私は5年ほど前に、台湾に一年交換留学をしていました。
私は日本の大学で中国語を専攻していたのですが、
その中でも頑張って勉強し、成績が良い方だったので
一年間の留学でネイティブレベルになろうと意気込んでいました。

この「一年間」という長いようで短い期限があったので、
「1日も無駄にしたくない」
「せっかくだから毎日有意義に過ごしたい」と思っていました。

ですが。。。
台湾に渡ってみると、最初の数ヶ月はしんどいしんどい。。。笑
留学開始は9月だったのですが、
台湾はまだまだ夏真っ盛りで毎日40度近いし
湿気も半端ない。
(もはや生活するだけで労力を使うレベル)
日本では中国の中国語を学んでいたので
台湾の訛りが聞き取りにくくて
超初級レベルの文章でも何回も聞き直さないとわからない。
おまけに、上記の通りかなり意識高い系(笑)だった私は
「一度日本人の輪に入ってしまうとそこから抜け出せなくなりそう!」と考え、
日本人の友達を積極的に作らなかったため、
最初の数ヶ月はほぼぼっち。。。笑

いやー、憧れの留学生活とは程遠かったですよ笑

そんなこんなで最初の数ヶ月はほぼぼっちでしたので、
当然土日は予定がほとんどなかったです。
これがまた焦りを加速させていたんです。

いや、でもね。。。
日本にいても、何にも予定のない日って
たまにはあるじゃないですか?
特に親元離れてたり、今まで縁もゆかりもないところに住んでる方とか。
よほどバイタリティがある方は毎日予定入れるかもしれないですが、
あえて予定あけて、家でまったりしたりすることもありますよね?(きっとあるに違いないドヤ)
そういう時に息抜きしてるわけですよ。

留学は「旅行」ではなくて、
現地で「生活」するわけですから、
毎日エンジン全開でいられるわけがありません。
留学期間が長ければ長いほどそうです。
なので、留学にも息抜きは必要なんですよ。

確かに留学を有意義にさせるために、
現地で積極的に勉強したり、イベントに参加したりするたことは不可欠です。
でも、疲れた時やオーバーワークになりそうな時に
予定を入れずに休むことも同じくらい大事です。

ちなみに、あまりにも現地の言語だけを使っていても、
脳が疲れて勉強効率が悪くなってくるんですよ笑
最初の数ヶ月は暇人だった私も、
習い事(二胡)を始めたり、
留学先の大学のサークルに地道に通って友達を増やしたりするうちに、
留学後半はほぼ毎日中国語漬けになりました。
中国語漬けになってしばらくのうちは中国語の急速な伸びを感じたのですが
帰国前には一回聞いただけではなかなか聞き取れないことも多くなりました。
当時は、「あれ、中国語落ちたかな。。。」と思っていたんですが、
日本に帰国してしばらくして台湾の友達が日本に遊びに来た時は、
スムーズに聞き取れました。

どうやら外国語だけで生活していると、
ある程度までは脳が学習し続けるのですが、
それ以降はちょっと疲れてくるようです。
なので、外国暮らしを長期間続ける時は
たまには母語で話してリラックスすることも必要なんです。
外国語を使わない日があると焦るかもしれませんが、
それがかえっていい効果をもたらしたりするんです。

というわけで、留学中も健康第一ですから
休息も充分に取りつつ楽しんでくださいね!