会う日も決定して、会うまでの一週間前は、もうすぐ会えるね!なんての類いのメールで
やりとりをしていた。
今思うと、すごく金城さんのことをいいイメージ像を作り上げていて、気持ち的には、毎日話ししているのだから、相手のことを親近感がわき、好意さえ抱いていたに違いない。
当日!夜、待ち合わせしていた。その日の私は、張り切って、めいいっぱいのおしゃれをして待ち合わせ場所に急いだ。待ち合わせの5分前には、到着していた。そこは、けっこう待ち合わせ場所に使われる場所で
立っている男の人の顔を見ては、この人かな・・・あの人かな・・・なんてとてもわくわくしていた。
すると、携帯メールが・・「15分ほど送れる・・ごめん」と。おいーーー、最初のご対面から遅れるなーー。
しばらく待機していたら、また携帯メールが。「到着する。どのへんに立ってるの?」キタキターーー。
ドキドキ!!それらしき人をキョロキョロしながら、探すが、いないーーー。事前に電話番号も教え合いしてたので、今度は、金城さんから電話が!「どこにいるの?いないよ」「どこあたりで立ってる」というと
カレは全然違う場所にいたようだ。おいーー「じゃあ、そこまで歩いていく」と電話をしながらしゃべっていた。大通りにでたら、彼も大通りにいるみたいだ。大通りの私が立ってる反対側にいるという。キョロキョロするが該当するような人はいない。金城さんが、「どんな服着てるの」と聞いたので、こんなこんなでと説明していると「おーー、発見!わかったよ!」という言葉が! 「じゃあ、そこまで渡っていくから、待ってて」
該当するような人が視界に入ってこない。キョロキョロしていた。すると、前から歩いてきた男の人が「○○さんだよね」と来た。
うそーーー、この人なのーーーー!!!?
確かにさっきから、うろうろしていたから、いるのは知ってたけど、どこが金城タケシなの???
描いていたイメージ像がものすごい音をたてて崩れ落ちた。
確かに背は高いお人、おかっぱ頭のメガネをかけたオタク系! 似ても似つかない。
私は、これが現実なのだと学習したような気分だった。世の中そんな夢のような出会いがあるわけないんだと。
「じゃあ、行きましょうか」と声をかけられ、いろいろ考えていたが、我に帰った。
本当は、そのまま帰りたかったんだけど、すぐ帰るのも失礼かと思い、ちょっとだけ同行することにした。
この店と連れていかれたのは、チェーン店の居酒屋だった。
とりあえず「生中」を頼んで、しばし、二人向かい合わせの座席だったが、どうも話が弾まない。
なので、この出会いサイトについて、経験談を色々質問してやった。
メルトモさんは、3、4人いるという。実際に会ったりもするという。会って何を?って聞くと
ホテルに行って、そういう関係になってる人もいるという。プラス、本命の彼女もいるという。
聞いていて、絶叫驚きばっかりだった。見かけによらず、なんでそんなに女の人がたくさんいるわけなんだろ。驚きの連続だった。出会い系だと相手がよく見えちゃうのかしら。
適当にお話をして、店をでることになった。
そこの店は、ビルの上のほうで、下へは、エレベータで降りるんだけど、エレベータに乗ってる間
二人きりだったんだけど、そのオタクは、ドアが開く前にキスしてきた。
「はっ!!?」なに今の?? 私、無防備だったのかしら。
その後、2軒目に行くなどということは無く、いそいそと帰ったのは、言うまでもありません。
しかし、家に帰ったあたりで、携帯メールが入った。さっきの金城さんからだった。
「今日は、楽しかったよ」って!! どういう神経してんだ!!?私は、盛り上がったとは全然思ってないぞーーー