{D8C876C6-0BD7-478E-A418-DFBE105E96B6:01}


冬の三ヶ月を閉藏(へいぞう)という。万物が静かに閉じこもり、至る所で水が凍り地は裂ける、天の陽気は万物から遠ざかる。
冬の養生法:夜は早く寝て、朝はゆっくりと起き、日の出日没に沿って生活すべきである。また、体の陽気も深く貯蔵されているから、心身共に活発にならず、寒い刺激を避け、体を暖かく包んであげると良い。ましてや、運動などで発汗するなどは論外である。
腎の働きを助けるのは「鹹(塩味)」です。
摂りすぎは禁物ですが、適度な「鹹」は「腎」を刺激して津液の流れを助け、身体全体を活性化します。
精神養生
腎が蔵する「先天の気」と、呼吸や食物から作られる「後天の気」を結びつけて、精神力である「真気」を作りだす「丹田」の働きはとても重要です。「丹田」は腎を支える働きを持ち、心と身体の結び目なので、ここが安定すれば精神力を増すことができます。「丹田」を活発にするには、疲れたときは目を閉じて、肩の力を抜きながらゆっくりと腹式呼吸をします。そして、重要な事柄の決定は、「丹田」から発せられる自然の言葉に耳を傾けて任せるといいそうです。
生活養生
冬の時期は、できるだけ夜更かしや早起きをしすぎて厳しい寒さに体をさらすのを避けてください。また、房事過度も禁物です。昔の冬の生活スタイルは、ワラ仕事や針仕事などを冬場に行って体力の消耗を防いでいたと言います。運動するときは、陽気が盛んになる日中に、適度に身体を動かす程度が良いでしょう。また、暖房も暖かくしすぎると皮膚の表面を開きすぎて、反って「陽気」の発散を強めすぎてします。少し低めにして服の工夫で身体の熱を逃がさないようにしてください。