子供の頃、肉がきらいだった。

肉は和牛で適度に霜降りの肉のこと。

脂がのってあまい旨味があるのだが
多くはたべることができない。

アメリカ人は牛肉500gぐらいぺろりとたいらげると
いうのが当時信じられなかったが
なんのことはない、ぼくだってアメリカの牛肉や、
オージービーフなら、たいらげることは容易い。

和牛はあまいしあぶらっこい。だからあまりたくさんたべられない。
脂っこくて気分がわるくなる。だから嫌い。
オージービーフは好き。たくさん食べられる。

ただただ、子供の頃、和牛を焼かれて
どうしてもっとたべることができないのと
親に責められたことを思い出すたび悲しくなる。

たべものを無理強いするのだけは
避けたい。