ブレットバーボンは香りが好きなのですが、多くは飲めません。喉にカァーっとくるからなんです。ところがこのブレットRYEは、喉にスルッと入り、ブレットバーボンの複雑でスモーキーな香りが広がります。
私の周りの酒屋では、ブレットバーボンは手に入りますが、RYEはアマゾンに頼るしかありません。大事に取ってあった一本のコルクを開けたら、もうRYEの虜になってました。今回、追加で二本注文しました。
ジムビームもライがあって美味しかったので、飲んでしまったんですよ。だから取って置きのブレットRYEを開けたのです。
私は、ラフロイグやアードベッグの様な臭い酒が好きです。この酒で発見したことがありました。誰もが持つ感覚なのかわかりません。私はお酒の飲む量は多くないです。代わりにある特定の好みのお酒だけその酒の育った場所のイメージがビジュアライズされるというおいしい能力を持っていたのです。これらは飲むとアイラ島の潮風や海藻、アイラモルトの育ってきた厳しい寒さが、ビジュアライズされるのです。
最近は、余市ばかり好んで飲んでいました。こちらもピートの香りというか、ヨードの臭さというか私好みの、北海道の余市の町の寒さと潮風がビジュアライズされる私にとって希少なお酒です。
その厳しくストイックなアイラモルト以外にもビジュアライズされる酒がありました。荒々しいアメリカ西部の開拓時代のアウトローがショットで飲むバーボン、ブレットバーボンがそうです。こいつは飲むと確かに私の中でそのシーンがビジュアライズされるのですが、三杯目で疲れてるんですよ。そこで飲んだのがブレットRYEです。荒々しくリッチな大地が香りと喉への刺激となるのですが、からだが拒むことなくスルッと入っていく感じ。三杯目以降も色んな空間を楽しめるウィスキーです。
それから、佐藤卓さんのクジラは潮を吹いていた。なんて読みながら飲んだら、もうたまらんです。
ブレットライ BULLEIT RYE リンク
ブレットバーボン BULLEIT BOURBON リンク
ニッカ余市 スーパーなら4800円くらいで買える場合があるけど
一応リンクは貼ります。
サントリー山崎 180mlx4本=720ml 容量で選ぶならこれ
だれもが好きなのに酒屋で買えない。バーだと12年しか飲めない。
私はこれで満足。値段も700ml買うより満足。
誰が買うのかこの余市 値段半端ないリンク
佐藤卓さんの本「クジラは潮を吹いていた。」のリンク
デザインもそうだけど、みんなで議論して作ったものに
才能を感じるものはない。それはなぜか?
齢を重ねると答えはわかるものですがそれは大人だから言わないかな。