今勤めているリハビリ病院の病室は

男性部屋と女性部屋に分かれていて

一部屋6人〜8人部屋である。

(今時ある〜?)

みんな何ヶ月もよく絶えていると思う。



つくづく女性という生き物は怖いくらい

タフだなと思う。

男性部屋は

自分のベッド周りのテリトリーで

周りと会話もせず一日過ごせる。

(まれに騒がしい患者さんは置いておいて)



女性部屋はというと

派閥やら仕切る患者がいれば

突然喧嘩が始まったり


ある時は毎日手ばたきと共に歌が聴こえたり

笑いが絶えない時もある。




とにかく自分のテリトリー内では収まらず

移動距離が広く

厳しい環境でも互いに励まし合い

生きる力が備わっている。




以前Eさんという99歳の女性患者さんがいた。

その方は皆んなに好かれていた。


看護師だけでなく同じ部屋の患者さんや

隣の部屋の患者さんからも下の名前で呼ばれ

若い患者さんがEさんの面倒をみたり

隣部屋から会いに来ている患者さんもいた。



とにかくEさんは喜怒哀楽があって

可愛かった。



よく笑い よく泣き

たまにすねたり…

よく食べ よく出し

よく寝た

そしてよく手を合わせて

人に感謝する人だった。



みんなEさんに会いたいのである。

ペットを見る感覚なんだろうか。

みんな笑顔になる。



入退院の入れ替わりのある中

何年かに1人いるかいないかの逸材!



こういう方は本当に得だなと思う。

まさにニンゲンパワースポット

こういう人になりたいと思うが

生まれつきなんだろうなと思う。


つい面倒をみたくなってしまう人

あなたの周りにいますか?