マンションの駐車場で比較的交流のある方と会ったので、父が亡くなった旨をお伝えしました。

その方のお宅もご主人がかなり前から介護状態で、ここ数年は施設に入られています。

お嬢さん達はそれぞれ独立されており、ご夫婦での生活の中で奥様だけが介護を担うのには限界があったと思います。

父の話をしたら「お父さんは幸せだったわよね。」と言っていただけました。

このコロナ禍でご主人との面会ができておらず、会ったら会ったで喋るのも身体も不自由なご主人が不憫で仕方がないと仰り、「もう無理しなくていいから。頑張らなくていいから。私も後からすぐに行くから。」と口にもされるそうです。。。

お嬢さん達は「家に連れて帰るなんて思わないで、言わないで。」と言われるそうです。

奥様1人で面倒を見るのは無理だし、お孫さんの面倒を奥様が見ることも多いくらいですから、お嬢さん達の手助けは期待できないそうです。

「自分が具合が悪くなったら、施設を探してサッサと入れていいから。。。」とお嬢さん達に言ってもいるそうです。。。

お互いに涙ぐみながら話し込んでしまいました。

 

核家族になると介護の担い手は配偶者だけになることが多いと思います。

そうなると、やはり限界があると感じます。

高齢になると尚更です。

我が家の場合は特殊で、子供3人が私も含めて独身で同居していたからこそ、両親が要介護になっても何とかなると思っていました。

最悪、私が全く仕事をしなくても弟達の収入があれば経済的にも問題はないと考えていたので。。。

父の闘病は15年に渡りますが、介護申請をしたのは数ヶ月前です。

7年前に母が要介護になってからはそれなりに大変ではありました。

私1人ではとても対応してくることができなかったと思います。

家族の協力がなければ、無理だったと思います。

母もデイサービスで色々なご家庭の方の話を聞いて来て、家族一緒に生活できている有難さを感じているようです。

 

介護問題は人それぞれ。。。

家庭の事情によって様々だと思います。

公的制度を利用しつつ、家族が協力して介護をしていけるのが理想だと思いますが、現実は厳しい方が多いのではないでしょうか?