんな色かな犬ふぐり 藤木洋良
人生は懺悔懺悔や梅の花 藤木洋良
鳶一羽舞ひて春田となりにけり 藤木洋良
生き死にの死は生なりや落椿 藤木洋良
紅梅や汝は好きか青き空 藤木洋良
梅白し滑舌がいい鳥が鳴く 藤木洋良
春の夜の柱時計は老いにけり 藤木洋良
春の川のらりくらりと流れゆく 藤木洋良
春の日やあっけらかんと惚ける風 藤木洋良