父の腎臓に原因不明の腫瘍が見つかった。
悪性かどうかは明日検査になるようだ。
父はいつもより元気がなさそうだった。
こういう時、私はどうしたら良いのだろうかわからん。
ただ、もし悪い結果でも母よりは落ち着いていなければならないし、辛くとも明るく振る舞うことにしようと考えてる。
母は世界一、心配症だからマイナスオーラをどうにかプラスに上げるのが私の役目かと。
父。
「ウザい、出身大学で人を判断する、頑固者、すぐ人や物に八つ当たりする」とか最悪なイメージしか普段はなかったけれど、
こういう時に一気に旅行行ったこととか土日での些細な日常を思い出したりして「もしかしてこの日常がなくなる可能性があるのかもしれない」と考えだしたら心が折れる。
私が学校や会社を辞めた時、ODで死にかけてた時、中絶した時。本当に心配してたんだなと今気がつく。
例えば私が吐きながら会社に勤めてた時は同じ電車で遠回りして一緒に通勤してくれたりとか。
会社ではパワハラで訴えかけられそうな鬼が私にはとにかく甘い。
無償の愛みたいなものを一応もっている人だったんだとわかる。
「私なんか生まれてこなきゃよかったのに」なんて軽く口にするもんじゃないと思った。
愛してくれてることに気がつくほど胸が痛むことはないね。
まだ悪性かはわからないけど、どうか何も問題がないことを今は祈るだけだ。