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Your-raiN

わたしの近況報告?かな?♡

お悩み相談なんかもぜんぜんOKです。

腐ってます。。。ごめそ(._.)。文書いちゃいます。

長らくあけてすいません(;・∀・)・・

今回エロの伏線ありです。

↓始まります。腐・向・け注意

。。。。。。。。。。。。。。。


「っ、ぜーな、急に走んなよなァ」
『クゥーン。。』
「‥‥うぅ‥‥」

結局あの地獄の追いかけっこの末、火神大我が選んでしまったのは破滅の道だった。

灰崎と犬を撒く為に、いりくんだ道である路地裏を選び、行き止まりに会い、引き返そうとするも目の前にいる犬に恐怖のあまりしゃがみこんでしまい。
さらにはこの一人と一匹に追いついた灰崎にからかわれ続けるという始末だ。

しかも、


「‥‥ひっ!、」

『キャン!!キャン!』

何故か懐かれた。もうダメだ。

「あー。名前思い出したぜぇ‥‥火神。『火神大我』、大我、たいが、たいがー‥‥」

同じ目線までしゃがみこんでから、人の名前を連呼しだした灰崎を火神は恨めしげに睨みつけた。
飼い主ならなんとかして欲しい。
いや、してくれないんだろうけど。

「なー、お前さー」

「‥‥‥‥」

「犬無理なの?」

「‥‥‥‥‥‥」

無言で頷く。もうバレてしまっているだろうけど、目線を合わせたら涙目な自分が晒されてしまう。


「ふーん‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」



静寂が訪れる。

しっかりと地面に尻をついて何か考え出した灰崎の真意までは読めない、が、

火神の頭の中に一つの活路が見出される。


(‥‥まだ、まだ‥‥)

灰崎のとなりに犬が近づき、完全に安心したのかそのまま体を横たえた。


(、今だ!!)

「っ、!」

しゃがみこんだ姿勢から、そのままトップスピードで走り抜ける。

突然のことについていけなかったのか、灰崎も犬も目を剥いて火神をみるが、一刻も早くこの場を去ることに全力を使う火神にはもはや前しか見えていない。
腕を振って、足を回転させる。

自分が開放されたのだと感じたのは、路地裏特有の薄暗さがなくなった時だった。



。。。《灰崎side》

「すげーなァ、ふつーあんな体勢じゃよろけるなりなんなりするだろ」

『わふっ。』

「なー。だよなァ」

薄暗い路地裏に取り残された灰崎とポメラニアンは、火神の背中が完全に見えなくなったあとで、お互いそれぞれに呟いた。


火神大我が立ち上がるのは瞬間的に察知していた。
伊達に『元・キセキの世代』だなんて不名誉な称号はもらっていない。
相手のスピードも理解していた。止めることは可能だった。
それでも止めなかったのは、


「ほーんと馬鹿なんだな‥‥あいつ」


止める理由がなかったからだ

口を歪めて笑ったまま、目の前の、
火神大我のスポーツバックを手に取る。

いつの間にか肩から外れていたのか、もうここにはいない相手は気づいていないのだろう。

灰崎が止めなかった理由、火神に見せた驚きの表情。
それは火神の逃走ではなく、せっかく自分のような男から逃れられるチャンスを自ら潰したことに対して驚愕したからだった。

スポーツバックを開ける。
普段から使っているのか、サイフにケータイにと色々入っている。

「‥‥あった!」

目当ての生徒手帳を見つけると
住所の欄をまじまじと見つめ考える。

かなり実家に近い。
いまから行けない距離ではないし、
なによりあんなに面白そうなやつを逃すのも惜しい。

「待ってろよォ‥‥火神、くん」

『わん!』

意地の悪い声と前向きな鳴き声を後にして、火神大我のスポーツバックを肩にかけ、灰崎祥吾と一匹は歩き出した。


。。。《火神side》


なぜ、なんでこうなった。

チェーンのかかったドア越しから相手を見つづけても、ちっともワケがわからない。

(なんで俺ん家知ってんだ‥‥‥、‥まさか‥‥‥‥エスパー‥‥!!!)

どんなに考えてもそれ以外答えはない。
きっと俺のスポーツバックを持ってドアの隙間から「よぉ」なんて言ってのけるコイツは、エスパーに違いない。

「威嚇すんなって」

「‥‥‥‥何のようだ‥‥」

威嚇なんてしてない。人を動物みたいに言うな。というか、よくさっきまであんなことしてきたのにそこまで開き直れるな。。。

目の前の灰崎はまたケラケラと笑うと、俺のスポーツバックを前に出した。

「ほら」

「‥‥??」

「お前のだろ?届けてやったんだよ」

「‥‥あ」

ありがとう。そう言ってドアを開けたいのはやまやまだが、さっきのこともある手前、正直、開けたくない。

「早くしろって、地味に重い」

「ぅ‥‥おう」

もう一回あたりを見回す。
さっきまでいた小型犬の姿はない。
これはありがたかった。

悩んだ挙句、というか、もともと他にどうこうできるのはなかったけれど。
チェーンを開け、スポーツバックを受け取る。
満面の笑みで渡した灰崎と自分を遮断するようにドアを閉めた。


これで、ようやく、本当の本当に開放された


やった、、!

『わん!』






‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ん?

なんだ今の音は。

どこからした、どこ、どこ、から


『ぼすっ』

床に置いたスポーツバックが何故か横に倒れ、次の瞬間から不思議にも動き出す。

ていうか、、声、なきごえ。は、


スポーツバックから?





「うっぎゃああああああ!!!!!」


怖い怖い怖いっ!!!

犬と蠢くスポーツバックなんて怪奇現象のタッグはダメだ!こわすぎる!!

(っ、外に!!)

逃げないと。

走ってドアを開ける。

そのままロビーまで走りだせ

「ふ、ぶっ!」

途端、逃げ出したはずの玄関に尻餅をつく。

なんで?突き飛ばされたからだ。

バタンとドアが閉まる音。
カチャリとチェーンがかかる音。


そして突き飛ばしたであろう張本人

灰崎が目の前にいた。


「な、!」

「へー、いい部屋じゃん。‥‥ああ、騒ぐなよ?騒いだら、服ん中にあの犬突っ込むから」

「‥‥!、」

「いい子いい子」


誰かたすけて。

空しく響いた俺の言葉に
スポーツバックからようやく出てきた犬が元気に《わん!》と答えた。




。。。。。。。。。。。。。。。



久々に書いた上に馬鹿みたいにながい!!!

それがわたしだ!!