3、それぞれのストレスへの対応
上記のでもお話した通り、同じルールのもとに育児が出来ないと、それぞれストレスが溜まります。
また、親も完璧ではありませんので、対応を間違うこともあるでしょう。
兄弟でも、出来る方ばかりに頼ってしまったり、褒めてしまったり・・・けして個別の対応では間違っていないことも、二人いる場所で行うだけで、問題になります。
<兄弟でも一つ屋根の下での生活に限界がある>
発達障害があっても、些細なことまで敏感に受け取ります。
小さい頃は『とにかく褒めてやる気を出させる』・『怒らず笑顔で指示する』で対応出来ていた事も、成長と共に「馬鹿にしている、笑われた・・・」など、本人の受け取り方も変わってきますし、思い通りにならなかった・失敗したなどの事はただ泣いていた(癇癪も)のが、身近にいるに人に当たるようにもなったりもします。
発達障害のある長男からすると、勉強や習い事、家事のお手伝いも難なくこなす弟と、何をするにも時間が掛かったり、上手くいかない自分との違いにのストレスが溜まります。
時にはそれで自信を無くしたり、次男への嫉妬になったりします。
一方、次男は兄弟でルールが違う事や、親が長男の支援をしているところ、例えば着替えや宿題の手伝いなど、年齢的に一人で出来て当たり前な事を手伝うと愛情が長男への方が大きいのではないかと不安になるようです。
また、長男からの嫉妬で意地悪をされたり、時には八つ当たりで暴力を振るわれたり、理不尽な要求を押し付けられたり、一緒にいる時間が長いほどストレスが溜まります。
特に夏休みなどの長期休暇になると、1日中兄弟で過ごす日も多くなりますから、互いのストレスが溜まり、小さな事でも爆発して大喧嘩に発展しまう事も多々あります。
結果、家族みんなのストレスがどんどん溜まり、悪循環に陥ります。
我が家では、そのうち兄弟どちらかが、または止めに入った私が大怪我をするのではないかと思うほどにひどい兄弟喧嘩をするようになってしまって、心身ともに疲れ果てた時期があります。
学校・病院・役所・児童相談所・・・色々なところに相談しましたが、すぐに助けてくれるところは有りませんでした。
役所ではいくつかデイサービスとショートステイが出来る施設を紹介してくれましたが、定員がいっぱいで、すぐに利用できるところは無く、空きが出るのを待つ状態でした。
児童相談所では、「すぐに動いてくれるのは警察しかないので、危険を感じたら迷わず警察を呼ぶように」と言われました。
私はそうなりたく無いから対応してほしかったのですが・・・
この体験をしたことで、現在は週3回のデイサービスを使用しています。
内、1日は日曜日にしています。次男が一人になる時間の確保のためです。
長期休みにはショートステイも利用できるように手続きをしましたが、まだ利用はしていません。
デイサービスの利用だけで、大喧嘩が劇的に減ったからです。
私は問題が大きくなる以前からデイサービスもショートステイも発達障害児が利用できることを知っていましたが、長男だけ短時間でも施設に預けることが可哀想なのでは?親が出来る限り面倒を見るべきでは?との思いと、人様に迷惑をかけてしまうのでは?との思いがあり、利用しようと考えてもいませんでした。
でも、今ではその考えが間違っていたと思います。
兄弟でも離れている時間が必要だと良く分かったからです。
もっと早くその事に気付いていれば、子供たちにも私自身にも余計な負担を掛けなくて済んだことでしょう。
頼れるところに頼るのは悪い事ではないです。
家族みんなが少し心に余裕が出来ただけで、悪循環から抜け出すことが出来ましたから!
親の限界が来てからの行動ではなく、子供達の限界が来る前に行動することが大切です。
地域にもよると思いますが、施設の利用もすぐに出来るわけではないので、早めの対応が必要だと思います。