テレビでたまにやってるよね。世直しするとか、更生に携わるとか。あれって凄いと思う。結局裏切る人間の方が多いし、傷つくし、でも何か信念がある人しか出来ない。

俺に信念があるかはまだ分からない。元反社と言われ続けるけれど、今俺に出来る事をやって同じ苦しみから救ってあげたいと思う。


少し前から少年院や刑務所を出た人、その家族とやり取りをしている。偽善と思われても構わない。

今回書くのはTさんという人のハナシ。

Tさんは45歳。今回初犯で4年の刑を言い渡された。罪状は詐欺、窃盗。
20年勤めた会社の社長からの暴力に耐えきれず上京し、生活費欲しさに最近流行りの闇バイトから受け子、出し子をやってしまった。

たった1ヶ月。それが懲役4年になった。

地方で暮らすお母さんと電話で話した所、泣いていた。親だから見捨てる訳にはいかないんです。
80を過ぎた方が、30過ぎの若造に泣いて託してくれた。

犯罪は許されない。でもね、刑務所は孤独だ。寂しくて寂しくて、親から、家族からの手紙1通に涙する。

俺は少年院出院後も非行を繰り返し、親に見捨てられた。当然だと思う。帰ってこない手紙。いつの間にか届かなくなる手紙。

俺は虐待されて育ったけれど、寂しさに勝てなくて。

だからかな、非行少年たちの家族になりたいと思ったのは。


Tさんの出所まであと2年。
必ず迎えに行きます。
1日、1日、出所に近づいてるからね。
待ってるよ。





今後は一般社団法人を設立して更生の手助けをしたいと思っています。

私が何をしてきたかはまた別のブログで。