先日、友人にお誘いをいただき、

美術館をハシゴしてきました。

 

最初に向かったのは、東京国立博物館 平成館で行われている

タイ-仏の国の輝き-です。

 

事前の知識ゼロで見たのですが、、、

思っていたよりボリュームがある!そしてギラギラしてない(笑)

。。。もっと黄金でギラギラしていると思い込んでいました。

先入観はいけないですねあせる

 

同じアジア圏のタイですが、砂岩など石や岩を削って

作られているもの(柱や仏像)が多く、

素材からして日本との違いをとても感じました。

 

仏像も表情が日本の仏像とはどことなく違っていて(おそらく骨格の違い?)、、、

そしておしなべて穏やかな表情や笑顔のお顔が多く、

時に険しい顔をしている日本の仏像とはかなり違うのだなと感じました。

日本との違いといえば、遊行像という、歩く姿を仏像にしている点も

日本の仏像にはない姿ですね。

 

[画像:東京国立博物館HPより]

 

後半は細かい金細工のものが多くて、、、その精巧な技術や

繊細なものがこれまで残されてきたこと、

ふんだんに貴石が使われていることに圧倒されました。。。

 

[画像:東京国立博物館HPより]

 

 

さらっと見てまわるつもりが、どっぷりタイ展に見入ってしまったのであせる

後半の石川九揚展は向かうときも見て回るときも駆け足で(笑)

 

 

「書だ!石川九揚展」は上野の森美術館で開催されています。

書道は全く知識がないので、最初は見ていても全くわからなかった汗のですが、、、

2階に上がって源氏物語五十五巻のところは新たな世界を見た心境でした。

なんと、五十五巻それぞれが1作品になっているのですが、

物語の内容に合わせて書体や配置(構成?)などが全く違うのです。

細い線の書体であることだけは共通していますが、

巻の一つ一つで全く作風が異なっているのですビックリマーク

 

作風の違いを見ていると、物語の雰囲気はもちろん、

書の作者がどのように物語を捉えているかも伝わってきて、、、

知らない、わからない世界ながらに何重にも面白いものに見えてきました。

1階の塗りつぶされたような書とは全く異なる世界観で、、、

読める文字を見つけたときは思わず音読してしまいました^^;

 

 

両方の美術展とも、普段の自分の好みとは異なる分野だったのですが、

新たな世界を垣間見ることができて、とても充実した時間となりました。