当ブログで中辺路 大雲取越えを紹介するのは3回目であり
今回は(今回も)往復した。
地元出身者として『よろしかったら、どうぞ歩いて下さい』といった
ご紹介ブログです。
特に最近は白人の方がよく歩かれています。
ちなみに私が歩いた一回目と二回目は2011年の台風水害前と水害後です。
いいでしょう。
那智山まで車で移動しますと
那智山という、標高約500m程の大きな
助走台というか、補助台を歩いて
最初の舟見峠越えを果たせるからです。
大雲取越えはいかに安全に、制限時間内に三つの峠越えを果たせるか、
・・・ これに尽きる。
特に、途中で雨が降ってくると一気に路面状態が変化します。
標高差
舟見峠 883m-那智山 500m=383m
越前峠 870m-小口 65m=805m
標高差が低い(少ない)方が峠越えしやすいでしょう。
なお、舟見峠等の標高が資料によって若干、異なりますが
当ブログではなるべく現地の案内板を参考にしています。
費用(バス代やタクシー代)が掛かってもいいから、とにかく
踏破したいという方は那智山側からのスタートがいいと思う。
那智山側から歩くと、大戸平を経て那智高原公園にたどり着く。
昭和52年4月17日第28回全国植樹祭が行われた所です。
登立茶屋跡を目指します。
した色川の英雄です。
ただ、ここの一つだたらは
妖怪ではなく、盗賊だそうな。
行きは向かって右側の古道、帰りは左側の林道(車道)を通って帰りました。
この場所の手前に色川辻がありました。
『辻』とは道路が十字形に交差している所。
車道側は林業関係者の車がバンバン通っていました。
この辺が粥餅茶屋跡かな。
付近に妖怪のダルの穴があってご飯一粒でも残しておくと
とりつかれないそうだが、カロリーメイトじゃダメかな。
写真中央やや右寄りに鳥居が写っていますが
ご神体がどこなのか、いまいち分からない。
鳥居の後背にある杉(?)の木なのか。
今回はオーブは写らなかった。
本来は33体あるそうですが
1体は元の位置に戻しても、
どこかへ行ってしまうそうな。
この辺が地蔵茶屋跡です。
舟見峠 → 石倉峠 → 越前峠
小口側からスタートすると
急峻な越前峠の洗礼を浴びる。
写真は、越前峠の上りきった所。
にぎやかじゃのう。
見かけるお地蔵さまが2体あります。
しかし、写真撮影は午前中に行うべきで
那智山側から来ると昼過ぎになるので
この辺りでは太陽が真上ぐらいにきて
木漏れ日と地蔵像がうまくシンクロしない。
そうすると、こんな中途半端な写真に
仕上がる。
←
タイミングがむずかしいのう。
←これが一番、見つけにくいかな。
写真はブレブレ。
『わろうざ』ではないそうだ。
清少納言の随筆『枕草紙』の87段にも
同じ言葉が出てくるそうだ。
浅学ですいませんでした。
一番、有名な円座石は夏に向けて随分、すっきりされたのか・・・
監視カメラを設置するといいでしょう。
私は地元出身なので小口に着いた時点でUターンして引き返しました。
自分の車を取りに戻るため。
着いたのが12時5分。
所要時間は、6時間15分。
←これが往路の片道
歩数 28,158歩
歩行距離 17,17km
時計は、19時17分で辺りは薄暗い。
太陽は完全に沈んでいる。
自己新記録、更新である。
歩き過ぎてかかとと腰が痛かった。
良い子はマネしないでね。
良い子じゃなくてもマネしないでね。
帰りは・・・
歩数 60,135-28,158=31,977歩
移動距離 36,68km-17,17km=19,51km
所要時間 19:17 - 12:05 = 7時間12分
小口側からバテて2回休憩を取ったのと
地蔵茶屋跡から那智高原まで車道の方を歩いたのが余計に時間などが
かかってしまった。