ティム デットマー氏 | 空と海・・・ときどき山のブログ

(↑ 8年ほど前の写真。人物の写真は無い)

 

 ええ、「イクムスビ」の人です。

 ティム・デットマーさんにお会いしたのは8年ぐらい前だったか。

 紀伊半島大水害の前だったと思う。

 シアトルから日本の合気道を習いに来て

あの当時で来日して25年とかおっしゃていたので

現在は来日30年以上でしょう。

 植芝盛平のことを『オー先生』と呼んでいた。

 

 和歌山県新宮市の英会話講師である。

 電話予約して熊野速玉大社が一番、近いのでそこで待ち合わせ。

 熊野三山を私の車で回って英語で教えてもらい

5時間分の授業料を先生に払う。

(1時間五千円、会社の経費ではない。自己負担)

 英語以外でも色んな所作法を教えてもらった。

 

〇 神社の参道は、はしっこを歩く(真ん中は神様が通る)

〇 手水舎での口をゆすぐまでの順番

〇 お寺では合掌、神社では拍手の仕方

〇 大門坂の石工職人が彫った形跡

〇 観光案内での説明するときの場所、立ち位置

 今では当たり前になったが、当時の私はまだまだ未熟だったので

勉強になった。

 

 初めて会う前は日本の武術を習いにきた白人ということで

K-1のセームシュルトみたいな2m近い外人が来るのかと

思ったが意外と小柄だった。

 

 新宮市熊野川町の総合センターを見て

『ジェネラル センター』と言うと先生は笑っていた。

多分、和製英語だったのだろう。

 

 お昼になって先生が紹介してくれた食堂は

店主が語り部も副業でしているとかいっていたが

愛想が悪く、料理も何かお菓子みたいでその割りに高いという

三拍子そろっていたので、あれからは二度と行っていないし

観光客にも紹介していない。

 愛想が悪い人は本当にどうしようもない。

 男は愛嬌、女も愛嬌である。

 

 先生に英語と日本語、両方で説明してもらう。

 日本語での温泉は火山活動によってもたらされた所は『Hot spring』

湯沸かし器で温めている、いかにも施設的な所は『Spa』

 

 速玉、本宮を終えて那智山へ行く。

 見晴らし亭の店主と交流があるというから

世の中、特に地域社会だと人口も少ないから

どこどこの誰と誰がつながっていて仲がいいというのは

本当に分からないものである。

 

『ビッグゲイトスロープ メイド 鎌倉ピリオド、

ワン オブ 熊野エンシェント ロード』

『ユーキャンシー 那智ワーターフォール ライトサイド、

那智ワーターフォール イズ ハイエスト イン ジャパン

ワンハンドレッドサーティスリー ミィタァーズ ハイ』

『マウント那智山 オープンド セブンインディアモンクス 

ADスリーハンドレッド セブンティーン イヤー』

(那智山は西暦317年、7人のインド人僧侶によって開かれた)

 

那智山防災道路は『ハザードロード』と私が言うと

『それは違う』と先生が言っていたので、しばらく考えた後

『スペシャルロード ファイアトラックス』と訂正された。

 

英語は難しいの。

私の勉強はいまだに続いています。