1. "Power of Soul" 5:30
2. "Lover Man" 3:14
3. "Hear My Train A Comin'" 9:06
4. "Changes" 5:58
5. "Izabella" 3:29
6. "Machine Gun" 8:54
7. "Stop" 5:30
8. "Ezy Ryder" 5:55
9. "Bleeding Heart" 6:38
10. "Earth Blues" 6:24
11. "Burning Desire" 9:40
近年のジミ・ヘンドリックスの未発表音源の発売は目を見張るものがあります。これまでが酷すぎたということで相対的に評価が上がっているということでもありますが…
これも最高のリイシュー音源の一つ。エクスペリエンスを解散させてからの、バディ・マイルス、ビリー・コックスと組んで黒人トリオであるバンド・オブ・ジプシーの結成。そしてそのお披露目である大晦日&元旦2夜4回公演。
ただし完全収録ではなく、31日公演の2setでアンコールがオミットされているなど、現存する(ホントか?)すべての音源を収録した「Songs for Groovy Children: The Fillmore East Concerts」になります。
ジミ存命時にはオリジナル「Band of Gypsys」として、
1999年には2CDの「Live at the Fillmore East」
2016年には31日の1setが「Machine Gun: The Fillmore East First Show」
などなど小出しにされていました。兎にも角にも一瞬の命であったこの素晴らしいバンドの音がこれだけのボリュームで聴けるということは感謝しなければいけません。
初日のSet1です。
ファンクのR&Bとロックとを融合した全く新しいスタイルのジミ・ヘンドリックス。ほとんどが新曲で構成された攻めのセットリストです。初めて聴くフィルモアのオーディエンスたちは当時どのような感想を持ったのでしょう。ジミのギタープレイもエクスペリエンスの頃よりもアプローチを変え黒く沈み込むようなインプロビゼーションを展開しています。おそらくジミ得意のパフォーマンスも抑えていたのでは?緊張の中でも演奏に集中していたことが伺えますね。
白眉はやはり"Machine Gun"です。4度行われた同曲のパフォーマンスのうち、最も演奏時間は短めですが、濃密なプレイ。トリオでベトナムの戦地の情景を表現したこの曲の世界観がよく表れています。
バンド・オブ・ジプシーズのデビューは上々でしょう。
しかし、このライブを数時間後には軽く超えてくるのがジミ・ヘンドリックスの凄さなのであります。
