とりあえず漫画でも読もう。
その時、携帯が鳴る。
着信 花屋
わかっていたことだが、
少し胸が痛んだ。
電話には出るつもりもなかったので
漫画を読み始めた。
少し経ってから、また携帯が鳴る。
着信 花屋
留守電 一件
なんだろう…
少し戸惑いながら留守電を聞くと、
事故にあってないですか?
大丈夫ですか?
という、内容だった。
胸がキュッと苦しくなった。
今ならまだ引き返せる…
掛け直して謝ろう。
もー、計画して去ったのだから
無視すればいい。
わたしの中で葛藤がはじまる。
謝ろう。
あと数日だったじやないか。
いや、謝ったところで
行かなかった時点で
変な目で見られるに決まっている。
そんな中で後数日過ごせるの?
わたしは留守電を無視した。
再び漫画を読み始めたが、
気が気じゃなかった。
漫画の内容が頭に入ってこなかった。
再び携帯が鳴る。
着信 母
わたしは驚いた。
正直、一ヶ月間隠し通すことは
不可能だと思っていた。
しかし、初日でバレるとは
思っていなかったのだ…
すると、母からメールが届いた。
花屋から連絡あったけど、
アンタいまなにしてるの?
怖くて返せなかった。
漫画を読んで気を紛らわせようとするものの、携帯が鳴るのが怖くてどうしようもなかった…
すると再び母からメールが。
事故に巻き込まれたの?
また、胸がキュッと苦しくなった…
身勝手な理由でお店にまで
散々迷惑をかけて、
母にも心配をかけて、わたしは
なにをしているのだろう…
とりあえず無事なことを伝え、
花屋に行っていないことを
正直に母に伝えた…
母からメールが届く。
話をしに今日帰ってきなさい。
怖かった。
怒られることはもちろん
わかっている…
しかし、兄弟の前で怒られることが
すごく嫌だった。
成人して仕事を勝手に辞め、
仕事を行くふりをして
ネットカフェに入り浸る
姉を見て兄弟たちは何を思うだろう。
想像しただけで怖くなった。
もう、家には帰れない。
そう思った…
続く。